第12話:見えざる敵の襲撃〜透明とは、英語で言うとinvisible
バトラスモニター(モニター画面の怪物の事です)を倒した風月達は、カギを開けて奥へと進んでいた。
咲夜
「それにしてもスゴいな、風月ちゃん!あんな技持ってるなんて・・・」
美希
「あれは何という技なのだ?」
風月
「えっと・・・『シン』の術なんですよ。私達エスパーは超能力の力が円熟期・・・レベルでいうと12か13くらいでしょうか?に達すると『シン』の術を覚えるんです。私は4つの季節の術を使うので属性は『虹』なので、虹の英語名『レインボー』から『ボ』を取って『シボン』となるんですよ。」
咲夜
「フ〜ン・・・ほな、色によってちゃうんか?」
風月
「はい。私の友達の中には紫と金の属性の子もいますから。それより、ここから先はかなり手強いのが出て来ると予想されます。」
美希
「ああ、そうだな。気を引き締めて行こう。」
咲夜
「そやな。」
風月達が通り過ぎた後、天井に目が浮かび上がった。
『ケケケ、今のがバトラスモニターを倒した娘達か・・・なかなかやるじゃん。私の力であの3人全員とやり合うのは少々不利か・・・ならば、いつも通りのあの作戦で行こうかな。そうと決まれば、早速3人を尾行だ♪』
そう言うと、謎の影は再び姿を消した。
風月達は、洞窟の中を進んでいた。
後ろから尾行されている事にも気づかずに。
しばらくして、広い場所に出た。
そこには、巨大な塔がそびえ立っていた。
美希
「毎回思うのだが・・・何で洞窟の中にこういうのが立っているんだ?」
風月
「突っ込んだら負けだと思いますよ、美希さん。先を急ぎましょう。」
美希
「そうだな。急ごう。」
風月と美希は走り出したが、咲夜が少し出遅れた。
咲夜
「あ、待ってや!」
咲夜も急ごうとしたが、その時右足の動きが止まった。
咲夜
「キャッ!!な、何や?」
咲夜は恐る恐る振り返る。
咲夜
「え・・・キャ、キャアアアア!!」
咲夜は悲鳴を上げた。
風月と美希は塔の中に入ったが、咲夜がいない事に気づいた。
風月
「あれ?咲夜さんは?」
美希
「そういえばいないな・・・どこに行ったんだ?」
『(ケッケッケッ・・・まずは1人・・・)』
謎の影のそばには、気絶している咲夜の姿があった。
風月と美希は、塔の中を進んでいた。
風月
「だいぶ進んで来ましたが、これから先何が出て来るかわかりません。慎重に行きましょう。」
美希
「そうだな。消えた咲夜ちゃんも探さなくちゃいけないし・・・」
風月
「私、ちょっと考え事します。」
美希
「ああ。」
風月
「ウ〜ム・・・」
風月が考え事をしてい時、美希は後ろを振り返っていた。
美希
「(咲夜ちゃんは一体どこに行ってしまったんだ・・・?)ん?」
声のした方を見ると、後ろの壁から何かが手招きしているようだった。
美希
「咲夜ちゃん?」
美希は無防備にも、手招きしている方へと行ってしまった。
美希
「咲夜ちゃん、何してたんだ!私も風月ちゃんも心配して・・・え!?」
美希の目の前にいたのは、先ほど咲夜を襲った謎の影だった。
美希
「あ・・・あ・・・キャ〜ッ!!!」
風月
「!!」
風月が悲鳴のした方を向くと、美希が手を出して助けを求めていた。
美希は倒れ込んでいる。
風月
「み、美希さん!?」
美希
「ふ、風月ちゃん・・・た、助け・・・キャアッ!!」
美希はズルズルと引きずり込まれていった。
風月
「み、美希さん!!待ちなさ〜いっ!!」
風月は美希が消えた場所へと走って行った。 |