グッモーニン アメリカ
気配の無さが寂しくて、まぶたを開ける
まだどこか暗い家の中、四角く切り取られた光が彼の顔を照らす
何見てるの? と声をかける事なく、背中から静かに張り付く
それを邪険にする事も無く、彼はそのまま静かに私の体重を受け止める
彼の体温を感じ、彼の鼓動を感じ、一緒にその光の情報を眺める
区切りが付いて、彼が低い声で呟いて身体が振動。うん、そうだね
当ててたとちょっとイタズラぽく笑ったら、知ってたよと、頭を撫でてくれる
本当いい男と冗談めかして口を尖らせたら、お前もいい女だよとハグされる
ひとしきり味わってから、珈琲を沸かそう。太陽と一緒に熱い香りを入れましょう
今日もあなたと迎える幸せに乾杯を