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ソウルマスターKAZUKI
作:マルミツ



第9章:お誘い







「本物も偽物もない、ね……」

「どしたの? いきなり妙なこと言い出して」

「気にすんな。ちょいと過去に浸ってたのさ」

 時雨町のほぼ中心にあるゲームセンター内の一角、そこに和輝と新城兄弟の姿はあった。ジュースを片手に、千円札を崩した小銭でゲームを楽しむごく普通の高校生らしい情景である。普通でないのは、和輝の心の内にある秘め事だけである。

「それにしてもよかったわけ? お姉さんを放っておいて。無理に付き合ってくれなくてもよかったんだよ?」

「いいんだよべつに。俺もちょうど気晴らしにゲーセン行きたいと思ってたし、四六時中あんなブラコンシスターといたら気が持たねえ」

「贅沢な愚痴だね。あんな美人なお姉さんなのに」

「そういうのは第三者だからこそ言える言葉だっつの。それよりお前……何してんだ?」

 和輝が視線を向けた先には、スロット台の一つに居座り店員の目を盗んでごちゃごちゃいじっている雄哉の姿がある。彼は和輝の問いになんでもなさそうに軽く答えた。

「んー。スロットで当たりが出やすいように改良をね……」

「……お前、その内警察に突き出されるぞ」

 呆れて肩をすくめる和輝である。そんな彼の隣で格闘ゲームに熱中して無意味に技名とか叫んでいるバカは新城武谷以外にいるはずがなく、その派手さと達人的テクニックで人々を引きつけていた。

「うぉおおおくらえ必殺! 紅蓮飛翔連撃!」

 必殺の名に恥じない威力を見せつけ敵をKO。これで挑戦者を十人連続で粉砕している。スポーツしか取り得のない男の隠された才能である。何にしても、社会に出てなんの役にも立たない才能であるが。

「おい武谷。ちょっと中断できるか? 話したいことがあるんだけど」

「あん? んなの後だ後。俺は今最高に燃えている状態なんだ! このまま十五人抜きで自己ベスト更新してやらあ!」

 ダメだこりゃ、と和輝は肩をすくめた。何せ武谷は小遣いの大半をゲーセンに費やすれっきとしたゲーマーなのである。マジになった彼を止めるのは難しい。

「ったく。先生みたいな意見を聞こうと思ってたのによ……」

 和輝は溜息をつく。二人に付き合ってここに来たのは、確かに気分転換もあるが、それとなく意見を聞きたかったというのが大半の理由である。

 どうにもスケールがデカイ話である。何せ地球規模の問題だ。簡単に決断できるものではない。だからこそいろんな人達の話を通して考えようとしているのに、これでは話にならない。

 雄哉に相談するという案は即却下である。和輝は半ば確信している。あいつのことだ、妙なこと口走ったら俺のプロフィールにあることないこと書き加えかねない。それだけはごめんだ。

 仕方ないので和輝は武谷を誰か負かしてくれるのを待つことにした。が、武谷の腕がいいのか、ここにいる連中がへたくそなのかは知らないが、全然負ける気配がなかった。このままでは十五人抜きしても負けるまで永遠に戦い続けそうな感じだ。

「しゃあない。裏技使うか」

 意を決して和輝は武谷の死角に立つ。元々ゲームにのめり込んでいる相手なので気づかれることはまずない。ニヤリと笑い人差し指を構える。

「神代流裏奥義! 緊急コマンド発動!」

「ああっ! 必殺技が勝手に発動しやがったっ!」

 説明しよう。緊急コマンドとは、このゲームに搭載されている特殊コマンドで、技ゲージが溜まっていなくとも必殺技を放つことができる便利コマンドだ。ただし、使用した後は多大な隙ができるため、敵に確実にトドメを刺せる時に使うのがセオリーである。

 とまあそういうわけで、なんにもないところで必殺技を発動したためもちろん相手にダメージはなく、無駄に隙を作っただけに終わりその間に武谷のキャラは十連コンボを決められて敗北した。

「ぐぁああああああああああっ!! 和輝貴様ァ! どういうつもりだこの野郎!!」

「いやーなに。ちょっとばかり俺の指が勝手に動いてコマンドを押してしまっただけさ。そう落ち込むなよ。次があるだろ?」

「ねえよ! 今のが最後の百円だったんだぞ貴様! どうしてくれる!?」

「まあまあ。一回ぐらいなら俺がおごってやるから、とにかく落ち着け。そして俺の話を聞け」

「へっ! この俺様が百円ごときで買収されると思ってんのか?」

「じゃあその差し出した手のひらはなんだ?」

「貰えるもん貰っといて損はねえだろ?」

「ケチくせえ奴だなお前は……」

 相談する相手を間違えたか? と一瞬思ったが、こいつ以外に気兼ねなくこんな話を出来る奴が他に思い浮かばないので、しょうがないと思いつつ尋ねてみる。

「お前さ、もし自分が世界を救う英雄になれたとしたら、どうする?」

「ああ? なんだそれ? ガキの頃の夢の話か?」

「まあ、そんなもんかな。お前、子供の頃はそういうのに憧れてたのか?」

「どうだったっけかなー。特撮モノのヒーローがカッコいいとか思ってた時期はあったけどなあ」

「お前、そんな存在になりたいと思ったか?」

「そりゃ、ガキの頃は夢見てそう思ってた頃もあったさ。そんなもんだろ? ガキなんてさ」

「じゃあ、もしだ。もしお前が、冗談抜きでそういう存在になることができるとしたら?」

「拒否権使うべ」

 あっさりと武谷は言い切った。

「それって要するに現実的にヒーローになるってことだろ? そんなのやだね俺は。だってヒーローになっちまったら敵と戦わなきゃいけねーんだぜ? ボッロボロになるまでさ。しかもそういうのってさ、大抵の場合自分の正体は明かしちゃいけないとかそんなんだろ? 理不尽じゃんか。こちとら必死こいて世界守ってんのに誰も礼言いに来てくれねーんだぜ。そんな無償のボランティア活動俺ぁごめんだね。他の奴に譲るべ」

「……そっか……」

「あ、でもよ」

 どこまでも自分に正直な意見を言う武谷は、ニカッと笑って言葉を紡いだ。

「誰かを助けたときに感じられる満足感って奴を、いっぺん味わってみてえよなぁ」

「……そだな」

 和輝も笑い返し、百円玉を武谷に押し付けて立ち上がった。

「悪い。俺そろそろ帰るわ。帰りに買い物してかなきゃなんねーし」

「うーっす。んじゃまた明日なー」

「明日は日曜だっての」

「あ、そだっけ?」

「まあ、俺も人のこと言えねえけどな」

 じゃな、と手を振って、和輝はうるさいゲームセンターから外へ出た。


 迷いは、増していくばかりである。






◇◇◇






 今日は晩飯何にしよっかなー、と考えながら、和輝はスーパーを当てもなくうろうろしていた。とりあえず安そうな食材を探してそれを使おうという魂胆らしい。

 しかしその歩みは時折ふと止まる。

 和輝の頭の中で暦と武谷の意見が交差する。


 ……ダメだ。決められない。


 情けないな、と和輝は思った。結構肝は据わってる方だと自負していたが、いざこういう重要な決断を迫られると、この様だ。

「ま、期限までまだ時間はあるしな。じっくり考えればいいさ」

 などと楽観的思考に切り替えた和輝は、とりあえず今だけはそのことを忘れようと思い無駄に鼻歌を歌いながらカートを押し始めた。

「おっ、今日は卵安いじゃん。しかも最後の一個。ラッキー」

 こりゃ今日はオムライスで決定だな、と思って和輝は卵のパックに手を伸ばした。と、そこで横から伸びてきた手とごっつんこするというギャルゲーみたいなシチュエーションが発生した。

「あ、すいません」と相手の人。

「いえこちらこそ」と和輝。

『えっ!?』と二人のハモり。

「……和輝?」

「アキ……」

 和輝と同じように卵に手を伸ばしていたのは、彼のクラスメイトの春風明良であった。


 なんか今日は、いろんなことが起きるなぁ。







◇◇◇







「ほれ」

「お、サンキュ」

 放られたジュースを受け取って、明良は見晴らしのいいベンチに座った。

「ここ、いいとこだな」と和輝。

「まあね。アタシ的には結構お気に入りな場所なわけよ、この公園。それよりもあんた、そんなとこで突っ立ってないで座ったら?」

「い、いいよ。俺べつに疲れてねーし」

「お、もしかして照れてんの? かっわいー」

「ば、バカなこと言うなよ! ったく……」

 若干頬を赤くしながら、和輝も同じベンチに腰掛けた。二人の間にある五十cmの隙間が二人の関係をよく表している。

「お前も、あのスーパー利用してたんだな」

「ああ。あそこ安いだろ? おまけにアタシんちから近いんだ」

「ふーん。お前んちってこの辺だったんだ」

「教えてなかったっけ?」

「教えられてねーよ。第一、お互いの家を教え合うほどの仲でもねーだろ」

「む。それはちょっと傷つくな。一緒に戦場を戦いぬいた戦友っしょ? アタシら」

「あれはお前が強引に俺を巻き込んだんだろうが」

「首突っ込んだのはあんたっしょ」

 一瞬の沈黙を置いて、二人は笑った。

「ホント、なんでアタシら知り合っちまったんだろね」

「さあな。案外必然だったんじゃねーか? いやな必然もあったもんだぜ」

「あによ。こんな美人と知り合えてあんた幸せ者だろ?」

「あいにく、家にはお前を超える美人がいるせいでな。感覚が麻痺しちまってるんだ」

「はは、まあ分からなくもないけどな」

 和輝と明良は、まるで昔からの友人のように話しをした。
 学校のこと。公園のこと。最近見たテレビのこと。好きな漫画のこと。
 
 二人の間に遠慮の二文字は存在しなかった。本当に気兼ねなく会話をする男女。彼氏彼女の関係かと問われれば、答えはノー。二人はまだ、知り合ってから一月ほどしか経っていない。言葉のキャッチボールをした回数とて、そう多いとは言えない。それでも二人の仲はいい。それこそ、まるで親友のように。


 夕刻を告げる音楽が、公園に響き渡った。
 二人はまだ、腰を上げようとしない。


「なあ、アキ。ちょっと聞いていいか?」

「なんだよ改まって。む。ハハーン、さては女の話だな? うんうん、お姉さんに話してごらん。優しく正しくレクチャーしてやるから」

「ちげーよ。……ただ、ちょっとお前の意見が聞きたいだけさ」

 和輝の雰囲気から冗談ではないと感じ取った明良は、ふざけムードを払って和輝の言葉を待った。

「お前、さ……」

「な、なんだよ」

「ある日不思議な力が目覚めちまったら、どうする?」

 は? と明良は唖然の表情。

「えと……何の話だ?」

「ご、誤解すんなよ! 俺は頭おかしいわけじゃねえからな! ただ、俺の知り合いに作家がいて、そいつが今度現代風のファンタジーものを書くらしくて、そんで主人公の心理を書くのに行き詰ってるとかで……まあとにかくそういうわけだ! なんか意見聞かしてくれよ!」

 結構苦し紛れの嘘であった。明良もそこにツッコミを入れたそうな顔をしていたが、何かを悟ったのか、特に追求することもなく言葉を返した。

「うーん。ファンタジー系ってことは、魔法っぽいやつとかだろ? どうだろな。なんかそういう使命とかがあるならともかく、半ば強引に巻き込まれたとかなら、アタシは嫌だな。よくさ、漫画でもあるっしょ? 突然現れた謎の人物に助けを求められてチカラを無理矢理押し付けられるの。アタシああいうの嫌いなんだよね。空想の世界だから許せるけど、あんなの現実にあったら何様のつもりって感じだよ。そいつにはそいつの人生があんだから、他人が無理矢理それをひん曲げるなんて最低さ。……って、小説書くんだから、こんな戦うこと全否定のこと話しても参考になんないか」

「いや、結構参考になった」

「そか? そんならいいけど……あ! そだ! 忘れるとこだった!」

 突然立ち上がって叫んだ明良。「な、何だよどうしたんだよ」と当然のごとく少しうろたえる和輝に、彼女は腰に手を当てて和輝の顔を凝視し、

「和輝、あんた明日暇? てか暇だろ? だったら明日、アタシらの買い物に付き合ってくれ」

「……はい?」

 ちょっと待て、と言わんばかりの表情の和輝。当然だ。いきなりである。あまりにも突然なお誘いである。おいおいちょっと待てよ明良さんよ。世間一般では二人っきりで買い物に出かけるってのはよ、いわゆるデートってやつじゃねーんですかい!?

 ……ん? 待て待てちょい待て。アタシ『ら』?

「実は明日、アタシと美夏で隣町のデパートまで買い物に行くんだよ。あんたはその荷物持ち。アーユーオーケー?」

「……あ……、ああ、なんだ。そういうことか。ビックリした……」

「どしたんだ? あっ、さてはデートのお誘いと勘違いしてドキッとしたな?」

「ば、バカたれ! そんなんじゃねーよ!」

「はいはい、まあそういうことにしといてやるよ」

 こ、このアマ、いつか這いつくばらせてやる! と怒りと羞恥心に燃える和輝であった。

「じゃ、そゆことだから。集合場所は駅前。時間は午前十時。遅れたらリンチだからな」

「あっ! ちょ、アキ!」

 静止の声を上げる和輝であったが、既に明良はビニール袋を揺らしながら走り去っていた。

「……ったくあいつは……。俺まだ返事してねっつの」

 溜息をついて、和輝は夕焼け空を見上げた。

「明日、行かなきゃ殺されんだろーなぁ」

 あれこれとぼやきつつも、明日の予定はすべてキャンセルする気の和輝であった。




 そういや、紅の奴このことを俺に伝えようとしてたのか?
 ……なんで俺なんだ?





◇◇◇





 その日の夕食後。
 和輝は部屋の中で、明かりもつけずにベッドに寝そべっていた。

「………」

 ふと視界の隅に安っぽい座布団が飛び込んでくる。ちょうど一日前、とある少女のぬくもりを保っていた、あの座布団。

「大丈夫かな、あいつ」

 一体これで何度目の心配だよ、と自分に呆れながらも、せずにはいられなかった。


 今のところ、あれ以来あの変な結界も化け物も、見ていない。


 特に目立った事件もなかったように思う。未だに銀行事件が尾を引いているのだから、それは間違いないだろう。

 でも、事件は和輝や民衆が知らないだけで、実は既に起こっているのかもしれない。


 例えば、とある少女が惨殺されて食われている、とか。


「……アホらし。こんなこと考えてたらキリねえじゃんか」

 なんでだろうな、と和輝は誰に問うでもなく呟く。


 なんで、こんなことになっちまったんだろうな。


 神代和輝。十五歳。格闘家であることを隠しながらも常人として学校生活を満喫していた高校生。そんな一部を除けば普通極まりない俺が、なんでこんなことになっている?

 これは夢か? 幻か? いや、現実だ。現実逃避は既に試みた。だがダメだった。あんなものを見てしまったからには、すべてをなかったことにすることはできない。

 それでもなお、現実を否定する材料を未だに必死に探している俺は、弱いのだろうか?

「何やってんのよ和輝。電気もつけないで」

 声がすると同時、暗かった部屋に明かりが灯った。急に明るくなったものだから、和輝は一瞬目を閉じた。次に目を開けたときには、こちらを見下ろす実代の呆れ顔があった。

「実代姉……ノックぐらいしろよ……」

「したっての。でもあんた何も返事よこさないんだもの。文句言われる筋合いはないわ」

「……そっか」

 ノックの音にすら気づけないほど参っている自分に気が付いて、和輝は苦笑いを浮かべた。実代が心配そうな声で言う。

「ちょっと和輝大丈夫? なんか元気ないわよ」

「大丈夫だよ。ちょっと学校でセンコーに絞られたから鬱になってるだけ。それより実代姉、ちゃんと皿洗いしたんだろうな」

「したっての。この神代実代、料理はイマイチだけど皿洗いは達人級よ!」

「あんま自慢できるもんじゃないな」

「う、うるさいわね! ふんっ、いいわよ。私は料理のできる彼氏作るんだから」

「一体何年先の話しだか」

「こっ……! このガキャ……!」

 握り拳を固める実代であったが、不意に表情を緩めて、子供の無事を確認した母親のような声で、

「ま、そんなこと言える元気があるなら、大丈夫そうね。もう少ししたらお風呂沸かすから、それ入ってとっとと寝なさい。今日は修行お休み。いいこと?」

「わーったよ。俺自身、今日はあんま体動かす気にならねえしな」

「よろしい」

「あ、それと明日なんだけどさ……」

 和輝は明良からの誘いの件を実代に告げた。

「なっ。いつの間に我が弟は女の子二人とデートするようなモテ男くんに!?」

「ちげーよ! アキも紅も言うほど付き合いねえよ!」

「嘘おっしゃい! それほどの付き合いもない奴を誘うわけないでしょが!」

「知るかよ! こっちが聞きたいぐらいなんだからよ!」

「あんた! 一体どうやって二人も落としたのかこの実代姉に教えてみんしゃい! 場合によっちゃあんたを始末せなばならん!」

「聞けよ! つかわけ分かんねえよ!」

 和輝は溜息をつく。今日一日で何度溜息をついたか数える気にもならない。

「とにかく、そういうわけで、明日は俺家空けるから。あ、加代姉には絶対に言うなよ。こんなことを知った日にゃ、あのブラコンシスターは絶対に付いて来やがるからな」

「はいはい。分かってるわよ。いくら私だってそんな野暮なことしないっての。でも、言い訳ぐらいは自分で考えとくのよ。私もそこまでは面倒見切れないからね」

「わーってるよ」

「よろしい」

 頷いて、実代は部屋から退出しようとする。和輝は慌ててそれを呼び止めた。

「あ、実代姉! ちょっと聞きたいこと、あんだけど」

「ん、なあに? 悩み事? ふふん、我が家の長女実代さんに話して御覧なさいな」

 邪気のない実代の笑顔。そこには加代と通じるものがある。和輝はそれを数瞬目に焼き付けてから、

「いや……やっぱ、いい」

「そう? んじゃ私はこれで」

 開かれた扉はすぐに閉まった。部屋の中にいるのは和輝一人。

「……聞けるわけ、ねえよな。恐くて」

 聞きたいことはある。でもそれは言えない。言えば和輝の中でまた何かが崩れそうだから。

 聞けるわけ、ない。


 実代姉は、化け物を見たことがあるか? なんて。
 契約者の末裔である彼女に、聞けるわけなんてあるか。




〜次話予告〜
突然のお誘いを受けてしまった和輝。いつも通り横暴なアキはともかく、やたらともじもじしたり赤くなる紅美夏に戸惑いながらも、和輝は両手の花のショッピングを満喫する。
そんな中、和輝にまたしても試練が襲い掛かる。

文章意味不明だったらすみません。出来るだけ短くまとめようとするとこうなっちゃうんです。許してください。











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