第4話暇つぶし【雫編】
結城 雫です。現在散歩中です。典君と一緒に・・・・二人一緒にいるとすごく楽しいんだけどなんか桜たちに関係が怪しまれている。さっきだって祐一に怪しい目で見られてたし。
「どうした雫、うかない顔をして」
いつもはあんなに鋭いのになんでこんな事は鈍いのかな?
「何でもないよ」
適当に誤魔化しておく
「そっか」
素直に納得しちゃった
「にしてもこの島すごい自然に囲まれているな」
典くんが言った。
「うん」
あたしは頷いた。
「探検しようぜ」
突然何言い出すのよ。そうは思っていても
「うん、いいよ」
断れ無い。うーんやっぱり子供の面白そうなことに飛び付くっていう習性って本当なのかな?
しばらく歩いた。海岸線にでる。キレイな海が広がっていて潮風が気持ちいい
「すご〜い、あれ水平線だよ。」
水平線が見える。なんかすごく楽しくてはしゃいじゃうな。
「ああ」
典くんのそっけない返事、あ〜テンション下がる〜
「何よ。そのそっけない返事」
思ったことを言う
「いつもと変わらないだろ」
典くんの返事。ハァ・・・・
「ウソつかない、付き合い長いからそれぐらい分かるんだからね」
「・・・・昔な海に行った時滑って勢いよくスイカに頭をぶつけた事があるんだ。その時は出血するやら、気を失うやらで大変だったらしい。病院に親父に背負って連れていってもらったらしい」
「ふ〜ん」
そんなことがあったんだ。
「だから海にはあまりいい思い出が無いんだ」
なんか悪い事したかな?
「ごめんね、何か悪い事した気がする」
「別にいいさ、次行くぞ」
「うん」
あたしは典くんの言葉に頷いた。
少し進んだらやたらゴツゴツしてる場所にでた。ここまで潮がきている多分満潮の時はここ沈むね。
「あれは」
典くんが指をさした。その先には洞窟があった。
「行ってみようぜ」
典くんが走り出す。
「ちょっと待って・・・・キャッ」
滑ったあたしは反射的に右手を伸ばす。典くんがあたしの手をつかむ。ふ〜助かった
「残念、もしかしたらおんぶしてもらえたかもしれないのに」
冗談半分で言った。
「バカ言うな。岩とスイカじゃ訳が違うんだぞ」
まったくね
洞窟の中に入ったさっきは自分のテンションが命じるままに入ったけどやっぱり怖い
「すごいな、多分島の反対側まで繋がっているぞ」
典くんははしゃいでるけどあたしは、はしゃげない・・・・!
「え?」
今、声が聞こえなかった?
「なぁ雫、何か聞こえたよな」
やっぱりあたしの気のせいじゃないんだ
「うん」
あたしは頷いた。
「・・・・戻るか」
「うん」
典くんあたしの提案を呑んだ。 |