第18話
学校の授業が終わり、生徒達は下駄箱から靴を取り出して、上靴を下駄箱に入れて家に帰って行く。コナン達も下駄箱から靴を取り出して、上靴を下駄箱に入れた。
「ゲッ、雨が降ってるぞ。」
靴を履き替えた元太が外を見ながら言った。
「傘持って来て良かったね。」
歩美が傘を持ちながら言った。
「そうですね。」
光彦が靴を履き替えながら言った。
「お前ら帰るぞ。」
コナンは、傘をさす準備をしながら言った。歩美、光彦、元太、哀、奈月も傘をさす準備をした。外に出たらコナン達は、傘をさして歩き出した。雨の音が傘に当たる音を聞きながら学校の校門を出た。
「ねぇ、明日小林先生のお見舞いに行こうよ。」
校門を出て、少し歩いてから歩美がそう言った。
「良いですね。」
「行こうぜ。」
光彦と元太がそう言った。
「コナン君と哀ちゃんと阪井さんも行くよね?」
歩美がコナンと哀と奈月の方を見て尋ねた。「ああ…、良いぜ。」
「ええ…。」
コナンと哀は賛成した。
「私は、行かないわ…。」
奈月は、さらりと言った。
「どうしてですか?」
光彦が疑問に思い奈月に尋ねた。
「ちょっと……。」
奈月は言葉を止めた。
「`ちょっと'、何ですか?」
光彦が疑問に思い奈月にもう一度尋ねた。
「ちょっと、用事があるの。」
「そうですか…。」
光彦が残念そうに言った。
「仕方ないね。」
歩美も残念そうに言った。
「……………。」
「……………。」
コナンと哀は、何も言わず奈月の方を見た。
夜になっても雨は降り続いている。雨の降る夜と雨の降らない夜は同じ夜でも全く違う感じがする。雨が地面に当たり、地面が濡れて滑りやすくなっている。東京の高速道路は、雨が降っても車の往来は少なくならない。その高速道路を黒いポルシェが走っている。
「シルフィアを調べろって…、どういう事ですかい?」
車を運転するウォッカが助手席に座るジンに尋ねた。
「シルフィアが何かを調べようとしている。あの方は了承してるがな…。」
ジンが煙草を銜えながら言った。
「単独行動…ですかい?」
「ああ…。奴が何を調べているかは知らねぇが…、とにかく奴を探れ。」
ジンが冷酷な目でウォッカを見た。
「了解。」
ウォッカは、そう言った。黒いポルシェは、雨の降る高速道路を駆け抜けて行った。
翌日、雨は止んで太陽が空に輝いている。今日は、良い天気だ。
「じゃあ博士、行って来るわ。」
哀は、博士にそう言った。
「気をつけて行くんじゃぞ。」
博士は、哀に言った。
「ええ…。」
哀はそう言い、玄関のドアを開けて外に出て行った。
「本当に行かなくて良かったのかね?奈月君。」
哀が出て行ったのを確認してから奈月に尋ねた。
「ええ…。」
奈月は、さらりと言った。 |