挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
うちのかわいいかわいい猫 作者:しまうま
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

2/133

うちの猫の外泊2

 この猫は家の中で飼っていたのだけれど、大きくなってからは家の外にも出すようになった。


 玄関のドアを開けると喜んで飛び出していく。

 家の外といっても本当に近くをうろうろするだけ。
 必ず日帰りで、たいていは暗くなる前に帰ってきているようだった。
 一時間もしないで帰ってくることもあった。
 気がつくと窓の外で座っている。
 自分では開けられないから、開けてもらうのを待っているのだ。

 だから、みんな安心していた。


 そうして外に出すようになって、一ヶ月ほどが過ぎたころ、猫が帰ってこなくなった。
 初の外泊だった。

 一日。二日。三日目になっても猫は帰ってこない。

 ご飯はどうしているんだろうか。
 ほかの猫にいじめられていないだろうか。
 寝る場所はあるんだろうか。
 夜は寒くないだろうか。
 事故にあってないだろうか。

 もしかしたら、このまま帰ってこないんじゃないか……。

 そういうことを家族は口に出さなかった。


「猫なんだから、食べ物くらい自分で見つけられるよ」

「外で遊ぶのに夢中で、帰ってこないんだよ」

「気の済むまで遊んだら、すぐに帰ってくるさ」

「野良猫はずっと外で生活してるんだから、それを考えたら三日くらい外で暮らすのなんてなんでもない」

 家族は口々にそう言って、しかし全員が深刻な顔をしていた。
 悪い予感を口に出すのを恐れているようだった。

     (=‘x‘=)<読んでくれてありがとうニャー
小説家になろう 勝手にランキング
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ