第燦獣九話 あさひ
おい、そんなヒダとかクリとか書いたり消したり書いたり消したり何してんだオマエ?これからイイトコロなんだから落ち着いて書けよ。規制の基準がわからん?テメエは俺を満足させるシチュを用意しとけばそれでいいんだよ。おけぃ?
「…ちょっと…こわい…」
彼女の震えが止まらない。まだ指だっての。
「…我慢しろよ?ちゃんと、優しくするから」
「…うん…ぁ…」
俺の指は、徐々に、奥へ奥へと潜り込んでいく。彼女の潤滑油で、進入そのものはスムーズだが、さすがに、一本でも締め付けがきつい。
レイチェルは、唇を噛みしめ、必死に何かに耐えていた。
「んっ…んっ…」
「ひとりでえっちしたこともないのか?」
ひたすら無言で耐えている。締め付けが、ものすごいことに。
「…ば…か…」
彼女の歯がガチガチ鳴る。俺は指を止めた。
「…痛いか?」
「いたく…ないから…いいよ…」
やっとの返事。
俺は静かに頷くと、再び、ゆっくりと、中指の根本まで、彼女を貫いた。
「ぁはっ………!」
奇妙な呻き声をあげ、彼女の全身が波打った。全身が痙攣し、そのままぴたりと動かなくなった。
「…おい、レイチェル?」
全く反応なし。あれ?幸せそうな顔して、眼、半開き。口からだらしなくヨダレが。えーっと。指一本しか入れてないんですけど。ひょっとして。
「レイチェル?」
やはり返事がない。彼女の瞼が完全に閉じると、そのまま、全体重が俺にのしかかる。
しばらくすると、すうすうと、安らかな寝息を立てはじめやがった。
あれ?ちょ、まった。この後は?俺のマグナムの出番は?
…ま、いっか。もう少し慣らさないと、俺のモノが入りそうにねえや。ということにしとこ。
唇に何か触れるものがあった。
それは、輪郭をゆっくりなぞる。
「…おはよう、レイチェル」
目を開けると、それは彼女の指だった。もう朝か。
「…おはよ、おにいちゃん」
俺の外套でテルテルボーズみたいな格好してる。
その眼はじっと、俺を見つめてる。
「あーあ。一人で勝手にイっちまってよ。早すぎるぜ」
あ、顔真っ赤にしてる。
「うーーーーーー」
ぺこぺこと俺の頭を叩いてくる。
「いていて。こら、やめなさい」
ぷいっとそっぽを向くと、また俺にしがみついてきた。
「体、大丈夫か?」
こくんと頷く。
「えっち。もう、おにいちゃんなんかきらい」
その言葉とは裏腹に、ぴったりと頬をすり寄せてくる。
「うそ。だいすき…」
俺も負けじと、抱きしめてやることにした。
「おいおい、神様に怒られるぞ」
「あ…」
「どした?」
「お祈り、してない」
「ごめんなさいって、あやまっとけ。神様も許してくれるさ」
「そうする…」
彼女は膝立ちになると、昇ってきた太陽に向かって、祈りを捧げた。
俺は彼女の邪魔にならないように、少し離れて、その様子をずっと伺っていた。
「あー、そのかわり、俺が後で個人的に罰を与えてやる。やさしくな」
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