ただの平民だが過剰な依頼はやめて欲しい
皆様の感想から思いついてのお話しです。
前に投稿した「ただの平民だが嫁の浮気調査をしていたらとんでもない修羅場に発展した。」を見るとより楽しめます。
ゴロウの生い立ちは移民の貧しい家庭で、碌な教育も受けずにも育った。そしてあるとき両親は口減らしの為、この国にゴロウだけ置き去りにしてまた流れて行ってしまった。
貧民街で喰うや喰われずの幼少時代を送ったのは辛くもあったが、それでもなんとか生き延びてこれたのには理由がある。
ゴロウは転生者であり他の人にはない知識と不思議な力が宿っていたのだ。
その力とはゴロウの居た転生前の世界の現代機械を創作する力で、ゴロウ自身の魔力は居るが電気もガスも入れずに機械を動かすことができたのだ。
この力を知ったときには飛び上がって喜んだものだ。
だが難点としては現状その力の活躍の場がない事だった。
この国は比較的豊かで、ある程度成長したゴロウであれば日雇いの仕事でもその日の飯代は十分稼げるのだ。
なんとかこの才能を活かせる手はないかと考え調べたところ出たのが冒険者になることであった。
そこそこ荒事の才能もあったのだろう、勤勉さもあってゴロウはその街でも数名しかいないB級ライセンスを持つ一介の冒険者になっていた。
が、肝心な能力はというと繊細な電子機器や家電は作れるくせにチート武器の代表である銃やミサイルなどの武器は幾らやっても作り出せず、野営を快適に過ごせるくらいしか能力が使えなかったのだ。
そして向いてはいたのであろうが、魔物の血肉を断ち切り、山河を切り開く冒険者は現代人の記憶があるゴロウには馴染めないものであった。
やはり俺は街で暮らしたい。
そう考えたゴロウはこの国の王都に向かい、居酒屋の一角を借り受けて「何でも屋」をすることになった。
「何でも屋」とは、料理・洗濯といった家事の手伝いから日曜大工、荷運びや倉庫の片づけ、はては調査に失せ物探し等、生活や仕事内で急に人手が要る際の手助けする小間使い・探偵的な仕事をするもの達をいう。
これは以外に性に合った。
例え大量の洗濯物や食器があっても洗濯機や食洗機で片付けられるし、荷運びもバイクや車を出せば楽勝だった。
ゴロウの仕事への心構えは『引き受けた仕事は必ず完遂する』というものであった。
そんな仕事へのひた向きさと驚きの速さに冒険者のB級ライセンスも後押しして徐々に「なんでも屋ゴロウ」という名は有名になり、儲けも出てきて生活に余裕も出てきていた。
そんな時にとある「解体屋」の旦那が妻の浮気調査をしてくれと依頼にきた。
最初は乗り気じゃなかったが、泣き落としに負けて調査をはじめ、いろいろあって夫婦中も無事解決し、なんと王族や貴族と面識を持つことに成功する。
そしてお貴族様からの大口の依頼を受ける程になったゴロウは、街に小さな事務所を構え、助手を雇う程の余裕もできて、より充実した仕事生活を手に入れたのだ。
そしてこの日、ゴロウは仕事で訪れた王宮の片隅で運命の出会いをする。
その白銀の髪は陽の光を受けて輝き、瞳は透けるような純粋な青、滑らかで整った肢体に、庭の小さな花へ向けた慈しみ深かいほほ笑みにゴロウの心は揺さぶられた。
ゴロウはその女性に一目で恋に落ちたのだった。
それからは王宮からの仕事は必ず受け、王宮に向かうたびにあの女性に会えないか期待し、そして会えずに落胆して数回、天はゴロウを見捨てはしなかった。
いつも依頼を受ける応接間の扉を開いたその先にあの女性が微笑んでいた。
「私はカイリー・スカーレット・アルゴスといいます。ゴロウ様、この度はどうぞよろしく」
カイリーと名乗った女性は、普通、平民に向けてすることは無いお辞儀を優雅にしてゴロウを向かい入れてくれた。
そして「アルゴス」と名のつくこの国の王族と知って別の意味でも緊張する。
嫁いだ第一王女を抜けば王国に唯一残された王女であり次期女王候補の第二王女様である。
「・・・・は、はい、王女様、こ、この度はご依頼ありがとうございます!何でも屋のゴロウといいます」
その微笑みに見惚れて遅れはしたものの、なんとか貴族風に胸に手を当ててお辞儀を返したゴロウの顔は赤く染まっていた。
「これは逆に緊張させてしまったわね。ゆるしてください」
「い、いえ・・・・・・王女様があまりに美しくて、その・・・・見惚れてしまいました」
「まぁ、お上手・・・・ありがとうございますゴロウ様」
「い、いえ、畏れ多くも王女様に『様』をつけて呼ばれるなんてめっそうもないです」
「そうなんですか・・・・・私は市井の事に疎くて申し訳ないです。実は今回の依頼はその市井のことでして・・・」
「というと?」
「実は我が王家に毎日パンを届けてくれている出入りの業者がおるのですが、倉庫に出るネズミにほとほと困っていると耳にしたのです。いつも美味しいパンをいただいているので恩返しをしてあげたいのです。できれば私からというのは内緒にしてなのですが、できますか?」
そうどこかイタズラを成功させたいという思いを可愛らしい笑みに浮かべてカイリーは立てた指を唇に当てた。
「なるほど、わかりました。必ずやその倉庫のネズミどもを駆逐してやりましょう」
「ありがとうございます。ゴロウ様、詳しい倉庫の場所はそちらに・・・」
ゴロウは控えていた侍従から紙面にかかれた正確な住所を受け取った。
帰り道、恋い焦がれた女性に出会えたことと、そしてネズミ取りにしては高額な前金ももらったことに気を良くしてゴロウは軽い足取りで帰るのであった。
「それじゃあ例の運命の女性に会えたんっすか」
「カイリー・スカーレット・アルゴス王女さまさ、美しく、そしてやっさしい方だ」
「へー、王女様と仲良くなれたらぜひ紹介してくださいね」
「仲良くかー、まぁ向こうは王族だからなー」
「そこで諦めるんっすか、へたれだなー」
「うるせえぇ、くそ坊主」
事務所に帰りそんなゴロウを迎えたのは助手のケイだ。この国での識字率は高いが生憎、教育の機会がなかったゴロウは字の読み書きは苦手であり、助手のケイにはゴロウのできない図書館などでの調べものや勤務記録、ときには一緒に依頼をこなしてもらっていた。どこにでもいる茶髪を短くそろえ、歯に物をきさせぬ13歳の敏腕助手である。
「で、その王女様の依頼はなんなんっすか?」
「ははは、そのメモの三番街の倉庫のネズミを退治してくれってよ」
「は?三番街・・・・・ここって・・・・・・これネズミって隠語っすよきっと」
メモを受け取ったケイはその住所に心当たりがあるようだ。
「は?隠語?なんだそれ」
「三番街の2番倉庫っていえば、あの構成員200名は降らないっていう凶悪・残忍と悪名高い発破団のアジトっすよそこ、それの退治をしてくれってことですよ、きっと」
「んな馬鹿な・・・」
「もしかしたら、王女様も出入りの業者がネズミと悪者を揶揄したのを鵜呑みにしたのかもしれないっすけど確かっす」
ケイの指摘にみるみる青くなるゴロウ。
ゴロウでも知っている「発破団」の構成員は、下位では冒険者のライセンスで言えばE~D級のそこらだが、上位はC級並みもそこそこ揃っており、なんといっても発破団総長の二つ名もちの悪童シャラクはB級は降らないという、王都切っての犯罪組織である。
「まじでどっすかな」
まさかこんなことになるとは、しかしゴロウの仕事の信条は『引き受けた仕事は必ず完遂する』というものであった。
が、これは自分の力では及ばない依頼である。
だが恋する王女に恥をかかせるわけには、ましてできませんでしたとは言えるわけがない。
どうしたものかと文字通り頭を抱えて思案にくれたが、ふと気づく、近くに半端ない力を持つ知り合いが居たではないか。
彼女にかかれば犯罪組織の一つや二つ滅ぼすのは造作もない事だ。
「うーむ、だが俺からの頼みなんかは聴いちゃくれんだろうし・・・・・おっ!ダニエルを上手く丸め込んで頼めばいいのかっ!」
妙案が浮かび、さっそくゴロウはその夜に最強の妻をもつ平民ダニエルを誘い居酒屋へ向かうのであった。
そして翌日・・・
「ゴロウさーん、例の件、妻に聴いてもらえましたぁ」
「おっ、良かった、で成果は?」
「喜んで協力してくれるって言ってました」
「マジかっ!助かったぁ~」
「そんなならず者にやられないように鍛えてくれるってことです」
「は?」
「へ?」
「は?」
理解してない二人であったが、その後にやってきたダニエルの妻にゴロウは連れて行かれてしまうのであった。
1週間と立たずとしてあの発破団が無名の男一人によって壊滅させられたという噂が街では広がっていた。
「さすがっす、あの発破団を壊滅させてしまうなんてゴロウさんすげーっす」
「あ゛~、あの鬼のような女に比べればあんなゴミども相手になるかぁ~、連中のアジトにたどり着くまでがマジで地獄だったぜ、あの鬼、素手で河を割りやがって・・・あと少しずれてたらと思うと・・・・ゾゾゾゾ・・・・」
助手のケイに煽てられても全く嬉しく感じられないゴロウはいつもの居酒屋の机で言い知れぬ寒気を憶えて項垂れた。
「これに懲りて、身の丈に合わない過大な依頼は受けないことっすよ、ハイこれおごりっす」
「お、ありがとな」
その姿に少し呆れたケイであったが、せめてものねぎらいにと一杯の酒をゴロウに渡すのであった。
あくる日、依頼達成の件を伝えに王宮へやってきたゴロウは再び応接間へ通され、カイリー王女と対面していた。
「・・・そのような事が、すみません大変な目に合わせてしまったようですね。・・・あの、追加の報酬を・・・」
「いえ、あの報酬で受けたのは私です。カイリー王女のお心で報酬は十分です」
「まぁ、ゴロウ様は気高きかたなのですね」
報告を聴いて、表情を曇らせる王女をゴローは励まし、お褒めの言葉を頂いて思わずにやけてしまった。
「実は、今日はもう一つお願いごとをしようかと思っていたのですが・・・恥を忍んで、またゴロウ様にご依頼させていただいてもよろしいでしょうか?」
「お願いごとですか・・・・依頼であれば、どうぞおっしゃって下さい」
「実は・・・・・・ラビアータという土地をごぞんじでしょうか?」
「いえ、浅学にて、申し訳ありませんが存知あげません」
「王都より馬で西へひと月ほどの辺境にある領です」
「そうでしたか」
「最近そこであろうことか領主が横暴をはたらき、民を虐げているとのこと・・・・しかし各たる証拠もなく、王宮を出ることも、ましてまだ政治に関わることを許されていない王女の身では民の窮状をすら確認することができないのです」
「民の窮状を確認し・・・できれば領主の横暴の証拠を集めて欲しいということですか・・・」
「はい・・・証拠があれば必ず国も動くでしょう。できますでしょうか?」
「わかりました・・・・必ずや吉報をもってまいります」
思いつめたような王女の表情をなんとかしてあげたくて、気づくとゴロウはうやうやしく胸を手にあて、王女にいい返事をしてしまった。
「いやーどうせ田舎のくそ領主だろ、軽い、軽い、」
「ラビアータ辺境伯ってたしか、隣国との交易で栄えていて、王都の城にも引けをとらないっていう堅城に住んでますよ、たぶん常時城に居る兵は騎士200に兵隊800は降らないってとこっすよ」
「・・・・マジか」
「どうするんっすか、騎士は冒険者ライセンスC~B相当っすよ、そこに兵隊いれるとトータルAAA並みの仕事じゃないっすか!」
「マジか・・・」
事務所に帰って、事の成り行きを助手のケイに説明したところ、そんな答えが帰って来た。
「ここは例の奥さんの力を借りた方がいいんじゃないっすか?」
「そっれは、い、いいかな、け、喧嘩しにいくわけじゃないし、ちょっと忍び込んでくるだけだし・・・」
トントン・・・
そんな話をしていた時、事務所の扉をノックする音がする。出てみるとそこにはワグス・フォン・サインバルタ宰相がいらっしゃった。
ゴロウは驚いて宰相を招き入れ、とりあえずケイに言って一番高級な茶を用意させた。
その茶を一口飲んで宰相は話し始めた。
「この度は、第二王女様がゴロウ様に大変無理なお願いをされたとか・・・」
「いえ仕事の依頼ですから、それに受けたのはこちらですし」
「・・・ですがその事も含め第二王女様の行動には問題があります」
「そんなことは無い!民を思いやる王女の気持ちのどこが問題なのだ!おれは依頼を破棄されてもやるぞっ!!」
「・・・・・・ゴロウ様は素晴らしい心意気の方ですね。大丈夫です、こちらもそれを思ってサポートする為に来たのです」
ゴロウの言葉に宰相は関心して頷くと、そう述べた。
「へっ?サポートって?」
「実はソフィア様に協力を依頼しておきました。」
「!」
「お喜びください、じきじきにご指導していただけるとのこと」
「ダッシュッ!!!」
ゴロウは逃げ出した。
しかし回り込まれてしまった。
1月を経たずして王都では辺境伯の悪事とそれを裁いた無名の男の話がそこらかしこで噂になっていた。
「あの数の騎士達を相手によく無事でしたね。しかも首魁の辺境伯もぼこぼこにして犯罪の証拠と共に王都の役所に突き出したって、辺境でゴロウさんは英雄っすよ」
「ああ゛!あんなお馬ごっこの集団なんて、あの悪魔のような女と比べれば雑魚だ雑魚、あの辺境に行きつくまでに、今度こそ死んだかと思った・・・・・・マジであの悪魔、何者なんだよ・・・蹴りで山脈割りやがった・・・・ガクガクブルブル」
「まったく、しょうがないっすね~」
なにやら机に向かってぶつぶつと話し始めたゴロウに呆れつつも、せめてものねぎらいにとゴロウの好きな酒を注文に行くケイであった。
いつもの王宮の応接間。今回の成り行きを説明したゴロウは王女に感謝をされていた。
「ゴロウ様は、まるで物語に出てくる英雄のようですね!民たちに変わりお礼もうしあげます。私になにかできることはありますか?」
「いえ、王女様のお気持ちだけで結構。そんなに大変なものではなかったですしね。うわはははははは」
「まぁ、ゴロウ様ってとても男らしい方なのですね素敵です」
「そ、そうですか、王女様にそう言われるのは照れるなぁ、ははははは」
「私の事はぜひカイリーとお呼び下さい」
「へっ・・・・か、か、か、カイリー・・・・様」
「ありがとうございますゴロウ様・・・・実はそんな英雄のゴロウ様にお願いがありまして・・・」
「なんでも言って下さい、カイリー様の願いならば、このゴロウなんでも叶えてみせましょう!」
ゴロウはそう王女に宣言したのだ。
そして事の次第を事務所に帰ってきて助手のケイに話したのであった。
「で、今度の依頼を引きうけたと」
「うん」
「バカっすねー」
「うぐっ」
項垂れていたゴロウはケイに端的にそう評価をを下され、なお深く項垂れた。
「隣国って、あそこはいま反乱軍と紛争真っ最中の国っすよ」
「そうだな・・・」
「反乱軍の軍勢は10万は固いんじゃないっすかねー、そしてそれを統率しているのは次期S級と名高い剣帝ブラキ・・・それを鎮圧するのを手伝ってきてほしいって問答無用でSライセンスオーバーの仕事っすよ」
「マジか・・・・・・・・マジでどうしよう」
「まぁ、受けてしまったものは仕方ないっす・・・ここは例の奥さんの力を借りた方がいいんでないかって思って、すでに呼んであるっす」
「なぁっ!!!!」
「よろこんで協力するって・・・・聴いてます?」
「あばばばばばば・・・・・」
ゴロウは震えながら地獄の使者を待つしかなかった。
三月もしないうちに隣国で起きていた反乱が鎮圧され、その中心になって活躍したというとてつもなく強い無名の男がいたことが国々で噂されていた。
「隣国の内戦をほぼ一人で平定してしまうなんてすごすぎて、言葉もないっす。しかもよくあの剣帝ブラキを倒しましたね」
「あ゛あ゛っ!!へなちょこブラキがどうしたってぇ!?あの大魔王のような女と比べれば、あんなのはカスだカスっ!あの大魔王のせいで俺は綺麗なお花畑を何回みたことか・・・まじで前世のじーちゃん、ばーちゃん、会ったこともないひいばーちゃんまででてきて『いい加減にせいよっ』て怒られちまった・・・・・ガクッ」
すさんだ目でそれだけ言うと居酒屋の机につっぷして死んだようにゴロウは寝てしまった。
「ったく、しかたない人っすね・・・」
ケイは着ていた厚手のコートを脱ぐとゴロウにかけてやり、やさしくその頭を撫でた。
「あれ、ゴロウさん潰れちゃってるのかい?」
そんなケイに声をかけて来たのはダニエルだった。
ゴロウが突っ伏して寝ている机から少し離れた店のカウンターでゴロウとケイは話を始めた。
「ところで、仕事の方は慣れたかい?」
「はい、大分慣れました。雇い主はあれですが、本当に色々な経験ができましたよ。」
「そうか良かったよ、やはりゴロウさんはすごい人だろう。」
「自分の仕事にはまっすぐで誠実な人ですね。まぁ色恋沙汰には向かないようですが・・・」
「・・・ところで今日は実をいうとゴロウさんに報告に来たんだけど、先に君に伝えておこう。」
「報告?ですか」
「実は妻が、ソフィアが妊娠したんだよっ!!」
「はぁ、それはなんとも計画通りですね・・・・おめでとうございます」
「ん?」
「いえ、なんでも。・・・奥さんにもよろしくお伝えください」
「うん、カイリーからのお祝いだったら、きっと喜ぶよ」
「今はケイですよお義兄さん。まーこれでしばらく、母さんのイタズラのほうも落ち着くかな」
「王妃さま?なにかしてるの?」
「いえいえ、まーこっちのことなんで気にしなくていいってことです」
そう言うとケイは店に代金を払い、ゴロウの居る席に戻って揺すり起こす。がダメとわかると片腕を抱え込んでなんとかゴロウを立たせた。
「俺が運ぼうか?」
「いえ、お気遣いなく、慣れてますので。どうにもこうにもこの人は私がいないとダメそうですから・・・ほらっゴロウさん、お家にかえるっすよ」
その様子にダニエルが手を貸そうとするが、ケイは丁重にそれを断るとゴロウに肩を貸して店を出て行った。
まだ春は遠いが、冷たい風の中でも二人が寄り添っていれば凍えることは無いようだ。
ネタバレ注意!
カイリー? 今回の加害者1
お気づきでしょうが王女を名乗ったあの方です。若作りなよんじゅ・・・・。初孫を見たい一心で今回の計画を練り、実行した女傑。いずれはお義母さん?
ダニエルの奥さん 今回の加害者2
仕事が忙しくてダニエルとの家族計画も立てられない。だれか良さそうなのがいないかしら・・・政務はワグスが居るけど、軍務は心持たない・・・そういえば居たなぁー、という具合に白羽の矢を飛ばすソフィアさんなのであった。
ワグス・フォン・サインバルタ宰相 今回の加害者3
いつもある意味でくだらないお仕事を押し付けられる苦労人。しかし、さらにそんな仕事を押し付けられる伝手が出来たとき、彼の鬼畜ぶりは本領を発揮する。
ダニエル 今回の加害者4
ある意味で全ての元凶。ちなみのケイに何でも屋の助手をやるよう勧めたのも彼だったりする。・・・無自覚系罪深い男。
ケイ
姉のように市井に出て民の実情を知りたいと希望をして、なんでも屋の助手となる。その際、父親と同じ茶色の長く美しかった髪をばっさりと切ってしまい、王様を発狂させたとか。ちなみにその後も王様がちまちま進めていた隣国王子との婚約話も無に帰す予定。
妹と結婚するなら私を倒してみせなさい!!
(* ̄ー ̄)r ∑(´□`;) はうわっ