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笑顔が愛おしくて ~ベトナム恋愛奮闘記~ 作者:KON
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旅ドキ ホーチミン5日間の旅

一時帰国からここホーチミンに戻って、早一月半・・・・・

日本は今、ゴールデンウィークだというのに、
ここベトナムには、そんなゴールデンな連休はなく、
言葉の大きな壁にぶつかりながら奮闘する日々が続く。

そんな日々を過ごす僕はというと、

ホーチミン市内の好立地な場所にある
「ルネッサンス・リバーサイド・ホテル」のロビーにいる。

なぜかって?

今日、ここホーチミン市に日本からの客人が来るからである。

誰かって?

・・・・・

ベトナム語で言えば、 Toi khong hieu. わからない。

誰が来るかも知らずに待たされているのだ。
何だって、相変わらず強引な課長に頼まれてきたのだから・・・・・・・

「今日、日本から私の友人がやってくるから、
宿泊するホテルに行ってディナーを案内してやってくれないか?」

.....なんで?、、課長は、、行かないの?


「ちょっ、ちょっとな・・今夜は・・」

.....例のママさんですか?


「誕生日でな、悪いな、、」

.....そうだっけ?、、、なんかこないだ寮で会ったときも誕生日って、、、


「まっ、まぁ、、、、そういうことだから、頼んだぞ・・」

.....そ、そういうことって!!、、相手(客人)の顔も知らないのに、、


「向こう(客人)が後藤を知っているよ。」

.....そ、それって、どういうこと?


「行けば分かるってことだよ、ルネッサンス・リバーサイド・・知ってるか?」

.....サイゴン川沿いの高級ホテル?


「そ、そう、、こないだ会社の視察に来てたお客が宿泊したリバーサイド・ホテルの近くだよ。」

.....タクシーでリバーサイド・ホテルって行き先を言って、ルネッサンス・リバーサイドへ行ってしまった場所でしょ。


「そ、そこだ。」



ルネッサンス・リバーサイド・ホテル―

サイゴン川に面したところにある高級ホテル。
雑貨店が肩を並べるドンコイ通りに近く、食事や買い物するのに恵まれた好立地な高級ホテルだ。

.....6時か~

ここ(ルネッサンス・リバーサイド)に、5時半に来て、
かれこれ30分も待っているのである。

成田発の直行便で、ホーチミン(タンソンニャット国際空港)に午後4時に到着しているから、
送迎のバスが来てもいい頃である。

.....ん?

ちょっことロビーがあわただしくなった。

ホテルのロービーのガラスの外から送迎バスが見えたのである。
ガイドさんの手のもと、重いスーツケースを持って観光客がぞろぞろバスから降りてきた。

ゴールデンウィークを利用してのホーチミン観光かな?
しかも、この時期ゴールデンウイークの観光旅行ってリッチだな。

しかし、降りてくる観光客に僕が知っている人なんて見あたる気配がない。

ほんとに僕を知っている客人ってこのバスに乗ってんのかな?
なんたって、バスから降りて聞こえてくる観光客の会話の言語に聞き覚えがない。

さては、課長に騙されたかな・・・・・・・・

「マー君・・・」

.....ん?


「マー君!」

マー君、・・聞き慣れた僕の呼び名だ。


「こっち、こっちだよ。」

....え。 (・_・ ) ( ・_・) キョロ キョロ

その声は、僕の背後から聞こえたのである。

あ.....

そして、
ホテルのロビーを見渡せる二階の渡り廊下には、

な、なんで・・・・・・


そこには、


日本の彼女の姿があった。


「その人たちのバスの中に、知り合いが乗っているの?」
と、いじわるな口調で彼女が言った。

そのバスで降りてきた観光客たちは、同じアジア人でも・・日本人ではない、
たぶん、台湾か、韓国の人たちだろう。

「こんにちは!」

彼女の横にいる女性が挨拶した。
彼女の親友、ユリちゃんだ。

て、ことは・・・・・・

課長の友人って、
友達と一緒に観光に来た日本の彼女!

もう、ホテルに着いてたんだ。

「来ちゃったよ!」

................................!!

階段から下りてきた彼女を目の当たりにして、、

夢じゃない。

.....な、なんで!!!??、、、何にも連絡がないじゃない!!?


「驚いた?」

.....驚くも何も、........こっちに戻ってから、電話もメールもくれないし!!?


「ごめんね。」

.....べ、べつに謝らなくても、、


「マー君が日本に一時帰国してたときには、ここに来るツアーの予約は入ってたんだ。」

.....え!、、そうなの?


「ANAのハローツワー5日間の旅。」

......は?


「それより、お腹空いちゃった!」

...........。


「どこかおいしい所、連れて行ってくれるんでしょ?・・・ねぇ?・・・・・・」


その彼女の表情は、一ヶ月半前に日本で見せていた笑顔と違う・・・・・

彼女の自然体な笑顔が、

出会った頃の笑顔が、

そこにあった。

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