第04話:美少女3人娘の大ピンチ〜危機状態とは、英語で言うとemergency
しばらく洞窟内を進んでいた風月達だったが、先頭の風月が突然ピタリと止まったため、咲夜と美希は止まりきれずにぶつかった。
ドカドカ!!
咲夜
「うわっ!!」
美希
「キャッ!!」
咲夜
「何やねんな、いきなり止まりおってからに〜・・・」
美希
「一体何なの?」
風月
「2人共、見てください・・・」
風月が指差した先を見て、咲夜と美希は絶句した。
3人の目線の先には、見た事もない世界が広がっていたからだ。
美希
「な、何なんだこれは・・・これが本当にあの落とし穴からつながる場所か!?」
美希は激しく驚いている。
それよりも驚いているのは風月だった。
目が点になっている。
一方咲夜は、あまり驚いていないようだ。
風月
「あの・・・どうして咲夜さんは驚かないんですか?」
もっともな疑問である。
咲夜
「ああ、その事か・・・実はウチな、これとよう似たゲームをナギん家でやった事があるんや。」
風月
「それって、何てタイトルですか?」
咲夜
「ん?『星のカービィSuperDX』や。」
美希
「なぜ『SuperDX』の部分が英語なんだ?確かそこはカタカナ表記だったと思うのだが・・・」
咲夜
「細かい事は気にすんな。」
風月
「とりあえず、奥に進みましょう。奥に進めば脱出の手がかりが見つかると思います。」
咲夜
「そやな。」
美希
「行くか。」
しばらく進んでいた風月達は、大きな宝箱が置いてあるのを見つけた。
美希
「あら、宝箱があるわよ。」
咲夜
「ホンマにカービィの『洞窟大作戦』みたいやな・・・まぁ、ナギの家でやったヤツは激しく難しかったけどな・・・」
風月
「そんなに難しいんですか?」
咲夜
「そやねん・・・最弱モンスターのハズのワドルディが火ィ吹くし、能力盗んで逃げるハズのタックが真正面から体当たりしてくるし・・・明らかにウイングを使わな越えられへん場所があるし、何でかポケモンのルカリオがおったりするし・・・」
ちなみに咲夜がやるカービィは、ナギが任天堂に頼んで特別にNINTENDO GAMECUBE版のカービィを作らせた物で、2007年バージョンであった。
そのため、本来出ない者もモンスターとして出たりするので、難しさは特注品である。
風月
「あの・・・美希さん・・・」
美希
「ん?」
風月
「『ぶっちゃけありえな〜い』って突っ込んだら負けなのでしょうか?」
美希
「多分ね。」
風月
「・・・とりあえず、宝箱を開けましょう。」
そう言って、風月は宝箱を開ける。
中には地図らしき物が入っていた。
風月
「この洞窟の地図みたいです。」
咲夜
「ホゥ・・・これで進みやすくなったなぁ。」
美希
「そうね。」
そんな事を言いながら歩いていると、大きな花が咲いていた。
美希
「わ〜、大きな花ね〜。」
美希は花に近づいていく。
咲夜
「アカン!それはラブリーフラワーいうて、人食い花なんや!!」
途中で宝箱から手に入れたモンスター図鑑を見ながら咲夜が叫んだ。
美希
「え?」
次の瞬間、美希は花に食いつかれた。
ガバァ!!
美希
「キャ〜ッ!!」
パクン!!
美希は花から足だけが出ている状態で、ジタバタ暴れている。
風月
「咲夜さん!早く助けないと・・・このままじゃ美希さん、飲み込まれちゃいますよ!!」
咲夜
「もう飲み込まれかけてるけどな・・・」
そう言いながら、咲夜はハリセンを取り出した。
咲夜
「くらえ、人食い花ぁ!!」
ドカッ!!
咲夜はラブリーフラワーを殴る。
しかし、衝撃で口が少し開いただけであり、ラブリーフラワーは飲み込みやすくなったと言わんばかりにあっという間に美希をペロリと飲み込んでしまった。
ゴクン!!
風月
「何やってるんですか、咲夜さ〜ん!!」
咲夜
「し、しもたぁ〜!美希さんが食べられた〜!!」
ペロリン。
美希を飲み込んだラブリーフラワーは、咲夜と風月の方を向いた。
クルッ・・・
咲夜・風月
「ゲッ・・・」
美少女3人娘・・・
大ピンチ!? |