目を静かに開ける。
「もう夜か……星が広がって、散らばって……。この一面、他には何もないな」
右手を夜空に向け突き出す。
「一番光ってるあの星、あとどれくらい近づけば届くかな」
無駄ってことはわかってる。今まで嫌なことがあり過ぎて逃げたくなった。
「ははっ泣きそうだ……」
どうも上手くいかない。世の中こんなもんなんだろう。
「どうすればいいんだ……」
俺がどう足掻こうと恐らくこの先は、多分……。
「ま……勝手に時間は流れるもんな」
風が冷たい。
「今まで……」
やり直したい……でもこの現状で進むしかない。
「あきらめ。だな」
何ができないか。何を知らないか。
「精一杯探すか」
……未来が見えて来ない。
「ってんなもん見たってしゃーない」
目を瞑る。
「……馬鹿やったな。いろいろ」
方向転換。
「だな」
幼い記憶が蘇る。
「あの子、どうしてるかな」
……関係ないか。
「過去がどうだろうとも」
未来に満足するには……
「生きるしかないってか」
最低条件。
「間違いない」
世間がどう動こうとも関係ない
「うまくやるさ」
いいもんだけもらって行こう
「悪くない。突っ切ってやる」
今からでも十分、間に合う
「そうさ。届かせてやる」
時間は常、同じに過ぎる……
「俺が何をしようともな」
やりたい事が山ほどある。
「そして今から増え続けるんだ」
じゃあ今がもったいない。
「んじゃ帰るか!」
そう、目指すべき場所へ。
「明日はまた不幸だろうとも、な」
うまくやってやるさ。絶対。
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