第07話:現れた湖の主〜チョウチンアンコウとは、英語で言うとangler fish
その後も風月達は洞窟を進んでいた。
一向に出口は見つからないが、その代わりに面白い発見があった。
たくさん宝物が見つかるのだ。
もしかしたら、昔の金持ちが死ぬ間際に自分の財産をこの洞窟に隠したのではないのだろうか?という疑問が浮かぶ。
何にせよ、進まなければ道は開けない。
そんなワケで、風月達は探検を続けているのだ。
咲夜
「たくさん宝が見つかるな〜。」
美希
「本当ね。それに敵キャラ?みたいなものもたくさん出て来たし・・・」
そう、見つかるのは宝物だけではない。
洞窟内には、いわゆるRPG系ゲームに付き物であるモンスターも数多く潜んでいたのだ。
風月達は最初、宝を隠した人物がこの洞窟内に放ったのではないかと思っていたが、どうもちがうらしい。
宝箱から手に入れたモンスター図鑑によると、このモンスター達は元からこの洞窟に住んでいたのだとの事。
もしかしたら、宝を隠した人物や後にこの洞窟に落ちた人達はこのモンスター達の犠牲になったのではないかと予想できる。
美希
「このまま脱出できなかったら・・・いずれ私達も洞窟のモンスターの犠牲になるわね。」
風月
「美希さん、不吉な事言わないでくださいよぉ!!」
風月は泣きながら叫んだ。
咲夜
「それにしても・・・この図鑑の最初に書かれてる『ザコ兵』って・・・名前のままやな・・・」
美希
「まぁ、強いのも割といるけどな。」
そう、何も弱いモンスターだけではないのだ。
小さな兵隊やらミミズやらハチやら・・・
ついさっき会った花等は、ラブリーフラワーの少し大きくなったようなバージョンで、危うく風月達はそのメガラブリーに食べられそうになったのだ。
まぁ、実際風月達はその花の舌でグルグル巻きにされ、1度ペロリと飲み込まれてしまったのだが。
体内から電流を流して花をシビレさせなかったら、今頃風月達は花のエサになっていただろう。
それを考えると、結構この洞窟は怖いと言える。
咲夜
「とりあえず、早うこの洞窟を脱出する手段を見つけなな・・・」
美希
「そうだな。毎回あんな花に飲み込まれていたのでは、命がいくつあっても足りん。」
風月
「そうですね・・・ん?」
風月達は、少し広くなった湖のような場所に出た。
咲夜
「こんなトコに湖もあるとはな。」
美希
「泳いで渡るか?なぜか宝箱から水着セットを手に入れたし・・・」
風月
「あ、2人共見てください!あそこに宝箱がありますよ!」
咲夜
「おぉ、ホンマや!それに、今までの宝箱より少し大きいで!」
美希
「もしかしたら、洞窟を脱出する手段が書かれているかも・・・」
風月
「取りに行きましょう!」
風月達は走り出したが、その宝箱を何かの舌が捕まえた。
そのまま宝箱は引っ張られ消える。
宝箱が消えたのは、湖から現れた巨大な魚が宝箱を飲んだせいだった。
咲夜
「な、何やあれは!?」
風月
「アンコウですね、チョウチンアンコウ!」
美希
「だが、アンコウにしてはやけに大きくないか?」
そんな事を話していると、突然アンコウがしゃべり始めた。
『オマエ達、何者だ?』
風月・咲夜・美希
「キャ〜ッ!!?」
『誰だと聞いている。』
風月
「えっと、私達、この洞窟に落っこちちゃいまして・・・」
『そういう事か。よくわかった。ならば・・・』
風月・咲夜・美希
「な、ならば・・・?」
『湖の主である、このワシのエサになれぇ!!!』
風月・咲夜・美希
「キャ〜ッ!!!」
美少女3人娘・・・
やっぱり大ピンチ!!? |