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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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378/679

378:そろそろ出よう。

「さて。そちらも一段落した様だし、そろそろ上がるとするか?」

「そうですねぇ」

 シルクのマッサージが仕上げに入ったのを見たアリア様から一言。
 特に問題も無いので、普通に同意しておくとしよう。

「ではこちらも」

「んあー……」

 それを聞いて仕上げに入ったらしいカトリーヌさんにぐにーっと肩に指を突っ込まれて、気持ちよさげな声を出すお姉ちゃん。
 飲まれても追い払ったりせずに素直に揉まれてるな。
 まぁ揉むこと自体は上手みたいだし、さっきのもツッコミみたいなものだったもんね。


「シルク、マッサージの礼に一杯どうだ?」

 おや、アリア様が私が出したカップで自分のお茶を汲み上げて、コレットさんを揉み終わったシルクに上げてる。
 笑顔で頷き受け取って、くいっと一息に飲み干して頭を下げるシルク。
 嬉しげな感情が流れてきてるし、美味しかったんだろうな。

「ああ、それは白雪に返しておいてくれるか?」

「お待ちください、シルク様。こちらもお召し上がりください」

 おや、コレットさんも上げるのか。
 シルクがこちらを見てきたので、貰っちゃいなさいと頷いておこう。

 小さなカップで一杯汲んで、こくりと飲んで頭を下げる。
 当然というかなんというか、コレットさんの方も美味しかったらしい。
 ていうか小っちゃい子なのにお砂糖要らないのね。
 少しくらいなら大丈夫ってだけかもしれないけど。



 シルクからカップを受け取って、スルッと吸い込み消しておく。
 あ、ちょっとだけマスカット風味。
 まぁ飲み干したって言ってもカップの表面に少し残ってただろうし、当然か。

「お、ここからどうするつもりなのだ?」

 シルクにお茶から引き上げられたアリア様が問いかけてる。
 やっぱりアリア様から順番なんだな。

「上がる前にお茶を洗い流してくれるんです。このままだと服に染みが出来ちゃうかもしれませんから」

「ああ、なるほど。確かに、普通の湯ではないからな」

 納得しながらシャワーに運ばれていくアリア様。
 とりあえず目と口は閉じておいた方が良いと思いますよ。
 子供じゃないし言うまでもないと思うけど。


 しゃわわーっとアリア様のお茶を洗い流して片手で抱き、反対の手で椅子を一つ持ってから脱衣場に連れて行く。
 着せるところまでセットで順番にって感じかな?
 まぁ洗い流してそのままってわけにも行かないか。

 あ、そうだ。

「ぴーちゃん、ラキ、こっちおいでー。私が流してあげよう」

「ぴっ」

 シルクだけで全員やってると時間がかかるのは同じだし、今度は私が手伝おう。
 ……シルクが帰ってきて見られたら、私がやるからーって奪われるかな?
 まぁ多分大丈夫だろうけど。

 でもやっぱり、私が自分を流すのは許してくれないんだろうな。
 いや、別に問題が有るわけじゃないから良いんだけどさ。
 多分今の内に自分でやっておいたとしても、悲し気な顔するだけだろうし。

 とは言えそれがかわいそうだから、あえてやらせてあげてるんだけどね。
 小っちゃい子の泣き顔なんてあんまり見たいものじゃないし。



 ラキを頭に乗せてきたぴーちゃんと一緒にシャワーに向かい、ぴーちゃんに断りを入れてから先にラキを拾い上げて流水ですすいでいく。
 こらこら、洗ってるんだから手の上ではしゃがないの。

「じゃ、ちょっとここに居てね」

 水で綺麗にしたラキを、お茶に濡れてない自分の頭に乗せておく。
 肩に乗せちゃうと、ラキの足にお茶がついちゃうからね。

「シルク様、こちらへどうぞ」

「あ、ごめん。一つしかないから一緒にやろうとしたら邪魔になっちゃうか。カトリーヌさん、ありがと」

「いえいえ。何事も助け合いですわ」

 ラキを洗っているうちにシルクが帰って来ていたらしく、コレットさんを抱き上げて近くに来てシャワーが空くのを待つつもりだったらしい。
 どうやらカトリーヌさんが再度シャワー代わりになってくれる様なので、ありがたく助けてもらうとしよう。


「じゃ、ぴーちゃん。洗ってあげるからこっちおいで」

「ぴゃーぃ」

 なんかはーいみたいな鳴き声で返事してきた。
 いや、別に良いんだけどさ。
 いまいちぴーちゃんの鳴き声のパターンが把握できないな。
 する意味も無いけど。

 あ、カトリーヌさんにドロップキックする時の声だけは判るわ。
 投げやりな「ていやー」って感じなやつ。

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