ハヤテのごとく!〜作者の思いつきでマリアをツンデレにするマリアツンデレ化計画〜(8/12)PDFで表示縦書き表示RDF


ハヤテのごとく!〜作者の思いつきでマリアをツンデレにするマリアツンデレ化計画〜
作:Daisy Wig



Episode 8


 観終わった二人は、映画館から出て来た。
「あー面白かった」
「良かったね」
 ハヤタはつまらなさそうに言った。
「むっ、何だその顔は!?」
「実は僕、放映開始日に観てるんです。だから結末知ってて、観る気が無かった」
ガーンッ!──マリアはショックを受けた。
(駄目よ私!ハヤタさんを楽しませなくては!)
「そうだったのか。無駄な時間を過ごさせてすまなかったな」
「別に良いよ。暇だったし」
「否、駄目だ。よし、今日一日、私が楽しませてやろう」
 マリアはそう言うと、ハヤタの腕を掴み、駆け出した。そして着いた先は、とある遊園地。
「この遊園地のお化け屋敷、とても怖いそうだ。入ってみないか?」
 マリアはそう言いながら、ある妄想をした。それは、お化け屋敷で怖がってハヤタに抱きつく事である。
 ハヤタは悩んだ末、
「うーん、解った」
 と、チケット売り場に並んだ。
「ちょっと待てハヤタ、チケットなら私が二枚持ってるぞ」
 マリアはそう言ってチケットを二枚出した。
「マリアさん、何で持ってるんですか?」
「何と無くだ」
「何と無くって・・・」
「さ、入るぞ」
 マリアはハヤタの腕を掴み、入り口に向かった。


 入り口を抜けると、そこは三千院家より大きい敷地が左右前方に広がっており、土産屋や色んな乗り物が所狭しと設置してある。
「こっちだ」
 と、マリアはハヤタの腕を引っ張る。
「ちょっ、痛いって」
「あ、ごめん・・・」
 マリアは止まり、ハヤタの腕を放した。
「マリアさん、今日ちょっと変ですよ?何か企んでる?」
ギクッ!──マリアは焦った。
(駄目よ悟られちゃ)
「そ、そんな事無いぞ。私はただ、ハヤタと一緒に遊びたいだけなのだ」
「要するに、デートですか」
 その言葉にマリアはカアッと赤くなった。
「違うっ、そんなんじゃないぞ!」
「自爆した元メイドのマリア」
 マリアは天に向かって睨んだ。大方、天の声でも聞こえたのだろう。
「あの、マリアさん?そんな恐ろしい形相ぎょうそうで上向いてどうかしたんですか?」
 その問いにマリアは慌てて顔を元に戻し、
「私、恐ろしい顔だったか?」
 と、訊ねた。
「それはもう、とても恐ろしかったですよ。それはそうと、お化け屋敷入るんですよね?」
 ハヤタはそう言って、廃墟の様な建物を指差した。
 マリアはハヤタの指が差し示す先を見た。
「おお、これだ!ハヤタ、早速入るぞ」
 マリアはそう言って、ハヤタの腕を掴んでその建物へと入って行った。
 そして暫くすると、ハヤタの悲鳴が聞こえた。中では、ハヤタがマリアにしがみついて震えていた。
(ハヤタさんって、お化け嫌いなのかしら?)
「よしよし、私が付いているぞハヤタ」












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