挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
笑顔が愛おしくて ~ベトナム恋愛奮闘記~ 作者:KON
3/73

異国の香り

ついに、海外長期赴任。

それもベトナムって.....?!!

日本に彼女を残すって、、どうなの?


そして-------------------

いま、飛行機は成田国際空港を離陸・・・・・

ビジネスクラスにいるベトナムと思われる民族衣装をまとった
スチュワーデスを遠目ではじめてみた。

エコノミーの僕にはその赤い民族衣装がとてもまぶしかった。

6時間程のフライトの旅。

機内では好きな洋画の上映もなかなか落着いて見ることができず、
成田で買ったガイドブックの「出入国のガイド」のページを
何度も何度も、見ていた。
だって、海外は、ツワーで行った香港以来5年ぶりである。


「すみません、ボールペンを持っていたら貸してもらいませんか?」と、
隣の席の男性が話し掛けてきた。

.....はい、いいですよ。


「ベトナムは観光ですか?」

.....いいえ、仕事なんです。


「それは大変ですね。 でも、羨ましい。
私はベトナムに友人がいてね、今回で3度目の観光ですよ。」

.....3度目。


「ホーチミンで一泊したあと、ニャチャンまで行くつもりです。」

.....ニャチャン?


「ベトナムで、ダナンと競うほどのリゾート地ですよ、海もきれいで食べ物もおいしいんですよ。」

.....そうですか。
と、言うしかなかった。

それからは隣席の男性が、僕のガイドブックを手に取り観光名所を語ってくれた。
どうやらベトナムという国には、それだけの魅力を感じる国らしい。

今の僕にはとても理解できないんだけどね。

そうしているうち・・・・・・・
いつのまにか窓の外は暗く、機内のアナウンスが、
まもなくベトナム(タン・ソン・ニャット空港)に着くのを告げていた。

ベトナム現地時間、天気・・・
さらに前面のスクリーンにはベトナム・ホーチミンが映像で紹介され始める。

その映像が終わろとする頃・・・・・
機内の窓に、ベトナムの街の明かりがちらほら見え始めた。

・・・・・ベトナム。

ついに、ここまでやって来たんだぁ~・・

ため息まじりの小さな言葉が出た。


-----タン・ソン・ニャット空港-----

荷物を持って飛行機のハッチを出ると独特の空気が僕を包み込んだ。

アジアの香り、まさにその熱気が感じられるように・・・
そして、ここから入国するまでがとても長く感じられた。

やっと税関を通過すると、この便に乗ってきた人たちの出迎えの群れの多さに圧倒!!
人、人、人・・・・深夜にもかかわらず!!

まるで芸能人でもなったように多くの目線を感じながら歩きだすと、

「タクシー?、タクシー?」と、

タクシーのチケット販売らしい人たちが、
空港を出てキョロキョロしている僕に、声のシャワーを浴びせられるように降りかかってきた。
どうやらお客を捕まえようとしてるらしい。
日本のタクシーはただ、お客を待っている一方なので文化の違いにまず驚いた。

そんな中、見覚えのある顔が僕の名前を叫んでいた。

「おーい!、後藤!、後藤!、こっちだ、こっち!」

・・・・・日本では直属の上司であった課長だ。
半年前にここベトナム(ホーチミン)に来ていて、
工場立ち上げに関わっている。

.....こんにちは。

「おっ!・・よく来たな、後藤!!」

そう、ここはベトナム。

ほんとに来てしまったのであった。

+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ