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アイコン三国志外伝 作者:小金沢

黄巾の章

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外伝(〇〇三~〇〇四)  虎と奸雄

~~~黄巾党 本部~~~


挿絵(By みてみん)  挿絵(By みてみん) 張宝・張梁ちょうほうちょうりょう
『同志は各地で優勢に戦いを進めているが、
官軍も兵力を一ヶ所に集中しつつある。
ここは我々も兵を集め、決戦に踏み切るべきではないか?』


挿絵(By みてみん) 張角ちょうかく
「弟たちの申す通りである。
趙弘、孫仲、韓忠を陽城の守りに残し、
他の頭目たちは潁川えいせんに集結せよ。
そこで官軍を討ち滅ぼすと致そう」

挿絵(By みてみん) 挿絵(By みてみん) 挿絵(By みてみん) 挿絵(By みてみん)
「「「「おおおお!!!!」」」」


~~~官軍の陣営~~~


挿絵(By みてみん) 劉備りゅうび
「今度は潁川に向かうじゃと?」


挿絵(By みてみん) 朱儁しゅしゅん
「ああ。黄巾賊は大軍を集めて乾坤一擲の戦を挑むようだ。
我々も合流しなければならん」


挿絵(By みてみん) 張飛ちょうひ
「昨日は東で明日は西へ……。だから官軍なんてイヤなのよ」


挿絵(By みてみん) 鄒靖すうせい
「なんだかんだ言いつつ、手伝ってくれてるではないか。
相変わらずだな」


挿絵(By みてみん) 張飛ちょうひ
「たくさん養子を育ててるし、仲間も集めてるからいろいろ金がかかんのよ。
褒美を弾まなきゃ手伝わないからね。
……ところで、そろそろアンタらは離れていいんじゃないの」


挿絵(By みてみん) 劉備りゅうび
「へ? わしらのことか?」


挿絵(By みてみん) 張飛ちょうひ
「潁川くんだりまで行きたくないでしょ。
まあまあ小金も溜まったし、それで兵を雇って独立しなさいな。
さみしいなら関羽でも連れてきなさい」


挿絵(By みてみん) 劉備りゅうび
「何を言うんじゃ張さん。兄弟の仲は冷めても、
義兄弟の仲は切っても切れぬものじゃぞ。
張さんの行くところ、わしらはついて行くまでじゃ」


挿絵(By みてみん) 張飛ちょうひ
「なんでアタイが義兄弟のリーダー格になってんのよ。
いちおう年齢的にはアンタが長兄でアタイは末妹でしょうが」


挿絵(By みてみん) 劉備りゅうび
「おお! やっぱり義兄弟じゃと認めるんじゃな!」


挿絵(By みてみん) 張飛ちょうひ
「言葉の綾よ! ……ああ、めんどくさい。
わかったわよ。関羽や田豫はともかく、
アンタは放っぽり出した瞬間に黄巾賊に殺されそうだもんね。
邪魔にならないようについてきなさい」


挿絵(By みてみん) 劉備りゅうび
「さっすが~、張さんは話がわかるッ!」


挿絵(By みてみん) 関羽かんう
「………………」


挿絵(By みてみん) 鄒靖すうせい
(相変わらず面倒見の良い奴だな……)



~~~劉備の義勇軍~~~


挿絵(By みてみん) 王方おうほう
「どけどけ! 董卓軍のお通りだ!」


挿絵(By みてみん) 李蒙りもう
「道を空けろ! さもなくば馬蹄にかけて踏み潰すづら!」


挿絵(By みてみん) 胡封こほう
「絞めたい……誰でもいいから……キュッと絞めたい……」


挿絵(By みてみん) 劉備りゅうび
「おお、ガラの悪い連中ばかりじゃのう。
いったいなんなんじゃ? さっきから紫の連中ばかり見かけるが」


挿絵(By みてみん) 張飛ちょうひ
「しっ! 目を合わすんじゃないわよ。董卓軍よ」


挿絵(By みてみん) 劉備りゅうび
「誰じゃそれは。有名人か?」


挿絵(By みてみん) 田豫でんよ
「涼州で長く戦っていた、勇猛な将軍です。
もっとも、勇猛さより残虐さや粗暴さの方で有名ですが」


挿絵(By みてみん) 張飛ちょうひ
「特に関羽! アンタはおとなしくしてんのよ。耳栓でもしときなさい」


挿絵(By みてみん) 関羽かんう
「………………」


挿絵(By みてみん) 劉備りゅうび
「で、その董卓軍がなんでここにおるんじゃ?」


挿絵(By みてみん) 張飛ちょうひ
「潁川の戦いで敗れた官軍は、盧植将軍の進言で
最強とうたわれる董卓軍に黄巾賊の討伐を命じたのよ」


挿絵(By みてみん) 劉備りゅうび
「おうおう、わしの師匠の盧植先生か。
皇帝陛下に逆らって投獄されたと聞いとったが、復職できたんじゃな」


挿絵(By みてみん) 張飛ちょうひ
「アンタが盧植将軍の弟子?
……すごいわね。何一つとして学べてないのね」


挿絵(By みてみん) 劉備りゅうび
「ここに来とるならぜひ会いたいのう。
――おっ。噂をすればなんとやらじゃ。あそこにおるぞ!
おーーい! 盧植先生!!」


~~~官軍の陣営~~~


挿絵(By みてみん) 鄒靖すうせい
「……で、師匠の盧植に言われたから義勇軍を解散すると。
はあ。これはどういうことだ張飛?」


挿絵(By みてみん) 張飛ちょうひ
「アタイが聞きたいわよ。
このバカと来たら、先生の言うことは正しいの一点張りなんだから」


挿絵(By みてみん) 劉備りゅうび
「その通りじゃぞ張さん。
本来ならわしは、こうして官軍に報告に来る暇も無いと言いたいところじゃ」


挿絵(By みてみん) 朱儁しゅしゅん
「それにしても気になるな。
あの盧植将軍が官軍から離れろと、都からも距離を置けと言ったのか」


挿絵(By みてみん) 鄒靖すうせい
「あの人が突拍子もないことを言うのは昔からだ。あまり気にするな。
それよりも、問題は我々のことだ。
黄巾賊の主力は董卓に任せ、俺と朱儁は後方の陽城を攻めることになった。
お前たちにもそれを手伝ってもらうつもりだったんだが……」


挿絵(By みてみん) 張飛ちょうひ
「アタイは別にいいんだけど、このバカがねえ」


挿絵(By みてみん) 劉備りゅうび
「そんな暇は無いと言っとるじゃろう張さん」


挿絵(By みてみん) 鄒靖すうせい
「褒美なら今までの倍を出すぞ。
どこかの県令になれるよう働きかけてやってもいい」


挿絵(By みてみん) 張飛ちょうひ
「県令だってよ! いいじゃないの。
あてもなく逃げて流民にでもなるくらいなら、
県令に落ち着いた方が安定してるってもんよ」


挿絵(By みてみん) 劉備りゅうび
「なるほど。それもそうじゃのう」


挿絵(By みてみん) 鄒靖すうせい
「決まりだな。董卓が上手くやれば、
これが黄巾賊を相手に最後の仕事になるだろう」


~~~陽城~~~


挿絵(By みてみん) 趙弘ちょうこう
「大賢良師(張角)様の本隊が敗れただと!?」


挿絵(By みてみん) 韓忠かんちゅう
「あ、ああ。しかも大賢良師も天公将軍(張梁)も地公将軍(張宝)も、
みんな行方不明になったらしい……」


挿絵(By みてみん) 孫仲そんちゅう
「い、いったいどうすればいいんだよ!?」


挿絵(By みてみん) 梁仲寧りょうちゅうねい
「むむむ……。官軍も迫っている。
我らはまずこの城を守るしかあるまい。
城さえ無事ならば、やがて大賢良師様や他の頭目たちも戻ってくるやも知れぬ」


挿絵(By みてみん) 甘洪かんこう
「そ、そうだな。まさか全員が死んだわけではあるまい」


挿絵(By みてみん) 丁峰ていほう
「オヤビンたちが戻ってくれば、官軍なんて敵じゃないでやんすよ!」


挿絵(By みてみん) 趙弘ちょうこう
「……………………」


挿絵(By みてみん) 韓忠かんちゅう
「ど、どうしたんだ趙弘、その不安そうな顔は」


挿絵(By みてみん) 趙弘ちょうこう
「い、いやなんでもねえ。
ただ……ここに集まったメンツを見てるとどうにも、
もう出番のない奴をまとめて片付ける感がしちまってよ……」


挿絵(By みてみん) 孫仲そんちゅう
「それは言わない約束だろ……」


~~~陽城を臨む官軍の陣営~~~


挿絵(By みてみん) 曹操そうそう
「ふむ。残党が寄り集まって数だけはそこそこいそうだね」


挿絵(By みてみん) 夏侯惇かこうとん
「烏合の衆はいくら集まっても烏合の衆だ。問題ない」


挿絵(By みてみん) 夏侯淵かこうえん
「ああ、早く蹴散らすとしよう。俺に先陣を任せてくれ」


挿絵(By みてみん) 曹仁そうじん
「まだ他の官軍も集まってないってのに、相変わらずせっかちだな!」


挿絵(By みてみん) 戯志才ぎしさい
「単に力押しするとなると骨の折れそうな城だ。
他部隊と連携するにしくはない」


挿絵(By みてみん) 曹洪そうこう
「そうだな。抜け駆けしたからといって褒美を減らされてはたまらん」


挿絵(By みてみん) 劉備りゅうび
「おや、アンタさんらはもしかして、味方の官軍さんかな」


挿絵(By みてみん) 曹操そうそう
「いかにも。曹操という者だ」


挿絵(By みてみん) 劉備りゅうび
「わしは義勇軍を率いとる劉備じゃ。
鄒靖さんの世話になっとる」


挿絵(By みてみん) 曹操そうそう
「このご時勢に義勇軍というだけでも奇特なのに、
わざわざ激戦地に足を運んできたのか。ますます奇特な人だね」


挿絵(By みてみん) 張飛ちょうひ
「ここって激戦区なの? ただの残党が集まってるだけでしょ」


挿絵(By みてみん) 曹操そうそう
「追い詰められた者を甘く見てはいけない。
窮鼠猫を噛むという言葉もあるしね。
少なくとも、略奪や弱い者いじめしか出来ない黄巾賊よりは注意が必要さ」


挿絵(By みてみん) 劉備りゅうび
「おお、曹操さんはなんというか、出来る男という感じじゃのう」


挿絵(By みてみん) 田豫でんよ
「………………」


挿絵(By みてみん) 夏侯惇かこうとん
「んん? 劉備とやらの部下にはガキもいるのか?」


挿絵(By みてみん) 張飛ちょうひ
「ただのガキじゃないわよ。
アタイらとは別の義勇軍を率いてんだから」


挿絵(By みてみん) 田豫でんよ
「田豫と申します」


挿絵(By みてみん) 戯志才ぎしさい
「利発そうな眼だな。腕自慢のご歴々よりは使えそうだ」


挿絵(By みてみん) 曹仁そうじん
「何か言ったか毒舌野郎!!」


挿絵(By みてみん) 戯志才ぎしさい
「別に何も。おや、他の官軍も集まってきたようだ」


挿絵(By みてみん) 孫堅そんけん
「よォ、てめェらは味方か?」


挿絵(By みてみん) 劉備りゅうび
「味方じゃ味方じゃ。あんたはどこから来なすった?」


挿絵(By みてみん) 孫堅そんけん
江東こうとうの孫堅だ。いっちょよろしく頼むぜ」


挿絵(By みてみん) 程普ていふ
「旦那様ともども以後お見知り置きを」


挿絵(By みてみん) 黄蓋こうがい
「なかなかの使い手ばかりのようだな」


挿絵(By みてみん) 韓当かんとう
「フン」


挿絵(By みてみん) 祖茂そも
「艦長は俺の後ろにいてくれ。ここは城から矢の届く距離だ」


挿絵(By みてみん) 鄒靖すうせい
「もう集まったか。江東の虎に乱世の奸雄か……。
親睦を深めてるところ悪いな。作戦に移るぞ」


挿絵(By みてみん) 朱儁しゅしゅん
「これだけの兵が集まれば策は必要あるまい。
城を四方から包囲し、一斉に攻め掛かるぞ」


挿絵(By みてみん) 曹操そうそう
「待った。それなら三方から攻め、わざと逃げ道を空けたほうがいい。
退路が無ければ死に物狂いで抵抗するが、
逃げ道があれば戦意を失いそこを目指すだろう」


挿絵(By みてみん) 孫堅そんけん
「そして退路に伏兵を置いて、逃げてきた連中を叩くってわけだな。
そいつはいい。オレも賛成だ」


挿絵(By みてみん) 鄒靖すうせい
「ふむ……。言われてみればもっともだな」


挿絵(By みてみん) 朱儁しゅしゅん
「ならば東門を曹操、西門を孫堅、
南門を我々官軍と義勇軍が攻め、北門を空けておこう。
そして各軍から選りすぐりの精鋭を伏兵に置き、逃げる賊を殲滅する」


挿絵(By みてみん) 鄒靖すうせい
「行くぞ。配置に掛かれ!」


~~~陽城 北~~~


挿絵(By みてみん) 甘洪かんこう
「ぎゃああああ!!」


挿絵(By みてみん) 梁仲寧りょうちゅうねい
「馬鹿なあああっ!!」


挿絵(By みてみん) 丁峰ていほう
「お助けええっ!!」


挿絵(By みてみん) 韓忠かんちゅう
「ひいいいいいいっ!!」


挿絵(By みてみん) 孫仲そんちゅう
「ぐわああああっ!!」


挿絵(By みてみん) 趙弘ちょうこう
「やっぱりかああああっ!!」


挿絵(By みてみん) 張飛ちょうひ
「これでいっちょ上がりね!」


挿絵(By みてみん) 夏侯惇かこうとん
「主だった頭目は討てたようだな」


挿絵(By みてみん) 黄蓋こうがい
「我々の敵ではなかったな」


挿絵(By みてみん) 鄒靖すうせい
「ご苦労だった。後は各地に散らばった残党の掃討だが、
頭を失えばもはや何もできまい」


挿絵(By みてみん) 朱儁しゅしゅん
「諸将には追って沙汰があるだろう。
これにて解散してくれ」


挿絵(By みてみん) 劉備りゅうび
「やれやれ。なんとか無事に終わったのう」


挿絵(By みてみん) 孫堅そんけん
「てめェがこの義勇軍の大将か?」


挿絵(By みてみん) 劉備りゅうび
「お、おう。孫堅さんと言ったか。なんの用じゃ?」


挿絵(By みてみん) 曹操そうそう
「おっと、先を越されてしまったかな」


挿絵(By みてみん) 孫堅そんけん
「曹操も来たか。ちょうどいいや。
いや、ちょいと挨拶に来ただけだ。
なんというか、てめェらとは長い付き合いになりそうな気がしたんでな」


挿絵(By みてみん) 劉備りゅうび
「はあ…………?」


挿絵(By みてみん) 孫堅そんけん
「もし江東に来ることがあれば顔を出してくんな。
うめェ魚をご馳走してやんよ。じゃあな!」


挿絵(By みてみん) 曹操そうそう
「実に破天荒な男だね。興味深い。
さて、劉備君と言ったかな」


挿絵(By みてみん) 劉備りゅうび
「おう、あんたも別れの挨拶に来たのかな」


挿絵(By みてみん) 曹操そうそう
「素晴らしい猛者を連れているようだね。
よければ名前を教えて欲しい」


挿絵(By みてみん) 劉備りゅうび
「わしの自慢の義弟の張飛さんと関羽さんじゃ!」


挿絵(By みてみん) 張飛ちょうひ
「義兄弟だと言い張ってるのはこいつだけなんで、誤解しないでね」


挿絵(By みてみん) 関羽かんう
「………………」


挿絵(By みてみん) 曹操そうそう
「ぜひ僕の麾下に加えたいところだが……。
その絆を断ち切るのは申し訳ないところかな」


挿絵(By みてみん) 張飛ちょうひ
「アタイは条件次第で呑んでもいいけど?」


挿絵(By みてみん) 劉備りゅうび
「またまた~。張さんは冗談が好きじゃのう」


挿絵(By みてみん) 張飛ちょうひ
「アタイは大真面目なんだけど?」


挿絵(By みてみん) 夏侯惇かこうとん
「曹操、何してやがる。もう行くぞ!」


挿絵(By みてみん) 曹操そうそう
「孫堅君も言っていたように、君達とはまだ縁がありそうだ。
またいつか、ゆっくりと話をするとしよう。では、また」


挿絵(By みてみん) 劉備りゅうび
「おう! 機会があったらのう」


挿絵(By みてみん) 張飛ちょうひ
「……思い出したわ、アイツ乱世の奸雄よ」


挿絵(By みてみん) 劉備りゅうび
「なんじゃその仰々しい名前は?」


挿絵(By みてみん) 張飛ちょうひ
許劭きょしょうっていう有名な人物鑑定師が、
アイツのことをそう評したのよ。
乱世の奸雄、つまり乱れた世を支配するってね」


挿絵(By みてみん) 劉備りゅうび
「ふ~ん。すごい奴だったんじゃなあ」


挿絵(By みてみん) 張飛ちょうひ
「その前に来た孫堅ってのも、江東の虎って呼ばれてるわ。
ふふん、アイツらに見込まれてるなんて、アタイも捨てたもんじゃないわね」


~~~曹操軍~~~


挿絵(By みてみん) 戯志才ぎしさい
「あの巨漢どもの勧誘に行ったのか?
そのわりにすぐ諦めたな」


挿絵(By みてみん) 曹操そうそう
「彼らの間に割って入れるほど、僕も無粋ではないよ」


挿絵(By みてみん) 曹仁そうじん
「あの張飛という男(?)、すげえ怪力だったな!」


挿絵(By みてみん) 夏侯淵かこうえん
「俺は関羽の手並みに驚いたぞ。
俺の矢でもあいつに当てられるかどうか……」


挿絵(By みてみん) 曹操そうそう
「そうかい、僕はあの劉備君に一番驚かされたがね」


挿絵(By みてみん) 曹洪そうこう
「あいつに? なんの取り柄も無さそうだったけどな」


挿絵(By みてみん) 曹操そうそう
「そう、なんの取り柄もない男が、あれだけの豪傑を二人も従え、
孫堅君や君達をはじめ、錚々たる面々を前にしても全く動じていない。
あんな大物は見たことがないね」


挿絵(By みてみん) 夏侯惇かこうとん
「……ただの馬鹿にしか見えなかったがな」


挿絵(By みてみん) 曹操そうそう
「ただの馬鹿か、それとも僕らの物差しじゃ
測ることすらできない大物か、そのどちらかだろう。
彼の動向が、これから実に気になってしかたないよ……」


~~~~~~~~~


かくして三人の英雄は邂逅した。
黄巾の世は訪れること無く幕を閉じ、
同志達は各地に散って行こうとしていた。
+注意+
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