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笑顔が愛おしくて ~ベトナム恋愛奮闘記~ 作者:KON
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いざ、戦場へ

会社に向かうバンの車中から見る風景は僕を圧倒させた。

これがベトナム・・・ホーチミン。

道路を埋め尽くす無数のバイクの群れ、やっと走ってるような年代物の車、
黄色や赤、白といった様々な色違いのタクシー、そして路肩に並ぶ屋台。

「後藤、もうすぐ右に見えるのが旧大統領官邸・・・そこから先はホーチミン市内だ。」
工場長が、ガイドよろしくといったように説明してくれている。

.....あれ?、課長! こっちに向かって手を振ってる女性がいるよ。
それはまるで月光仮面のようにサングラスにマスクをした女性がバイクに乗って手を振っていた。


「あれはうちの総務の女の子?・・・そう、そうだ、あのドリームⅡは、総務の子・・・・」

.....ドリームⅡ?.....あれもホンダのカブですか?


「かっこいいカブだろ!・・日本では販売されていないけど、
ここの人たちにとってはまさしくドリームなバイクらしいぞ。」

....それでドリームⅡって言うんだ。


「そ、さらにその上のグレードがドリームジャンボっていうんだ!」

.....ほんとなんすか?


「ドリームジャンボだけに当たったら大事だぞ!!」

.....ほ、ほんとなんすっか?
車の車内には自然と笑みがこぼれていた。

そうしてるうちに、僕らを乗せたバンは
市内を抜けサイゴン川を渡り工業地区へと向かい始めていた。


・・・・・タントアン工業地区。

工業地区に入るには料金所のようなゲートを通らなければならない。
さらに、ここから先を通るには通行身分カードを持ってなければならないらしい。

さっき手を振ってた総務の女の子も係員にカードを見せていた。
この先からは今まであれほど走っていたバイクも少なく、
大きな外国の企業が閑散と建ち並んでいる。

僕らを乗せて走っていたバンの運転手も気持ちよさそうに、
ここから先へはアクセルを踏みこんでスピードを上げだした。

「後藤、もうすぐだぞ!・・・ほら、あの派手な色の工場を左に曲がるとすぐそこが、わが戦場の場だ!」

そうだ、まさしくここが僕にとっての、これから始まる戦場の場でもあった。

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