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  平凡少年が幻想入り 作者:コロンブスの鶏
今現在の状況



「小町、荷物とって来るからちょっと待ってて」

そういって俺は(おそらく小町の宿舎である)小屋に入る。
そこには俺の持っていた肩掛けバッグが置いてあった。
PSP,ソフト、お菓子、充電器・・・なくなっているものは無いようだ。
チュッパチ○ップスを二本取り出し一本を舐める。一番大好きなコーラ味だ。
もう片方のプリン味を小町に渡して俺達は出発する。
小町は初めて見る食べ物に若干警戒していたが、舐めてみると意外においしかったらしく
ご機嫌な様子だ。気に入ってくれてよかった。

「ん?・・・気のせいか」

なにか後ろに気配を感じたが誰もいなかった。

少年&少女移動中・・・


「おお、意外に繁栄して・・・無いな」

俺の記憶では明治時代ぐらいまで栄えていたはずだ。
しかし俺の目に映っているのは小さい農村。
寺子屋らしきものも見当たらない。農業に勤しんでいる人が十数人居るだけだ。

ふと映姫の言葉が頭によみがえってきた。

『私も赴任したばかりなので――――――』

今、幻想郷がどういう状況なのか理解した。

「小町、お前が映姫と幻想郷に来てからどのくらい経った?」

「ん~っと、大体二週間ぐらいかな?」

間違いない。おそらくここは俺の知っている幻想郷ではない。
俺の知っている幻想郷のずっと、おそらく千年以上昔だろう。
まだ紫が『幻と実体の境界』を引いていない頃、まだ現実とつながっている頃だ。

しかし、紫の能力を使わない限り俺は現実には帰れないだろう。
なにせ時間軸が大幅にずれている。
このまま帰っても何千年も昔の日本に一人取り残されるだけだ。
となると紫を訪ねなければいけないわけだが、それは難しい。
場所が分からない上にもし分かっていたとしても妖怪に襲われる可能性が高いからだ。

いや、無理に帰る必要は無い。昔とはいえ幻想郷に来れたのだ。
ここに永住する手が無いわけではない。現代の科学を知るのであれば
この地で暮らすのも難しいけd「おいッ!聞いてんの?」

っと、小町がいつの間にか話しかけていたようだ。
この集中すると周りが見えなくなる癖はどうにかした方がいいな。

「すまん、考え事してた」

「ったく、ちゃんと聞きなさいよ!重要なことなんだから。
 映姫様がわざわざあんたのために住む所用意してくださったんだからそこ行くよ」

これはうれしい予想外なことだ。住む所があるだけでいろいろと俄然楽になる。

「マジで?じゃあさっさと行こうぜ」

「あんたが話し聞かなかったんだろ!まったく・・・こっちだよ」

そう言って小町は歩き出す。俺もそれについて行く・・・まただ。
後ろに気配を感じたがやはり誰もいない。


再度少年&少女移動中・・・


「ここだよ」

「・・・ここかよ」

小町が指差している建物は明らかに倉庫、右から見ても左から見ても倉庫だ。

「せめてもう少し人の住めるところがよかった・・・」

「大丈夫だよ、ここはもう使われていない倉庫らしいから。掃除すれば何とか住めるだろ」

「まあ室内で寝れるだけマシか、映姫に礼を言っておいてくれ」

「あいよ、じゃあ私は仕事があるから行くよ」

「・・・さぼるなよ」

「さ、サボるわけ無いだろう。真面目に仕事するさ」

「(図星だったか)じゃあな、送ってくれてありがとう」

「いいってことさ」

そう言って小町は飛んでいった。どうせサボる気だろう。

「どれ、とりあえず入ってみるか」









「まあ十分住めることには住めるな」

倉庫の中は埃っぽかったが中々広く、住みやすそうだった。
端っこに布団が置いてある、おそらく映姫が手配してくれたんだろう。
何から何まで世話になる。今度饅頭でも持っていってやるか。

「・・・とりあえず掃除するか」

隣の家に挨拶に行ってついでに箒と雑巾を貸してくれと言ったら快く貸してくれた。
箒で埃を粗方掃いてから井戸で汲んできた水を雑巾にしみこませて絞り、床や壁を拭く。
途中水の入った桶をひっくり返してしまい、時間が倍かかったのは秘密だ。


少年掃除中・・・


「うし、こんなもんだろう」

端っこまで念入りに拭いて布団は屋根の上において天日干しをしている。
すでに借りたものは返した。さて・・・どうするか。

そしてまた後ろにある気配。間違いないだろう、あいつだ。

「いるんだろう?八雲紫」

「あら、よくわかったわね」

突如、俺の後ろに隙間が現れ、中から金髪の美女が現れた。
主要キャラ登場


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