中学一年生の夏
「今日古閑と一緒にバイク乗りに行くばってんカズも行くや〜?」
兄ちゃんに言われたこの一言。ここから不良と呼ばれる学生時代が始まった。
当時13歳中学一年生のオレ<カズ>と中学二年生の兄ちゃん<伸二>が夕方学校から帰り
夕飯を家族で食べ勉強部屋と言っている二人の共同部屋での会話
「ばってん、バイクなんかどけ(どこに)あっとや古閑君バイクなんかもっとらんどが〜」
ひとさし指を口にあてながら伸二は小声で「なかけんまずとっとた(ないからまず盗るんだ)」「盗るって言うたっちゃたい、そぎゃん簡単にとれんどがって(とれないだろう)」「古閑は、今まででん盗った事あっけんでくっとって」「そぎゃん簡単に盗れんど〜」「盗るっとって古閑はいいよったとばい」「そぎゃんこつ言うたっちゃまず、どぎゃんやって行くとや?母ちゃん達になんて言うてから出て行くとや?簡単には出してくれんごた〜」伸二更に小声で「だけんた〜母ちゃん達が寝ちかった〜こそっと窓から出て行ったらよかた〜」何も言わず考えるオレ・・・当時は先の事なんか何も考えてなかった。その時さえ楽しければ^^そう考えてもやはり怒られたりするのは嫌やった。しかし兄貴は一人でも行くと言って決意してるみたいなので止める言葉の一つもなかった。それよりオレ自身行きたい気持ちと盗みをする罪悪感、親が寝た後にこっそり出て行くので見つかった時に怒られる自分等色んな気持ちを考えたら迷ってしまっていた。 |