ごめんなさい…
ごめんなさい…
ごめんなさい…
いくら謝っても許されないこと。
いくら詫びを入れても傷ついた心は元にはもどらない。
それでも言いたいんだ。
ごめんな。
小学生の頃、僕のそばにはいつも君がいた。
ちょっと地味で、影が薄くて… みんなに嫌われていた君…
でも、僕は君のことが好きだった。
親友だと思っていた。
君もそうだっただろう?
周りの人が何と言おうと、僕は君の味方。
周りの人に何を言われようと、僕は君をいじめたりはしない… 決して…
失敗した時、いつもクラスの笑い者にされていた君。
あの時は僕もみんなと一緒に君を笑っていた。
でも、いつからだろう…
僕は君を笑うのをやめた。
「あの時はごめんな」
「いいよ、べつに」
君は本当に優しかった。
笑い者にされて心が傷つかないはずがない。
なのに、君は許してくれた。
心の広い君。僕は君が大好きだった。
君が笑われている時、僕の心は痛かった…
中学生になって、君は僕と同じ部活に入った。
僕は不安だった。運動オンチの君がこの部活でやっていけるのかどうか…
君は僕がいるからこの部活に入ったんだろう?
僕を信じて同じ部活に入ったんだろう?
だけど… やっぱり君は耐えられなかった。
いや、部活にではない。周りのみんな… 君をいじめてた。
いつからだろう…
僕は再び君を笑い始めた。
「みんながんばってるんだ。お前も部活に来い」
君は嫌がっていた。
部活に行けばいじめられる。
みんなが君を笑い者にする。
僕までも…
嫌がる君を無理矢理引きずって部室に行った。
やっぱり、この日も君は笑い者にされた。
僕はだんだん君が憎くなった…
ごめんな…
今更謝っても君の心は癒されない。
わかってる…
でも…
ごめんな。
僕が君の心を傷つけてしまった。
ごめんな。
親友だと… 思っていたのに…
ずっと… 親友だと思っていたのに…
傷ついた心は… 元にはもどらないのだろうか?
どんな言葉をかけても… 君の心に残った傷は癒えないのだろうか?
高校生になって、君も僕と同じ高校で…
君は普通に僕に話しかけてくれた。
僕も… 普通に君と会話していた。
嬉しかったんだ… 君は僕を許してくれたと思った。
あれだけ君をいじめた僕を…
でも、君の心の傷は癒えていないのだろう?
親友だと思っていた人に裏切られた君の心…
もう君とは、親友になれない。
いくら僕が望んでも、君とはもう決して親友にはなれない。
僕を信じられなくなった君とは…
ごめんな。
誰もいないところで謝る僕。
君には届かない僕の侘び…
何の意味もない僕の侘び…
本当は… 面と向かって謝りたい…
土下座して、土下座して、土下座して… 謝りたい…
でも… それでも君は許してくれないだろう…
思い出すたびに、一人で君に謝り、自分を痛めつける…
それでも収まることのない僕の僕への怒り…
バカヤロウ…!
伝えろよ…! あいつに伝えろよ…!
僕は… まだ弱虫のまま… あの頃と変わらない… 弱虫のまま…
もしも、君が許してくれても…
僕は僕を許すことはできない…
ごめんな… ごめんなっ…!!
僕はまだ… 弱いまま…
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