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黒い罠
作:紅佐洲仮



第42話


「あ、出口が見えて来ましたよ。」
光彦が元気良く言った。歩美、元太、光彦は走ってホールの出口に向かった。コナン、哀、奈月もホールの出口に向かった。ホールから出ると、救急車や消防車やパトカーが沢山止まっていた。
「コナン君、大丈夫?」
蘭がコナン達に近付いて来た。蘭の後ろから、園子と小五郎と博士と目暮と高木と佐藤が近付いて来た。
「大丈夫だよ。」
「良かった。」
蘭が安心した様に言った。
「これで、パーティーに来ている客は全員です。」
佐藤が目暮に報告した。
「分かった。」
目暮はそう言い、頷いた。









倉庫の中は、真っ暗だ。赤井は拳銃を持ちながら、真っ暗な倉庫を歩いている。倉庫を歩いていると、赤井の目の前に人の影が現れた。
「あんたが赤井秀一か?」
真っ暗だから顔は見えないが、平田の秘書の前川の声だ。
「ああ…。此処で何をしている?」
赤井が前川に尋ねた。
「あんたを此処に連れて来いって言われた。」
暗くて前川の顔は見えず、声だけ聞こえる。
「誰にだ?誰に頼まれた?」
赤井は、鋭い声で尋ねた。
「お前を連れて来ないと俺があの黒い奴等に殺される。俺は、死にたくない。」
前川の声が怯えている。
「(…黒い奴等、まさか…奴等か。)」
赤井は、検討がついた様に言った。赤井と前川が居る倉庫から少し離れたビルの屋上に、ジンとウォッカとベルモットとキャンティとコルンが居た。
「現れたみたいですぜ。」
ウォッカが双眼鏡で赤井の居る倉庫を覗きながら言った。
「じゃあ、そろそろ奴にはあの世に行ってもらうか…。」
ジンは、ポケットからスイッチの付いた小さなリモコンのような物を出した。
「…じゃあな、赤井秀一。」
ジンはそう言い、小さなリモコンのような物のスイッチを押した。スイッチを押した途端、赤井が居る倉庫が爆発して一気に燃え始めた。
「…これで、赤井は消えた。ずらかるぞ…。」
ジンは不敵な笑みを浮かべて、ウォッカ達に言った。









「ジョディ先生…。」
コナンは、ジョディの姿を見付けて近付いて来た。
「奴等の事、何か分かった?」
コナンがジョディに近付いて尋ねた。
「いえ、何も分かってないわ。彼等が現れたっていう情報もないし…。」
ジョディがコナンに言った。
「彼等が現れる情報は、嘘だったのかもしれんな。」
ジェイムズがコナンにそう言った。
「(いや、奴等が現れなかったのは何か違う狙いがあるからだ。)」
コナンが腕を組みながら考えた。その時、目暮の携帯が鳴った。
「目暮だ…。」
目暮は、ポケットから携帯を出して電話に出た。
「なに!倉庫が急に爆発して燃えてる。」
目暮が驚きながら言った。
「(爆発…、まさか…。)」
コナンは、何かに検討が付いた様に言った。
「分かった、直ぐに向かう。」
目暮はそう言い、電話を切った。
「ジェイムズ、爆発って…まさか。」
目暮の電話を聞いていたジョディが言った。
「彼等の仕業かもしれない…、その倉庫に向かうぞ。」
ジェイムズがジョディに言った。












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