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恋愛物

グッモーニン アメリカ

気配の無さが寂しくて、まぶたを開ける


まだどこか暗い家の中、四角く切り取られた光が彼の顔を照らす


何見てるの? と声をかける事なく、背中から静かに張り付く


それを邪険にする事も無く、彼はそのまま静かに私の体重を受け止める


彼の体温を感じ、彼の鼓動を感じ、一緒にその光の情報を眺める


区切りが付いて、彼が低い声で呟いて身体が振動。うん、そうだね


当ててたとちょっとイタズラぽく笑ったら、知ってたよと、頭を撫でてくれる


本当いい男と冗談めかして口を尖らせたら、お前もいい女だよとハグされる


ひとしきり味わってから、珈琲を沸かそう。太陽と一緒に熱い香りを入れましょう


今日もあなたと迎える幸せに乾杯を



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― 新着の感想 ―
[良い点]  四百字詰め原稿用紙一枚分にも満たない文章量の中、必要最低限の描写だけで、きっちりと物語の世界が出来上がっているのが、まず凄いと思いました。そして、物の名前を出すことなく、状況と状態の描写…
[一言] コーヒーのそれとともに、大人な恋愛の香りを感じます。 チッ…リア充が…… 爆発落ちを期待してしまった自分を哀れに思いながら、とりあえずコーヒーを買ってきます。 最後に…… 主さんはコーヒー…
2015/11/18 13:23 退会済み
管理
[良い点] 日本人にはきっと出来ないし、似合わないおしゃれな会話。20代には出せない色気を二人共から感じる。 [一言] 高いコーヒーのCMだ!
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