最強能力発覚!
「とりあえず聞きたいことがいくつかある・・・いいか?」
「ええ、かまわないわ」
俺の質問に答えるのは八雲紫いわずと知れた大妖怪だ。
誰よりも幻想郷を知り誰よりも幻想郷を愛する最強クラスの妖怪。
俺が幻想郷に来てしまったのもこのスキマ妖怪の仕業だ。
「まず一つ目、なぜ俺をここに連れてきたんだ?」
わざわざどこにでも居るような人間を時間を超えてまでここに連れてくる。
その意図が分からないのだ。
「それがね、私はまだ能力のコントロールが不安定で上手く出来ないのよ」
「つまりお前の単なるミスでここに連れて来られたというわけか?」
「ええ、けどそれだけではここには来れないわ」
「・・・どういうことだ?」
「あなたが何かしら特別だったから私の隙間があなたの所に開いたの」
「特別ねえ、俺はあっちで特別なことは何も無かったぞ?」
「正確にはここに来ることで特別になる運命だった、ということね」
運命?幻想郷に来ることが俺の運命・・・しかも特別になるだと?
それは何かしらの能力がつくと言うことか?それなら超嬉しいことだ。
「まあどうせこっちに来てしまった事実は変わらないからそれはいいとしよう。
二つ目の質問だ。幻想郷に来たとき俺は地上四千メートルあたりから落ちた。
しかし減速して助かったと小町は言った。それもお前が?」
「いいえ、私は何もしてないわ。あなたが幻想郷に来ることで付いてしまった能力よ」
「・・・最後の質問だ、俺の能力はなんだ?」
「知りたい?」
「ああ、とっても知りたいな」
「いいけど・・・無料ではねぇ?」
条件をつけるか、まあ紫の性格からして普通に教えてくれるとは思ってなかったがな。
「俺が叶えられる範囲なら・・・」
「あら、物分かりがいいわね。そうね・・・私の家で家事をしてもらおうかしら?」
「そんなことでいいのか?」
これでも家事には自信がある。なにせ両親が共働きで朝早く出て夜遅く帰ってくるから
掃除洗濯は勿論の事、夕食も自分で作っている。それを中学の頃から続けていたから
家事に関しては中々のエキスパートだ。しかし、一つだけ重大な問題がある。
「・・・毎日ここから通うの?」
「いいえ、私の家に住みこみでいいわよ。それとも私と一緒に住むのはいや?」
嫌な訳が無い。美女の家に住み込みとかマジで夢のようだ。
ここまで来て夢だったら俺はあまりの悲しみで引きこもるね、絶対。
「滅相も無い、光栄の極みでございます」
恭しくお辞儀をすると、紫がクスクスと笑う。
「じゃあ決定ね、早速移動するわよ」
「え!ちょっと、先に俺の能力教え「レッツゴ~♪」ああぁあぁぁぁああああ!!?」
先に俺の能力教えろって言おうとしたらスキマに飲み込まれた。
少年&少女移動?中・・・
「あいだっ!まったく、もうちょっとゆっくり下ろせないのか?」
隙間に飲み込まれた次の瞬間紫の家に放り出されてケツを強打した。
痛みを堪えてあたりを見回すとそこは和風の部屋、広さは大体二十畳ってとこか。
見慣れない部屋なのに落ち着けるような不思議な部屋だ。
で、俺の後ろには隙間から上半身だけ出している紫がいると。
「どうかしら?私の家の居心地は?」
「ああ、落ち着けそうだ」
「そう、それはよかった」
そういってまたクスクスと笑う紫。
「さて、聞いてもいいか?俺の能力はいったい何なのか」
「わかったわ、ちょっとじっとしていてね?」
そう言って紫は俺の頭に手をのせる。
三分ほど経っただろうか?紫は俺の頭から手を離した。
「で、俺の能力はなんだったんだ?」
「それはそれはすごい能力だったわ、嫉妬しちゃうぐらい」
焦らされてよけいに知りたくなってきた。
すごい能力って言ってるし、あ~もうイライラする。
「いいから早く教えてくれ」
「あなたの能力は『不可能と可能を操る程度の能力』よ」
・・・なにそれ?意味わかんない。
「どういう意味だ?」
「つまり不可能を可能に、可能を不可能にすることが出来るのよ」
・・・おk、理解。俺の能力は簡単に言うと何でも出来るようだ。
不可能を可能に出来るって・・・どこのチート?
プロアク○ョンリプレイでもこんなことできねえよ。
「理解できたのなら何かやってみなさい」
何かやってみろって言われたってな・・・飛んでみるか!
俺が空を飛ぶことは『可能』だ。
「・・・おお、浮いた」
とりあえず宙に浮くことに成功した、のだがすぐに落ちてしまった。
その後も手から炎を出すとかいろいろ試してみたがあんまり上手くいかなかった。
紫いわく、練習不足、だそうだ。練習すればすぐに上達するだろう。
「一応自己紹介しておくわ。私は八雲紫、能力は『境界を操る程度の能力』よ」
「俺は八神零能力は『不可能と可能を操る程度の能力だ』だ」
「じゃあさっそく夕食を作ってもらおうかしら?」
「よっしゃ、何がいい?」
「まかせるわ」
明日から忙しくなりそうな予感がした。
主人公のこといろいろと説明しておきます。
名前:八神零
身長:178センチメートル
体重:65キログラム
能力:『不可能と可能を操る程度の能力』
年齢:16歳
顔:クールな感じでイケメン
性格:冷静、何が起きても動じずにやるべきことをするタイプ
最強の能力を持っているがそれを悪い事に使おうとは思っていない
自分が馬鹿にされても特に何も思わないが、自分の大切な人を
馬鹿にされるとイラッと来る。変なところで頭がいいが基本的に普通の人
勝負に能力はあまり使わない(素で避けられるから)
弾幕:うねるレーザーを基本としていろんな種類の玉を放つ。意外に避けにくい
代表スペルカードは、禁術『絶対領域』
+注意+
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