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笑顔が愛おしくて ~ベトナム恋愛奮闘記~ 作者:KON
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君に贈るウルルン体験 ~出会い~

皆さんは学校の授業って、1時間がとても長く感じられませんか?
学園生活って、なんかすごく長く、社会人になったいまも一番記憶に残りますよね。

それなのに卒業して働き出すと、どうして時間が過ぎ去るのが早いんだろう・・・・・
記憶も残らない。

こんなにもゆったりと時が流れている
ここベトナムでさえも・・・・

なんたって、ここベトナムのサイゴンに来て、
はや、もう三ヶ月が経とうとしているんだよ。

一人でホーチミン市内の街を歩いていても、
物売りやシクロにもしつこく声をかけられなくなったし、

なじみの店員や住民には、笑顔で挨拶を交わし会っている。

休みの日は毎週こうして、意味もなく、
ホーチミン市内をぶらぶらしているので、
少し、この街に僕が溶け込んできたのかもしれない。

そして今日、日曜日ー

昼にチョロン近くにある高級ホテル(エクアトリアルホテル)にて、
日本料理が20ドルで食べ放題ということで、お寿司に天ぷら・・・・・おしるこまで、

とにかく腹いっぱい、ギャル曽根なみに一人で食べた帰り・・・・・・
サイゴンの町へ戻ってこうして午後の三時まで時間をつぶしているのである。

午後の三時・・・・・・

それは、市民劇場そばのコンチネンタルホテル前で、トゥイちゃんと待ち合わせをしているのだ。

そう、休みには・・
いつ日か、歓迎会で知り合ったトゥイちゃんと、
カフェで日本語とベトナム語を、教えあっている約束事が続いているからだ。

僕のベトナム語の先生でもある。

そして、彼女(トゥイにとっては、僕が日本語の先生なのです。

時計を見ると・・・・・・

もう三時になるなぁ~

けっこう、ベトナムの人は時間にルーズなのだ。
彼女トゥイもその部類に、入ると思われる。

平気で1、2時間は遅れることがある・・・・・・

でも、彼女トゥイの顔を見ると許してしまう。
いや、僕がこの街で待っている時間も楽しんでいるからだろう・・

当然、コンチネンタルホテル前には行き交うバイクの群れと、
赤いサイゴンタクシー以外、目に入らないのである。


しばらく、そこでボーっとしてたたずんでる僕に・・・・

「あの~すいません・・・・・・・」

.....ん?

一人の日本の若い女性が話しかけてきた。

「日本の方ですよね?」

.....え、は、はい・・そうです。

やっぱ、自分は典型的な日本顔してるんだろうか?


「そうですよね?・・よかった!」

その若い女性の不安げな顔が一変して安堵の顔に変わった。
そして・・手にはガイドブック「地球の歩き方」が目に入る。

「あの~・・・」

僕は、その女性が話しかけようとするのを遮るように、

.....観光ですか?.....お一人?・・・・

と尋ねた。

「はい!」

若い女性が一人で海外に・・いや、このホーチミンに来るなんて、
すこし、驚いた。

「あの~今夜チェックアウトして日本に戻るのですが、
これから残りの時間を過ごすのに、いい場所って知りませんか?」

.....いい場所?

「はい。」

・・・・・・・・・・・

「ありませんかねぇ~?」

僕は、彼女が手に持っているガイドブックを指さして・・

.....そこ(ガイドブック)に、載っている場所は行かれたんですよね。

「はい。」

.....う~ん、

しばらく考えて・・
.....ごめん、僕もここ(ベトナム)に来て日が浅いもんで。


「そうなんですか?」

.....長く、ここ(ベトナム)に、駐在しているように見えましたか?


「さっき、物売りの子供たちやバイクのお兄さんと親しく話していたから・・・」

.....そんな風に見えました?


「違いますか?」

正直、からかわれてただけ・・とも言えず・・

....あっ!
その時だった・・

「・・・Mr、Gotou!!」

彼女トゥイがこちらに向かってくるのが見えたのである。

.....アロゥー!.....こっち、こっち!


「・・・・!!?!?」

日本からやってきた女性は不思議そうに僕らを見ていた。


.....ミス、トゥイ.....ベリィ、ベリィ、レイトだよ。

「Xin loi・・・・・」(ごめんなさい・・)

僕は、トゥイちゃんに、
こちらにいる知り会ったばかりの日本の女性を紹介した。

「コンニチワ、ワタシナマエ、トゥイ・・ト、イイマス。」

少しキョトンとした感じで
「トゥイ・・トゥイさんですか・・」

「ハイ!」

「え?・・・日本語・・・うまいですね。」

同然、僕が教えたんだもん・・・と、心の中でつぶやく。

「シンチャオ、マイネーイムズ、ミカ・・・・・」

「ミカサン・・・ハジメマシテデス。」

「こちらこそ、はじめまして。」

そういえば、僕はまだ、
みかさんっていう名前すら聞いてなかった・・

.....Thuy、、,.....Em ay la.........

僕はトゥイに彼女が今夜、日本に帰ることと、
それまでの時間・・どこか、
いい見学場所がこの近く(ホーチミン)にあるか教えてあげるよう説明した。

「Xin cho mot chut.」(ちょっと待ってて)

.....ちょっと待っててね、だって。

そう言うとトゥイは来た道を走り出した。


「とてもかわいい子ですね。」

僕は心の中で・・
まずかったかな・・・なんて思った。

どう見ても、怪しい関係に見えるよなぁ~

彼女(日本から来た女性)からしてみれば・・僕とトゥイとの関係、
どう、理解しているんだろう・・

しばらくすると、トゥイがバイクに乗ってやってきた。

「ミカ、サ~ン!!」
トゥイがバイクの後部座席をたたいていた。

.....ミカさんでしたっけ、.....彼女がバイクの後ろに乗りなって言ってるよ。

「えっ・・・・・」

.....やっぱ、怖いよね?


「いや、乗っていいんですか?」

.....えっ、あ...いいと思います!!
調子抜けであった。


「感激です。・・・一度、このホーチミンで乗ってみたかったから・・・・」

.....はぁ。

今の若い女性は、度胸があるんだなぁと思った。

.....じゃ、僕はここで待っていようかな。

すると、トゥイが彼女に何か話しかけていた。


「ねぇ、彼女が一緒に乗りなって言ってますよ。」と、ミカさんが言った。

.....はぁ?まさか、三人乗り!!


「怖いですか?・・・・・」

............................!!
怖いっていう問題じゃなかった。

トゥイが・・
「It will go together」(行きましょう)

....三人は無理だって!


「やっぱ、怖いのですか・・・」

怖いというより、女性二人の中に男性の僕が一緒に乗ること次第が

恥ずかしい!!

さらに大人三人乗りはベトナムのサイゴンでさえ、今は禁じられてるぞ。

確かに、ここベトナムでは・・
一台のバイク(カブ)に4.5人、乗っているのをよく見かける。

そのほとんどが子供たちを乗せた親たちだ!!
そのバイク(カブ)に乗せる子供たちに定員などないのだ。

どう考えても、子供じゃない僕が乗れば公安の目にとまるよ~~~

もちろん、僕はタクシーで彼女の後を着いて行くことにした。
タクシーに乗り込む前に彼女(日本から来た女性)が、・・・・・

「ねぇ~どこへ連れて行ってくれるのかしら?」

こっちが聞きたいよ~である。

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