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笑顔が愛おしくて ~ベトナム恋愛奮闘記~ 作者:KON
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僕とサイゴンの街~出発

「おはようございま~す!」

ここは、ロッテレジェントホテル・サイゴン。
僕たちが案内するツアー客が泊まっているホテルだ。

そこは以前、僕が利用していたミニホテルとは比較にならないほどに
最高級だ。

朝の太陽の光に照らされた広々としたロビー。
そのロビーから覗ける中庭のプールと素敵なレストラン。

少し場違いのような格好してきた僕は、そこで
ガイドのラムさんとツアー客とともに挨拶を交わした。
もちろん、本日は工場長に甘えてお休みをもらった。

「チョット、、マッテテ・・クダサイ、、、」
まだ一組、ツアー客の女性陣たちが来てないのだ。

.....ラムさん、8時集合って・・やっぱ早くない?


「ソンナコトナイデス・・ベトナムノヒト、アサハヤイデスネ。」

.....そうかな?


「ニホン・・ハジジダヨ、ゼイインシュウゴウッテ・・イウジャナイ?」

......はあ?
それを聞いていた高橋夫妻が笑っていた。

しばらくすると、エレベーターの方から・・

「すいませ~ん、遅くなりまして・・」
遅れた二人の女性がやっていた。


「シン・チャオ!!」
二人声を合わせて言うもんだから少し笑えた。

.....おはようございます。
僕たちみんなも、挨拶を交わした。


ラムさんが、僕の肩をたたいて・・・・

.....え?

僕が最初になんか言うの..
「そうだよ」、とラムさんの笑顔が答えていた。

.....あ、、そ、それじゃ・・みなさん、あらためて・・・シンチャオ!


「シンチャオ!」
この広いロビーに響き渡るようにみんなが声を合わせて言った。

.....ベトナムの挨拶の言葉で返してくれて、シン・カム・オン!


「はい!、ん?!?」

「シン・カム・オンってなんていうの?」

「アリガトウゴザイマス、イミデスネ。」
と、ラムさん。

そしてラムさんも、挨拶を交わした。
「ミナサン、サクバンハ、ヨク、ネムレマシタデスカ?、
バイク、オト、ネムレナイチガイマスカ?」

「飛行機の中、長い時間疲れて、よく眠れましたよ。」

「あ、あの~私たちも寝坊で待たせてしまったんじゃなくて、よく眠れたわ。」
遅れてきたツアー参加の女性人が言った。

「あまりにも、、ここの朝食のバイキングがおいしかったんで、
時間を忘れ食べまくってしまい・・・・・・すいません。」

.....定番のフォーを食べました?
と、僕は言った。


「はい、とてもおいしかったです。」

.....それは、よかった。


「そして、ね、ここのホテルのワッフルがあまりにもおいしいの!!」
そう言うと、朝食の写真を写したデジカメの液晶を通して見せてくれた。
そして・・おいしいと言うワッフルも、

以前、トゥイがハート型をしたワッフルを僕に差し出したことが頭によぎった。
その写真を見て、しばらく言葉に詰まった。

「ゴ、トウ、、サン!!」
ラムさんが僕の背中をまた軽くたたいた。

.....ご、ごめん、ちょっと、写真をみて思い出しちゃったことがあったので、

.....さて、朝食の余韻はここまでにして、
これから、ここホテルを出てホーチミンの市内観光に参ります。


「はい。」

.....今日、お越しの皆さんは、ベトナムは初めて?


「はい、初めてです。」

「そう、初めて・・!」

.....実際に僕もまだ、この地に2年弱しか滞在していないので、
ここにいるツアーの方たちとともに、新たな発見・勉強しにお伴させていただいてます。


「お伴!?」

.....そ、僕は、ここのツワーガイドじゃないんです。


「え?、そうなの?」

.....驚きました?、実は僕も少し驚いているですよ、この状況にね。

.....でも、ガイドのラムさんのお邪魔にならない程度に僕なりの分かる範囲で
皆さんのお手伝いが出来たらと思います、、
それにガイドの真似事も体験していますので、ね、ラムさん。


「ハイ。」

.....僕、日本人から見たベトナムとラムさんからみたこのベトナムを
是非比べて見るのもいいと思いますよ、そして、・・・・・・。


「ん?」

....実体験から、これだけは言わせてください。
日本を観光しているような気分で行動していると、スリやひったくりのいいカモにされます。


「え?わたし・・・」

.....そ、そのセカンドバッグ・・ね、
それに、さっき見せてくれた写真を撮ったカメラもね、、
気ををつけて持ち歩いてくださいね。


「このカメラ?」

......しっかり手に握っているか、首から前の方に掛けておいてくださいね。


「わたし・・使い捨てカメラなんですけども・・」
高橋さんの夫人がぼそっとつぶやいた。

.....えっ?


「えって、、、これもスリやひったくりの対象にされますかしら?」

.....い、いや、ある意味貴重なカメラです、、、


「現像できるかしら・・」

.....この街で、安く現像できるお店を知ってますから、後で紹介しますね。
そうすれば、帰りの機内でデジタルと違った良い思い出に浸かれると思います。


「こういう時・・シン、カム、オンって、言うんですよね。」

.....ホン・コー・ジー、どういたしましてです。
ということで、十分注意力を持ってこの観光を楽しみましょう!

......そして、今日一日の出来事、体験が
素晴らしい思い出のお土産になって持ち帰ることを望んでいます。

(^^)//゛゛゛パチパチ・・・

ガイドのラムさんが僕の挨拶に拍手で答えた。

すると・・


""ハ(^ー^*)パチパチ♪


ツアーの方たちもそれにならんで僕にエールを送ってくれた。
広いロビーに響き渡る拍手の音が少し照れくさかったが、
ラムさんがこのツワーに誘ってくれた好意に少し気分が晴れたようだった。

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