挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

382/729

382:おひざに誘われよう。

 流水で綺麗に洗われ脱衣場へ。
 なんか全員アリア様製のバスローブを羽織ってて、その中で自分だけ裸ってすごい落ち着かないな。
 最後に出てきたんだから仕方ないんだけどさ。

 それにシルクが手際よく拭いてくれるから、あんまり気にしてる暇もないし。
 お、ぴーちゃんも専用のやつを羽織ってる…… っていうかラキにも一応作ってあったのか。
 普通の布で無理矢理作ったらしく、厚みでもこもこしててちょっと可愛い。

 ……お姉ちゃんが指をぐにぐに直してるのは、着せようとしてまた殴られたのかな?
 痛くなかったとはいえ指を叩き折られてるんだから、流石に懲りようよ。


 ぱふぱふ拭かれて綺麗にされて、気付けばいつものガウンを着せられていた。
 いつの間にと言いたいところだけど、いつもの事だから気にしても仕方ない。

「さて。せっかく作ったから着てみたは良いが、あまり長居するのも悪いからな」

 コレットさんに髪を整えてもらっているアリア様が、こちらを見て口を開いた。
 あ、カトリーヌさんが横でドライヤー係やってる。

 ていうかがっつりお風呂まで入っておいてそれを言うのか。
 いや、別に迷惑って訳じゃないから良いんだけどさ。


「明日も白雪が居るのならば泊めてもらうのも良いかと思ったが」

「うーん、流石に明日は無理ですねぇ」

「うむ。それに居られたとしても、今はベッドが一つしか無いからな」

「ああ、確かに」

「雪ちゃんでっかいから、一緒に寝るのは狭いしねー」

「いやうん、まぁそれは否定できないけど」

 ていうかそれでも泊まるって言うなら、ベッドは譲って私が床にタオル敷いて寝るよ。
 お姫様に譲らずにベッドで堂々と寝る根性は、私には無い。



「おお、なるほど」

 ぽむ、と手を叩くアリア様。
 ……また私にとってろくでもない感じの事を思いついたな?

「白雪が大きいから狭い、と」

「はぁ」

 とりあえず生返事で返しておく。
 ていうか「確かにデカいな……」って目で見ないでくれませんかね?
 別にコンプレックスって訳じゃないから良いんだけどさ。


「ということは、我々が小さくなれば一緒に寝られるという訳だな」

「いやどういう訳ですか」

 すかさずツッコむ。
 何を言い出すかと思えば…… いや確かにそれなら狭くは無いだろうけどさ。

「あー、雪ちゃんがお人形を抱っこして寝るみたいな感じですか」

「うむ。もし押し潰されたとしても、この体であれば問題は無いしな」

「いやいやいや」

 それ潰された方に問題が無くても、私が起きた時にめっちゃビックリするんじゃないかな。
 もしそうなってたら大慌てで【妖精吐息】吹いて、必死で治しそうだよ。
 放っといても治るけど、私の事だからなんかすごい焦って治療する気がする。


「お人形抱っこして寝てる妖精さんって可愛いと思わない?」

「いや、まぁそうかもしれないけど」

 問題はそれが自分だって事なんだよ。
 見る側なら良いけどやる側は…… いやまぁそれは今更過ぎるけどさ。
 同じ事をシルク関係で何度も思って、まぁ仕方ないかって諦めてるし。


「ん? どうしたの?」

 なんかシルクに裾をクイっと引かれた。

「えーと…… そのぽんぽんしてるのは、ここで寝ると良いですよって事?」

 優しく微笑んでおひざをぽむぽむとしているシルクに確認してみる。
 あぁ、合ってたらしい。

「ふむ…… 確かに気持ち良さそうな寝床だな」

「はい。実に魅力的です」

 ……なんかアリア様だけかと思ったら、コレットさんも食いついた。
 さっき抱っこされてた時もぷにぷにしまくってたし、何故かコレットさんはシルクが凄く気に入ったらしいな。

 ていうかあんまりそうは見せない様にしてるってだけで、実は可愛い物に目が無い感じの人なのか。
 アリア様がソニアちゃんのにゃんこ触りに行く時も、何気に自分の分も猫じゃらし持ってたし。
 それに私の、というか【妖精】のイラスト看板とか書いちゃうくらいだしなぁ……


+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ