第38話
杯戸シティホールで、パーティーが始まってから一時間が経った。
「(まだ、連絡はねぇか…。しかし、奴等は一体此処で何を…。)」
コナンは、自分の携帯を見ながら心の中で言った。
「コナン君、どうかしたの?」
蘭がコナンに近付いて尋ねた。
「え、何が…?」
コナンは、少々驚きながら尋ねた。
「ずっと携帯見てたから…。」
「電話が掛かって来るから待ってるだけだよ。」
コナンが笑顔で蘭に言った。
「なんだ、そうだったの。コナン君が真剣な顔をしてたから何かあるんじゃないかと思ったから…。」
蘭が笑みを浮かべて言った。
「大丈夫だよ、何もないから…。」
コナンは、蘭に心配をかけないように言った。
杯戸シティホールの駐車場に止めてある車の中にジェイムズがいる。
「とにかく、彼等が現れたら直ぐに報告するんだ。」
ジェイムズが無線機で捜査官に伝えた。その情報をイヤホンで赤井は聞いていた。赤井の様子を双眼鏡でウォッカが見ていた。
「兄貴、見付けやしたぜ。」
ウォッカが小型マイクでジンに報告した。
「役者は揃ったな…。」
東都タワーの近くに止めてある黒いポルシェの中で、ジンは煙草を吸いながら言った。
「あとは…奴を狩る時間を待つだけだ。」
ジンは、不敵な笑みを浮かべて言った。
杯戸シティホールでは、盛大なパーティーが行われている。小五郎は沢山の食べ物を取って、食べている。
園子と蘭は、二人で楽しく喋っている。
歩美と元太と光彦は、デザートを食べている。博士とコナンと哀と奈月は、辺りを見回しながら警戒をしている。杯戸シティホールの地下2階から時計の音に似た音が聞こえて来る。地下2階の整備室に置かれた箱から時計の音に似た音が聞こえて来る。その箱にはデジタル時計みたいなのが付いており、その時計のカウントが減って行く。
……3、……2、……1、……0、
その瞬間、箱が急に光り出して物凄い音で爆発した。 |