ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
  平凡少年が幻想入り 作者:コロンブスの鶏
幻想入り


「ハッ!ここはどこだ!?」

俺は気が付いたら小屋らしきところで寝ていた。
うん、明らかにおかしい、たしかに俺は少なくとも地上4000メートルから落ちていたはずだ。
普通なら助かるはずが無いというのに助かった。しかも体には傷一つ無い、どういうことだ?

もの思いに耽っていると小屋の戸が開いて女の子が入ってきた。
年は18歳くらいだろうか?大きな鎌を持っている。はたから見たらいかにも死神・・・死神?
あの顔・・・・・・鎌・・・え?小町?

「おや、気が付いたようだね」

小町?がそういって近づいてくる。おお、近くで見ると中々美人じゃないか。

「おかげさんで、ところで何で俺はここにいるんだ?」

「そりゃこっちの台詞だね、あんたがいきなり空から降ってきたんだ
 で、亡霊じゃないようだからこっちに連れて来たってわけさ」

むう、やっぱり空から落ちてきたのか。

「ならなんで俺は傷一つ負っていないんだ?」

「地面に当たる寸前であんたが減速したんだ、覚えてないのかい?」

減速?

「まったく全然ちっとも覚えてない」

「ふ~ん、まあいいさ。ともかくあんたは映姫様に一度会ってもらうから」

「映姫ってヤマザナドゥか?」

「おや、よく知ってるね。話が早い、じゃあついてきて」

確定だ。ここは幻想郷。忘れられた者たちが集う世界。幽霊、妖怪、神、何でもござれの世界だ。
いまここに居るのは小野塚小町(おのづかこまち)、死神だ。
『距離を操る程度の能力』を持っていて幽霊から渡し賃をもらい、三途の川を渡って
閻魔の元へ届けることをしているがサボり癖があるので映姫に怒られている。
そして今から会うのは四季映姫(しきえいき)・ヤマザナドゥ。閻魔だ。
『白黒はっきりつける程度の能力』を持ち、生前の罪を裁く仕事をしている。
『悔悟の棒』とか『浄玻璃の鏡』とかを使って生前の罪を見たり裁いたりしている。
『六十年目の東方裁判』が映姫のテーマソングなのだが、これがいい曲なのだ。
東方には素敵な曲が多く存在し、俺が好きなのは幽霊楽d「お~い、早くしないと置いていくよ」

おっと、もの思いに耽りすぎた。どれ、映姫の顔を拝みに行くか。


少年&少女移動中・・・


映姫の部屋の前までたどり着いた。小町が距離を操ってくれたからすぐ着いたな。
小町が目の前にある白い扉をノックする。

「映姫様、不審な人間をお連れしました」

不審なって・・・まあその通りだけど。もう少し言い方を考えてほしいな。
数秒すると中から声が聞こえてきた。どうやら入ってもいいようだ。

「「失礼します」」

中は意外と狭かった。中も真っ白とは・・・白黒つけるのも度が過ぎるな。

「ご苦労様小町、仕事に戻りなさい」

小町はさっさと戻っていった。まあどうせサボると思うけど・・・

とりあえず俺の前に居る映姫様の状態を説明しよう。
第一印象、小さい。身長はどう見ても140センチもないだろう。
持ち上げようと思ったら簡単に持ち上がると思う。そんなちっちゃいのに
とっても偉い感じがするからやっぱりすごい人・・・もとい閻魔なんだろう。
しかし、映姫様もやはり期待を裏切らない。すっげえ可愛い。
なんかこう、お持ち帰りしたいぐらい可愛い。閻魔っぽいかっこうしてるもんだから
なんていうかこう・・・とりあえず抱きしめたい感情が出てくる。

「さて人間、あなたはどういった経緯でここに来たのでむぐっ!」

何か話している最中だったがあんまりにも可愛かったので欲望に勝てず抱きしめてしまった。
なんか心が満たされていく。映姫マジ可愛い、もがいてるけど力及ばず俺の手から抜け出せない。
とかいろいろ思っているといきなり吹っ飛ばされて壁にぶつかった。さすがに痛かったぜ。

「/////いきなり何するんですかっ!///」

顔を真っ赤にして怒る映姫。やっべぇ怒ってるところも可愛い。

「何って・・・ハグしただけだろう。ハグは友好の証だぜ?(嘘」

「それでもいきなりあんなことするなんて無礼にもほどがあります!死刑です、死刑!」

「失敬な!可愛い子に抱きついて何が悪い!」

「/////!!」

おお、可愛いなんていわれて照れている。以外に初心(うぶ)だな閻魔様。

「まあ冗談はこれくらいにしておいて、ここに来た経緯、だったか?」

「・・・はぁ、怒る気も失せました」

おお、持ち直した。まだ顔は赤いけどね。


少年説明中・・・


「・・・にわかには信じがたい話ですが、嘘ついている顔のは見えませんね」

「ちなみに誰が俺をここに連れてきたかは多分分かる」

「・・・八雲紫ですか」

「そういうことだ」

大妖怪八雲紫(やくもゆかり)『境界を操る程度の能力を持つ』幻想郷最古参の妖怪だ。
一般的にスキマ妖怪と言われる紫はいつの間にか家の中に居たりする。
幻想郷に必要不可欠な存在であり、博麗大結界と共に幻想郷を隔離したりしている。
しかし外の世界から人間を連れてくることもしばしば。その人間は大抵妖怪の餌となっている。
髪は金髪でいつも日傘を持っている。服は紫色。ババアとか言うとスキマツアーに招待される。

「ところでなん「なんで幻想郷のことをいろいろ知っているか、だろ?」・・・はい」

「秘密だ」

「・・・まあいいでしょう。帰りたいならばとりあえず八雲紫を訪ねるとよいでしょう」

「まあそうだろうな。どこにいるかわかんねえけど」

「私も赴任したばかりなので詳しいことは分かりませんが・・・まあ何とかなるでしょう」

そんな適当でいいのか四季映姫。

「・・・じゃあとりあえずここを出て適当に歩いてみるわ」

「ちょっと待ってください、小町に人里まで送らせます」

「ん、わかった」


少年&少女移動中・・・


三十分ほど歩いたら三途の川まで着いた。途中歩くと遅いので私に捕まって飛びませんか?
という案が出されたが却下した。だって格好悪いじゃん。

「ZZZ...」

小町は思いっきりサボっていた。映姫の額には青筋が立っている。哀れ小町。

「小町・・・起きなさい」

「はぇ?えっ映姫様!寝てませんよ!?サボってなんか居ませんよ?」

「小町、あなたは何度言えば分かるのですか!大体あなたは~~~~


少女説教中・・・


~~~~分かりましたか!」

「・・・はい」

映姫の説教は軽く三時間は続いたが、まだまだ続きそうなので何とか説得してやめてもらった。
ちなみに小町は軽く魂が抜けかけている。そりゃあ三時間も説教されたらそうなるわな。

「・・・まあいいでしょう。小町、この方を人里に連れて行ってください」

「分かりました、じゃあ行くよ、え~っと」

「ああ、まだ名前を言ってなかったか。俺の名前は――――八神(やがみ)(れん)だ」
映姫様はツンデレっぽく仕上げたいです。


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。