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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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308/727

308:褒められよう。

 さてさて、ラキとレティさんは仲良くやってるかなーって……
 なんかラキが四方を囲まれてるんだけど。

 いや、正確には囲まれて()か。
 既にレティさんとレティさんから見て右側の人の人形は倒されてるし。

 やっぱり頭が壊されたら負けってルールなんだな。
 胴体と両腕は問題無く残ってるのに、動かすのを止めてる。


「ラキちゃん凄いなー」

「おや、皆さんお揃いで。恥ずかしながら真っ先に落とされてしまいました」

「いやー、運が悪かったんじゃねーかな? レティさん、こいつらより全然上手いし」

「やっかましいわ。っつーか自分も含めやがれこの野郎」

 レティさんをフォローした右の人の台詞に、正面の人から文句が出た。
 文句は言うけど隙を見せたらやられるからなのか、視線はラキから離さないな。


「おーいもっと頑張れよー。ラキちゃんにしか札が入らないから、賭けが成立しねぇじゃねーか」

 私の糸を受け取ってない戦士組の人からヤジが飛ぶ。
 いや、なに外野でギャンブルやってんの。
 まぁただ眺めてても暇かもしれないけどさ。

「うっせー! お前ら接近戦は本職なんだから、この子の強さは良く解んだろーがってあぁっ!?」

 あ、正面の人がつい目を離して文句言ったら、即座に人形をふっ飛ばされた。
 油断には全く容赦がないなぁ。


「ん、あー、まぁな。もしラキちゃんが人間サイズだったら、少なくともタイマンじゃ勝てる気が全くしねーわ」

「タイマンっつーか、大きくなってもこの動きが維持できるならパーティー組んでても無理だわ。後ろが潰されるの、止めらんねぇもん」

「近接特化の前衛六人の方が、まだ望みがあるかしらね。それにしたって、上手く連携が取れなきゃ各個撃破されるだけだけど」

 外で敵と実際に戦ってた前衛の人達から、実力を絶賛されるラキ。
 まぁ今の場合は、人形との比率的に人間サイズじゃなくて【妖精】の半分って所だろうけどね。
 それでもこのパンチ力が大きさに比例したなら、そのサイズでも人間の頭が吹き飛ばせそうなのが怖い。

 うん、でも実際は【妖精】サイズどころか指先サイズだからなぁ。
 だからこそ、割とすぐ呼べるのにその強さが許されてるんだろうけど。


 あ、言ってる間に最後の一人も倒された。
 まぁ他の人の援護も無くなったら、余計に厳しいわな。

 なぜかわざわざ中央に戻って、勝利の舞を披露するラキ。
 それはやらなきゃいけない儀式か何かなのだろうか。
 いや、本人は楽しそうだしなんか可愛いから別に良いんだけどさ。



「よし、反省会だな」

「慣れてないから全然連携出来てなかったもんなぁ」

「ラキちゃん先生、指摘ビシバシ頼んますわー」

 ……あれ、そんな本気でやっちゃってる感じなの?
 いや、別に止めはしないけどさ。
 何をしようと、人に迷惑かけなきゃ個人の自由だし。

 でもこれ、ラキとレティさんは参加しなきゃだよね。
 内容もちょっと気にはなるけど……


「えーと、それじゃ先にぴーちゃん迎えに行ってくるよ」

「はい」

「あー、なんかごめんな。こっちの都合で手間かけさせちゃって」

「いえいえ、大丈夫ですよー」

 参加者の一人、正面に居た人に謝られたけど順番が変わるだけだから何も問題は無いので、気にしないでーと手を振りながら離れる。


「ぴーちゃんは何してんだ?」

「なんか【空間魔法】使いのおじさんに弟子入りしてたよ」

「あー、あの人か。渋くて恰好良いよな」

 うん、まぁ。
 執事とかバーテンとか似合いそう。

「おやおや、アヤメちゃんは年上好きですかにゃー?」

「いや、そういうのでは無いけど。ていうか何だそのキャラは」

「意味は無いよ。でもまぁ、確かにナイスミドルって感じだよね」

 うんうんと頷くお姉ちゃん。
 お、やってるやってる。

 ……なんか他の人もおじさんの周りでふむふむと熱心に聞いてる。
 おじさん、私が知らないだけで実は体術の凄い人だったりするんだろうか。


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