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笑顔が愛おしくて ~ベトナム恋愛奮闘記~ 作者:KON
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二つのデートの誘い

「Will you be free next Sunday? 」(今度の日曜日は空いてますか?)

.....why?

「Would you like to go for Dam Sen?」(ダムセンに行きませんか?)

.....Dam Sen?

ダムセン・・・ダムセン・パーク。

ホーチミンから一番近いアミューズメントパークだ。
昼休みに総務の子達が、僕を誘いに来たのである。

.....Thank you. .....but another schedule.

断るしかなかった。

タムさんと仲良くなるほど、なぜか後ろめたさを感じるのである。
なんせ最近、北沢さんが飲みに誘ってくれない・・・・・・

僕が寮を出て、ホテル住まいってこともあるのだけれど、
ぶっちゃけ口に出しては言えないが、どう見たって北沢さんは、
タムさんに好意を持っている。

それに、日曜日はトゥイとのベトナム語レッスンがあるし・・・・・
(本当に、熱心に教えてくれるのでトゥイとの約束を断るわけにはいかないのである。)

...........Xin loi. (ごめんね。)


そして日曜日-

ホテルの朝食を済ませ、
誰もいないプールバーでバーテンのお兄さんと二人、
ビリヤードを楽しんでいると・・・

「Mr,Gotou, there is a phone call for you・・・」

.....電話?

ホテルのレセプションの子が僕に電話がきていると言っている。

.....Alo^! (もしもし)


「なにが、アローだよ、おれだよ!、起きてたか!」

.....か、課長!、今、何時だと思っているんですか?、さすがに起きてますよ!!


「ちょっと、すぐに寮に来られるか・・・・ガチャ☆」

.....な、何なんだよ、いきなり切っちゃって!
なんかやらかしたかぁ~

・・・・・・・・

.....Please call a taxi!!!

僕は、レセプションの子にすぐにタクシーを呼んでもらって、寮へと向かった。
なんせ、タクシーで10分とかからない距離なのである。

寮に着くと・・・・・・・
呼び鈴を鳴らすまもなくドアが開いた。

「お、後藤、待ってたんだぞ。」

.....なんすか?..いきなり電話切れちゃって!!

そういうと課長が耳元でつぶやいた。


「わるいな、それよか工場長の相手してくれや、また朝からなんか料理を作ってるから・・・」

....はぁ。


「我輩は、外にバイタク(バイクタクシー)を待たせてあるから撤退する!」

....か、課長?


「あ、そ、そう、寮にいるのは工場長だけだよ、後のみんなは出かけちゃっているからね。」

................。
、、なんなんだよである。

キッチンでは、工場長がひとり料理の下準備で奮闘していた。

.....工場長。


「おっ、後藤!・・・ちょうどいいとこに来たな。」

....なんか大仕事ですね。


「そうか?・・なら手伝え・・・この生地を・・・・・」

.....これって、そばを作ってるんですか?


「あ、た、り、、あれ?、そういえば課長はどこ行った?」

.....さぁ~


「ま、いいか・・そういえばさっき、後藤に電話があったぞ。」

.....日本からですか?


「トゥイちゃんだよ・・・ずいぶん日本語うまくなったな・・・電話で話していて感心したよ。」

.....僕と違って、頭いい子ですから。


「言わなくても、分かっとる」

.....そうですね。


「それよか、公園へ行くのを誘いたいみたいだったぞ。」

.....公園?


「なんでもそこで、氷の祭典をやっているらしいよ・・・ダムセンパークって言ってたな。」

.....ダ、ダムセンパーク!


「知ってるのか?」

.....ちょっと。


「こっちに来るように答えてやったぞ。」

................!!


「ついでにトゥイちゃんに、わしの作る日本そばとベトナムのフォー、
どっちがうまいかを食べ比べてもらおうと思ってな。」

................!?

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