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掌編小説集7 (301話~350話)

恋の矢

作者: 蹴沢缶九郎

「参ったなー、大変な事になったぞ」


雲の上でそう呟いた、背中に小さな羽を生やした天使は、自身の犯した取り返しのつかない失敗に、頭をポリポリと掻いた。いわゆる恋のキューピッドとして有名だった天使は、適当な標的を見つけては、背負った恋の矢を弓で射っていた。キューピッドの放つ恋の矢に射ぬかれた者は、有無を言わさず双方が恋仲になる。

ある日、天使は好奇心から恋の矢を、普段は射ぬく事のない標的に向け放った。




「何て事だ…、巨大な彗星の軌道がずれた…。このままでは地球に衝突するぞ…」


天体を観測していた学者は、天体望遠鏡のレンズが捉えた光景が悪い夢である事を願わずにはいられなかった。

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