「この橋、渡るべからず」
そういう看板が立っていた。
一休さんと新右衛門さんは腕を組んで悩んでいた。
「ど、どうするでござるか。一休さん」
「どうするもクソもオレはこの橋を渡らないといけないんだよ」
そうなのだ。一休さんはこの橋の向こうにあるソープランドに用があるのだ。
「ええい。構ってられるか」
新右衛門さんが渡りかけた。
すると、橋の向こうから大砲の弾が飛んできた。
どおおおおおおおおおおん。
「ひいい」
新右衛門さんはあわてて走って戻った。
「や、やばいでござるよぅ。一休さぁん。あいつらマジでござるよ」
「くそっ。忌々しい」
一休さんは得意のトンチで何とかしようと考えた。
しかし、頭ん中、ソープ嬢の春子ちゃんの裸でいっぱいだったので、どうにもあかんかった。
「ちきしょう。ちきしょう」
「い、一休さぁん」
新右衛門さんは泣きそうである。新右衛門さんもソープランドに用があるのだ。
ついに新右衛門さんは川に飛び込んだ。泳いで渡るつもりらしい。
ばばばばばばばばばばば。
今度はマシンガンで撃ってきやがった。
「ひ、ひいいい」
新右衛門さんはまたもやあわてて泳いで帰ってきた。
「い、一休さぁん。あいつら手ごわいスよぉ」
「ちっ」
ついに一休さんは道端に座禅をし、瞑想し始めた。
ぽっく、ぽっく、ぽっく、ぽっく。
何かいいトンチは、何かいいトンチは。
考えれば考えるほど春子ちゃんのボインが頭ん中で揺れる。
新右衛門は次は棒高跳びで渡ってやろうと竿を持ってきた。
「きえええええええええええええい」
ばばばばばばばばばばばば。
「ひえええ」
川に突いた竿をマシンガンで撃たれた。川に落っこちた。
あわてて泳いで戻ってきた。
「へーっくしょん。へーっくしょん。い、一休さぁん。このままじゃソープランド閉まってしまうでござるよぅ。へーっくしょん」
一休さんは立ち上がった。
「よし。こうなったら」
一休さんは橋の真ん中を歩き始めた。
「あ。いかん。一休さん。そんな堂々と。撃たれてしまうでござるよ!」
新右衛門さんはハラハラドキドキ。
でも、渡れた。
「ど、どういうことでござるか?」
後ろにいたおっちゃんが腕を組んで感心していた。
「へええ。さすがは一休さんだ。端を渡ってはいけないと言われたから真ん中を渡ったんだ」
「ほうほう。なるほどお」
新右衛門さんもすっかり感心して、マネして橋の真ん中を歩き始めた。
ばばばばばばばばばばばば。
「うぎゃあああああああああ」
パクリはダメらしい。 |