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笑顔が愛おしくて ~ベトナム恋愛奮闘記~ 作者:KON
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出会い

今夜は日本人スタッフと一緒に僕の歓迎会ということで
とてもリッチなレストランに来ている。
ここは、ホーチミン市内の中心らしい・・
まだ、この街をよく知らない僕にとって、この街のネオンの明かりだけが妙にまぶしかった。

「どうだ、後藤、いいとこだろう。」

今日の初出勤で、いろんな意味で落ち込んでた僕のために
工場長たちが、この僕に気遣っての豪華なおもてなしだ。

宮廷料理店らしく、目をも楽しませてくれる料理が次々と運ばれてくる。

.....ん?.....この曲。
それは、ピアノの生演奏を聞きながらのディナーだ。

.....日本の曲?...す、すばるだよね、課長、、

「そうだよ、リクエストしたんだ。」


.....古!!?、あ、ご、ごめん、、いい曲だよね。

「せめて、密やかに この曲を聞いてよ~」


......!!?


「Xin chao! Mr,Hirazuka!」

・・・ミスター、ヒラズカ?!!?!?

課長の名前だぁ・・・

そこには可憐な民族衣装をまとった美女が課長に挨拶をしていた。

「後藤、紹介するよ、この店のオーナーのハンさんだ。」

「イラシャイマセ、ドウゾ、ユックリシテイテクダサイ。」

.....あ、ありがと..

どうやら課長のほか、みんながこの女性ハンさんを知ってるみたいだ。

みんな常連なのかな。
それに流暢な日本語、やっぱ、高級料理店は違うな・・・

そんなことを考えてるうちに次々と料理が運ばれてくる。

「それじゃ、ベトナムでの後藤君の歓迎と活躍を祝して、ベトナム語で!!」

「モッ、ハイ、バ、ヨ~!!、かんぱ~い」

課長が音頭をとり、みんなが僕にグラスを合わせた。
なんか、すごく照れくさい。

「あっ、きた、きた・・自慢の蟹スープ!!・・うまいんだぞ!」

そういうと、みんなが箸を持ち出した。


.....課長、ここの箸、妙に長いですね。

「そうか、ベトナムでは当たり前だぞ・・・慣れたら日本の箸が子供用に思えてくるさ。」


.....そうなの?

「どうだ?、、スープの味は??」


.....お、おいしいです。

ベトナム料理って、こんなに僕の口に合うんだ?・・・
昨晩の寮の飯とはまた違って、美味しい。

とにかく、運ばれてくる料理すべてが、美味しいのだ。
日本人の口にとても合うと言っていい。

「後藤、喜べ!」

.....なんすか、課長?


「この後、市内の街並みを見物したいだろ?」

.....ええ、そりゃ、、まぁ。


「今から、ハンさんの妹がホーチミンの街を案内してくれるそうだ。」

ハンさんの妹・・・

そうだ、さっきここに料理を運びに来た民族衣装を着たかわいい子だ。
夜はここでアルバイトをしていて昼は学校に通ってるって言ってた。

「これも、社会勉強のひとつだ、行ってこい!」

.....い、行って来いって、、、、僕一人で、、工場長、だって..まだ僕..、この街に来たばかりで..


「トゥイちゃんだったら、安心できるしな、、」

そういうと工場長は、僕にベトナム語の本を差し出した。

.....旅たび会話 ベトナム語!?

「これを持っていくと何かと会話が弾むぞ。」


.....うっそ~。

みんな、ここのベトナムビールが効いているんじゃないか・・・・・・・

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