ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
ゲーム
世はまさにゲーム社会である。

ファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイ、プレイステーション、PSP、任天堂DS、Wii…今は一般人に認知されているであろう代表的なゲーム機のみを挙げたが実際はこの倍はあるだろう。

今の時代誰もが一度はゲームをしたことがあるだろう。

しかしどうだ?
冷静に考えると実に恐ろしいゲームばかりではないか。


『ボンバーマン』なんて人の形をした生物を爆弾で爆死させるだけのゲームではないか。


『スーパーマリオ』なんて亀を踏み潰して、あろうことか武器として使用し、亀の仲間にぶつけるのだ。
製作者は浦島太郎を読んだ時がないのか?

『マリオカート』なんて走行中の車に、ほぼ同じサイズの甲羅をぶつけたり、マグマが噴き出すコースの上を走ったりと、命がけのカーチェイスではないか。

戦争のゲーム等でも平気で人間を撃ち殺す。
今はオンラインゲーム等で実際に意思を持ってキャラを動かしている人間が現実世界のどこかにいるわけで、ゲーム中のキャラを撃ち殺すということは見ず知らずの他人を撃ち殺すのと大差ないと考えるのだ。



恐ろしい…狂気の沙汰だ…
イカれてるとしか言いようがない。


それを今の若者は何の疑問も持たずに、和気あいあいとゲームをプレイしているのだ。


イカれてる!
イカれ切ってやがる!



だがしかし、何も僕は現存する全てのゲームに対して難癖をつけようってわけじゃあない。

良いゲームだって確かに存在しているのだ。

今日はそれを紹介しようと思う。

それとはつまり恋愛シミュレーションゲームのことである!

人を殺したり、金銭を奪い合う真似をしたり、モンスターなる非現実的な生物が出てくるわけでもない。

人と人とが愛し合う、真に美しいストーリー展開が望めるゲームなのだ。


そんなわけで、僕は新たな恋愛シミュレーションゲームを大量に買い込んで、会社に有給休暇の届けを出し3日3晩やりこんだ。


正確にいうと排尿と排便以外の全ての行動をゲームに費やし、食事を摂らず、襲いくる睡魔を無視し、自室に引きこもりゲームをプレイし続けた。


薄暗い部屋の中でテレビの音声と僕の静かな笑い声だけが響いていた。

目は虚ろで、口元には笑みを浮かべている。
しばらく風呂に入っていなかったせいか体臭もひどい。
無精髭が生えて頬が青白くなっていた。


そんな僕を見て、部屋に入ってきた妹は言った。


薄ら笑いを浮かべ画面に釘付けになっている僕を指差し(心なしか手が震えていたように思う)僕以上に青冷めた表情で。



「…コイツ…イカれてやがる…」
評価
ポイントを選んで「評価する」ボタンを押してください。

▼この作品の書き方はどうでしたか?(文法・文章評価)
1pt 2pt 3pt 4pt 5pt
▼物語(ストーリー)はどうでしたか?満足しましたか?(ストーリー評価)
1pt 2pt 3pt 4pt 5pt
  ※評価するにはログインしてください。
ついったーで読了宣言!
ついったー
― 感想を書く ―
⇒感想一覧を見る
※感想を書く場合はログインしてください。
▼良い点
▼悪い点
▼一言

1項目の入力から送信できます。
感想を書く場合の注意事項を必ずお読みください。
+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。