彼女は、自民党を支持している。だから、パンティには必ず、福田康夫首相の顔がプリントされてある。しかも笑顔だ。
ラブホテルにて。
「ねえ。もうやめてよ。そういうの。やる前に萎えちゃうよ」
オレが文句言うので、彼女はしかめっツラだ。
「そういうわけにはいかないわ。あたし、自民党派なんだから」
「もう。じゃあ、もし民主党派だったらやめるの?」
「もしそうなら、小沢一郎代表の顔をパンティにプリントするわ」
「いっしょやん!」
もうオレは困り果てた。こんなことされるとマジで起たないんだよな。
オレはビールを空けてずっとブルーだ。
「ひっく。前の安倍さんのプリントなんてものすごく暗かったぜ。暗闇で見たからちょっと怖かったよ。なんか安倍さんの重々しい顔に黄色いシミついてたし。ウィー」
「辞める直前とかね」
「やってる最中、ひっく、ひっく、ずっと安倍さんの沈んだ表情が頭に浮かんで大変だったんだぜ? なかなか射精できんかった」
思えば、小泉首相の時はもっとひどかった。
当然、彼女は小泉首相の顔がプリントされたパンティをはいてくるわけだが、もう脱がそうとするたびに、その顔が、
「戦闘地域かどうか私にわかるわけないでしょう!」
「自民党をぶっ壊す」
「抵抗勢力には負けない!」
「ラブミーテンダー」
とかやかましくって、大変だった。「うィ〜。うあほ〜」
オレは酔い潰れて寝てしまった。
後日、オレはいやがらせにヒラリー・クリントンの顔がプリントされたトランクスをはいてラブホに行った。ふっふ。これなら、自民党に勝てるだろう。
と思ったら、彼女のヤツ、オバマの顔がプリンとされたパンティをはいてきたではないか。
「GIPDFGOIGFNDFNGDFGDFG!」
「TGHSPDRNBHISONSGFDFGFDGHDF!」
オバマとクリントンが悪口を言い始めるのでオレたちはセックスどころじゃなくなってしまった。(了)
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