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笑顔が愛おしくて ~ベトナム恋愛奮闘記~ 作者:KON
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ガールフレンド

やべぇ~もうこんな時間だよ・・・!

僕の腕時計は深夜の12時を回っていた。

数時間ちょっとのドライブだったと、思ってたが・・
あっという間に時間ときを忘れて、
ベトナムの街に抱かれているような錯覚にさえ思えたほど、
心地よかったのだ。

「Good night...Mr,Gotou。」

まだ、市内の明かりと彼女の香りの余韻が残る中、
僕はホン・ハーの寮の前に立っていた。
わざわざ、寮のところまで送ってくれたのだ。

寮の門のブザーを鳴らし、ウオッチマン(深夜だけの門番)が小さな窓から僕を確認すると、
にやけた顔をしながら門を開け、中に入れてくれた。

・・・別にやましいことなんてしてないぞ!!

中に入ると応接室でテレビを見ながら酒を飲んでいる工場長が目に入った。
僕を心配して、早くに戻って起きて待っていたのかもしれない。

.....すいません工場長、遅くなりました。


「おかえり、ひとりでタクシーに乗って帰ってこられたか。」

.....いえ、彼女がここまで送ってくれました。


「そうか、・・・・・一杯飲むか?」

.....はい、いただきます。
そこには・・すこし、ピリッとしている緊迫感があった。

とりあえず、工場長のご機嫌を損なわないように一杯いただかないと・・

......もう、皆さんは戻って寝てるんですよね?

「まただ、・・・ったく!・・ここは日本じゃないんだから自覚をもって行動しないとなっ!」

.....す、すみません!!


「ん?」

.....え?


「後藤じゃなく、ほかのメンバーに言ってるんだ!!」

.....はぁ・・・・・?

・・・・・ってことは、本当にまだみんな戻ってないんだ!!


「わしはもう、寝るが・・あと、ここの電気とかよろしくな。」

.....はい!


.....あっ、工場長、今夜はどうもすいませんでした。

「ん・・トゥイちゃんはどうだ?・・・いい子だろ・・・」
ビールの缶やらを片付けながら工場長が穏やかな口調で言った。


.....彼女、トゥイって言う名前なんですか?

「なんだ、、名前も聞いてないのか?」

.....はい。


「また会いたいか?」

.....会いたいです。
正直な気持ちだった。

「そうか、・・・きっと、いいガールフレンドになると思う・・・
一緒にいるうちに、自然とベトナム語も覚えていってしまうぞ。」

そうかもしれない・・・・・

「そういえば、日本のガールフレンドからも電話があったぞ。」

.....えっ!

工場長は、そう言うと、すぐさま自分の部屋へと戻っていった。

僕は一瞬にして夢から覚めたような衝動に駆られたのだった。

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