挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
笑顔が愛おしくて ~ベトナム恋愛奮闘記~ 作者:KON
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

33/73

ダムセンに羽ばたこうとする蝶

ここは、ダムセンパーク。
ホーチミンから一番近いアミューズメントパークだ。

「ネェ、ハヤク・・・ハヤク・・・」

トゥイがパーク内の池の周りを、早足で駆け出した。

どうやら、少し元気を取り戻したらしい。

氷の祭典を見た後、
少し歩いたところでしゃがみ込んでしまったときには、どうなるかと思ったけど・・

パーク内にある動物園の猿や鳥、水族館の魚たち・・

そして、たくさんの植物の中で舞い踊る蝶たちが、
彼女に元気を与えてくれたのだろう。

「アノハナ、ナニノハナ、シッテマスカ?」
パーク内の中央にある池の方を指さして、トゥイは言った。

.....蓮の花、だよね。


「ソウデスネ、ヨクワカッタ、デス。」

.....ベトナムの国花、この国で暮らしているのに知らないなんで、
ハスかしい、、


「イマ、ナニイイマシタ、ニホンゴシッカリ、ハナシテクダサイネ。」

そういうとそそくさにトゥイは、歩き出した。

.....ディー・ダウ?(どこへ・・?)

「ミテ、ミテ・・・キレイ・・・」

彼女の目線の向こうパーク内にある岩山には、
これから羽ばたこうとするかのような真っ白い蝶・・・・・

いや、ウエディングドレスをまとった花嫁と花婿が留まっていた。

「・・・キレイデスネ。」

僕の目の前には、まさに夢見る乙女のような表情をしている
ふつうの女のトゥイがいた。

そのトゥイの瞳に映るっているのは、
真っ白いウエディングドレスの花嫁・・そして・凛々しい姿の花婿。


ここダムセンパークでは、結婚を迎える人たちの撮影記念場にもなっている。
また、近くでカメラマンが二人の未来を導くようなすてきな表情を撮っていた。

それは周囲の目線を気にするようなものではない。

僕からみると、とても照れるようなポーズや表情を自然と、
このパーク内で撮っているのである。

もし、日本のディズニーランドを舞台に一般客と混じって
結婚の記念撮影が許されるのなら・・・・・・

ある意味、ミッキーやドナルドよりも注目されるだろう。

「ネェ、ワタシタチ・・オナジバショデ・・トリマスカ・・」

.....えっ?

「シャシン・・・トル、イイデスカ、」

まさか、あの岩山に立って新婚さんと同じようなポーズ写真を撮るってこと、、、

躊躇している間に、僕の横にはカメラをぶら下げたおじさんが立っていた。
パーク内で写真を撮って商売にしているカメラマン?だ。

「イイデスネ?」

結局、一緒に写真を撮るはめになったのだ。
やっぱ、なんたって・・・ここでの選択権はトゥイにある。

「OK?・・・・・No,No・・Yes,OK!」

岩山から見下ろす下には、カメラマンが大きな声で、僕たちにポーズの指示をしていた。

あ~・・恥ずかしい。
気のせいか彼女が僕に少し寄り添ってきた。
きっと、カメラマンの指示で・・もっと寄り添って・・と、でも言っているのだ。

「アノ・・カメラマン・・オモシロイ・・デスネ。」

.........................................σ(--#)

そのときカメラマンの声とともに・・・

「後藤くん!」

岩山の下から、見覚えある二人が目に入ったのである。

.....あっ!

ガシャ☆

シャッターを切る音・・いままでにない最高の一枚(表情)になった。


そして・・・・・・
そこには、前にボーリング場で楽しんでいた部長と・・あの時の彼女?がいたのであった。

+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ