挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

310/678

310:武器を考えよう。

「うーん、それじゃダーツとか」

「そちらも使えますが、手投げの威力では毒矢などでないとあまり効果的では無いのでは?」

 呪術(ルミ)さんの提案をサクッと一蹴するおじさん。
 まぁそりゃそうだ。
 塗る毒の問題があるから量産しづらいしね。

「そんじゃジャベリンとかどうよ」

「似合わないのでダメです」

 ……お兄さんの提案をルミさんが即座に却下した。
 問題はそこなの?


「解らんでもないけど、おっさんに似合う遠距離用の武器っつったら後何よ?」

「はいはい! けんじゅー!」

「あんた、それは世界観的にどうなのよ」

 横から挙手して銃器を提案するお姉ちゃんに、アヤメさんがツッコミを入れる。
 うん、確かに。
 ……いや、でも体から散弾を発射するサイボーグが居たな……


「銃ですか。原型となるものは千年以上前に存在していた様ですし、簡素な物であればこの世界にあっても不思議ではないかと」

 ほー、知らなかった。
 まぁ極端な話、火薬と筒と弾さえあればできなくはないもんな。
 そこまで簡単な造りだと、いろいろ問題はあるだろうけど。

「へぇ、そうなんだ。でもこの世界じゃ魔法があるから、あまり発展しなさそうだな」

「いや、それを言ったら弓の立場が……」

「それもそうか。そもそも皆が強力な魔法を撃てるわけでも無いもんな」

 お姉ちゃんのツッコミに納得するアヤメさん。
 ていうかアヤメさんも獣人だから魔法苦手だよね?


「むしろ、魔法の技術と融合して別系統の進化を遂げているかもしれませんよ」

「まー火薬が無くても魔法で代用できるし、現実じゃ不可能な仕組みも作れそうだもんな」

「あ、そういや白雪が言ってた研究所って、そういうの研究してるんだっけ?」

「うん。銃は見てないけど、もしかしたら有るかも」

 ていうか多分銃って呼べるものは有るだろうな。
 結構いろんな腕が有ったし。


「研究所?」

「この近くにある塀に囲まれた敷地内にあるらしいですよ」

 お兄さんの問いにお姉ちゃんが答える。

「え、アレ入れんの? 俺、気になって行ってみたら門のところでやめとけって止められたんだけど」

「あー、紹介が要るのかな?」

「いやー、多分『危ないからふらふら入るのは』やめとけって事だと思うよ」

 用もないのに入っていったら、気分次第で何されるか判ったもんじゃないし。


「雪ちゃんが『危ないから入らない方が良いぞ』って言ってくれたんじゃないかって」

「え、何、あそこそんな危険なの?」

「まぁ少なくとも私は行きたくないかな」

 うん、気に入られちゃいそうだもんね。
 ていうか私とアリア様が脅かしてるから余計にそう思うんだろうけど。


「どんな物が有ったんですか?」

 おや、ルミさんが何やら興味津々な様子。
 見た目によらず、そういうの好きなのかな?
 いや見た目関係無いし、そもそもそれを言うならサバトン作るって言ってる時点で意外だけど。

「私が聞いたのはクロスボウを仕込んだ腕とか手の平から鉄杭が飛び出したりとか」

「おぉ……」

「あと胸に爆薬と鉄球を仕込んで、前方に範囲攻撃だっけ?」

「歩く対人地雷かよ……」

 アヤメさんの問いかけに頷く私と、ツッコむお兄さん。
 まぁアレはまだ威力に不満があるらしいけど。

「あと先がドリルになってる腕だっけか」

「やべぇ、それ見てぇ」

 うん、まぁ気持ちは解らなくもない。


「妖精さん、その研究所に興味が有るので、良ければ紹介してもらえませんか?」

「あ、はい。構いませんけど、安全は保障出来ませんよ?」

「『良いけど身の安全は保障出来ない』らしいです」

 正確には精神的にもだけど。
 主にジェイさんのせいで。


「ありがとうございます。それでも良いので、ぜひお願いします」

「では、私もお願いします。共に武器を検討する必要が有りますので」

 よろしく、とお辞儀するルミさんとおじさん。

「あ、俺も俺もー。まぁ興味本位だから危なくなったら逃げるけどな!」

 ……果たして逃げられるかな?
 まぁうん、そこは自己責任ってことで。



+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ