第20話
小林先生が入院してから1週間が経った。まだ、骨折が治っていないので、小林先生の骨折が治るまで金城先生が1年B組を担当する事になった。
「よぉし、今日は博士の家でゲームだ。」
元太が大きな声で言った。
「早く行きましょう。」
光彦も元気よく言った。
「じゃあ、早く行こう。」
歩美はそう言い、走り出した。元太と光彦も走り出した。
「(元気だよな…、こいつら。)」
コナンは、歩美達の方を見ながら心の中で言った。
「どうしたの?江戸川君。」
コナンの横にいる哀が尋ねた。
「元気だよな…って、思ってよ。」
「吉田さん達の事?」
哀がコナンに尋ねた。
「ああ…。」
コナンは、さらりと答えた。
「元気があって良いんじゃない。」
哀はそう言い、歩くスピードを上げた。コナンも歩くスピードを上げた。
「ただいま…。」
哀が玄関のドアを開けながら言った。
「お帰り哀君、奈月君。」
博士が笑顔で言った。
「お邪魔しまーす、博士。」
歩美と元太と光彦がそう言いながら、家に入って来た。
「みんなも一緒か…。」
博士は、歩美達に言った。歩美達の後ろからコナンが入って来た。
「博士、ゲームして良いか?」
元太が博士に尋ねた。
「ああ、構わんぞ。」
「じゃあ、早速ゲームをしましょう。」
光彦はそう言い、ゲームの準備を始めた。歩美と元太もゲームの準備を始めた。
「みんな、おやつを持って来たぞ。」
博士はそう言い、テーブルにジュースとケーキを置いた。
「ありがとう、博士。」
歩美はそう言い、ジュースを飲み始めた。
「いただきます。」
光彦はそう言い、ケーキを食べ始めた。コナンは、歩美達から少し離れた所に椅子に座りっている。
「はい、コーヒー。」
哀はそう言い、テーブルにコーヒーの入ったカップを置いた。
「サンキュー、灰原。」
コナンは、コーヒーの入ったカップを持ちながら言った。
「新一君。最近、奈月君の様子が変なんじゃ。」
博士は、ジュースとケーキを置いた後にコナンの所に近付いて来た。
「その事なら、灰原から聞いているぜ。」
コナンは、コーヒーを飲みながら言った。
「ご飯も余り食べないし…、元気も無いみたいなんじゃ。新一君、どうすれば良いかの?」
博士は、心配そうな顔でコナンに尋ねた。
「あいつに直接聞いても教えてくれないしな…。何とかしてぇけど、元気が無い原因が分からないとな…。」
コナンはカップをテーブルに置いて、腕を組みながら考えた。
「………………。」
コナン達から少し離れた所で奈月は何も言わず、黙って歩美達の方を見ていた。 |