零話
春。
新学期や新生活等、新婚を除けば心機一転出来る季節。
ここはとある県の好芒市。その市内の専門学生共同寮(各部屋に風呂トイレ完備)の一室に二人の男女がいた。
「デート・ア・ライブの最新刊読んだっけ?」
「んにゃ、まだ三巻読み途中」
最初に声を書けたのは本作の第一主人公の遠山 慶輔。この春から男子専門学生となった獅子座生まれの青年。
それに答えたのは同じく第二主人公の綾嶺 香秧。同じくこの春から女子専門学生となった山羊座生まれの少女。
この二人の共通点。それは、幼馴染みで趣味が読書(といっても、乱読するていどではあるが)。
慶輔「………」
香秧「………」
そして二人の欠点が、読み始めたら最後、無言で長くて三時間は読みつづける程であることなのだ。
これから始まる今作は、筆者がこれまで読んだ小説を慶輔と香秧の台詞でレビューをしようとする小説である。物語でもあるので、軽いコメディ、微エロ、そして不自然な効果音など様々な演出が出ます。
そして注意事項がいくつか存在する。
一つ あくまで筆者がこれまでに読んだ小説をレビューするのであって、リクエストにお答えすることは出来ない
二つ 筆者の読んだ小説のレビュー回では筆者の観点でレビューするので、嫌悪感を抱くかもしれないので、ご了承願いたい
そして三つ 以上を踏まえた上で今作をお楽しみいただきますようよろしくお願い申し上げます。そしてがんばります