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笑顔が愛おしくて ~ベトナム恋愛奮闘記~ 作者:KON
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グット・モーニング・ベトナム

ぶるるる・・・・・・・・と、
けたたましいバイクの音で目がさめる。

昨日の夜にはそれほど気にもしていなかったのに・・

部屋のベランダから外に出てみると、
朝も早くから無数のバイクが通りの道を途切れることなく走っていた。
ほとんどが日本でも見かけるようなホンダのカブだ。

朝早くのバイクの群れに圧巻!

日本でも朝早くにこの音を聞くことはある。
新聞配達のバイクだ。
しかし、ここベトナムでは日本のように一台や二台ではないのだ。

「Good Morning !!・・・ Mr,Gotou !」
ベランダの下のほうに目を向けると、昨日紹介されたお手伝いの子がほうきを持って叫んでいた。
朝早くから、中庭の掃除をしているのだ。

感心だなぁ~
それに、ちゃんと僕の名前を覚えている。

少しうれしかった。

「breakfast、、OK!!」
朝食の用意ができているよみたいなことを手を振り伝えていた。

.....グット、モーニング、アイム、カミング!

通じたかな?...ちょっと照れくさかった、、
ところで彼女なんていう名前だっけ?

昨日、夕食を食べた一階にあるキッチンには
ボリュームのあるハムエッグとパンが並べられていた。

.....おはようございま-す。

「後藤、昨日はよく眠れたか?」

.....はい、工場長。


「ベトナムに着いたばかりで、翌日から出勤ってのもハードかな?」

.....いえ、仕事で来たんですから。


「そうだな、遊びにベトナムに来たんじゃないんだからな。」

そう言うと、工場長が、課長たちの顔を眺めた。

何かあるのかな?

朝食を済ませるとすぐに部屋に戻り、会社の作業服に着替え、
寮の中庭に止まっている送迎のトヨタのバンに乗り込んだ。

もちろん運転手はベトナム人で、うちの会社の社員だ。
ここから僕らが働く工場までは車で20分はかかるらしい。

乗り込んだバンの外には、屈託のない笑顔でお手伝いの子が両手を振って見送っていた。

グット・モーニング、ベトナム!

僕らを乗せたバンはバイクの群れの中に埋もれていくように走り出した。

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