ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
第燦獣話 だいしょう

 あー、ごめんねミヅキちゃん。悪気はないの。俺、ぱんつ見えてるよって注意しただけなの。短いすかーと穿くときは、ちゃんと見せてもいいぱんつにしようね。俺、大喜びだから。あ、丸見えはダメだからね。チラリがいいの。ソレが美学なの。
 
 今度は俺に変わって、JK魔法少女がベッドで眼を回してる。
 もちろん、真っ先に駆けつけて「大丈夫か!?」なんてマジ顔で心配しながらナマ足を堪能しようと思ったら女性陣二人の眼からビーム出てますよ。バレバレなんだよビームが。サイクロップスも真っ青の。
「痛かった」
「なにがでしょうか」
「視線が」
「困ったね。このひと、どうしよう」
「とりあえず、没収するモノは没収しないとな。ハイ、ヒトシ君人形ぼっし」
「私がします」
 微妙に機嫌の悪いメアリーさんに先を越された。ちぇ。
 
 ブレザーの内ポケットから出てくる出てくる。オマエどんだけ持ってんだよ。学校なら速攻生徒指導室だよ。メガ本田対空だよ。

「若い身空でニコチン中毒か。まあヤバ気なクスリじゃないだけマシだが」
「…」
「メアリーさん?」

 彼女はそのタバコの山とナマ足JKを見比べながら。何か考えていた。メアリーさん、足の綺麗さでは全然勝負にならないですよ安心してください。しょせん小便くさいガ
 
「これは、彼女に持たせておいた方がいいのかもしれません」
「ほえ?」
「実は私の家系は、異世界能力者の…」
「あー、思い出した。能力者の代償を知ることが出来るってヤツですね」
「?、私、今、初めてこの話をしたの思ったのですが」
「寝言で俺に囁いてくれたよ。やさしくね」
 わあカワイイ顔。
「…冗談でした。時間巻き戻す前のメアリーさんが教えてくれたの」
「ちょっと、頭が混乱してきました…」
「で、メアリーさん、コイツの能力の代償は何ですか?時間を巻き戻す前に、魔王軍の能力者に出会ったんです。メアリーさんはソイツの能力の代償が、ソイツ自身の寿命だと言ったんです。それから、俺の能力の代償は気にする必要無いとも言ってました。教えてくれませんか?」

「…彼女の代償も、それほど気にする必要はありません。タバコを召すのもその代償の一部なんです。詳しいことは、彼女本人に伝えます」
「?…俺も彼女の代償を知っておいた方が、いろいろとやりやすいような気がするんですけどメアリーさん」
 彼女は、また少し考えた。そして、何か、言い辛いことのように言った。
「簡潔に言いますと、彼女の能力の代償は、彼女自身の体から漏れる生命力です。たとえば、大量に出血した後などは、強力な能力が使える、そういったものです。タバコの煙を吐き出すのも、わずかですが、そういった効果があります」

 …?
 ああ、確かに、あのチートの王様リセット能力を使う前は、右腕一本無くしてたからな。
 逆をいえば、腕一本なくすような事をしないと、あの能力は使えないって事だ。
 
「俺の能力の代償は?」
 彼女の態度はどうもはっきりしなかった。
「あの…本当に知らなくても、困ることはない些細なことです。実質的に、勇者様は無尽蔵です。気にしないでください」
 あ、なんか恥ずかしそう。あーもう、ありがちな話しか該当しない気がしたので、他の二人に聞こえないようにこっそり訊いてみた。

(…強力な能力を使った日は、一晩お相手できません…)

 ほーらね。でもさあ。
 
(強力な能力って…俺、結構スバらしい能力バンバン使ってる気がするけど、たぶん、困るような事になったことないです。ドンだけ使うと相手できなくなるのかわかりません。詳しく教えてください)
(あの…実質無尽蔵で…)
(昨晩、魔王の大軍勢を呪文ひとつで退けました。でも、あなたを見るとこんなに)

「おにいちゃん、なにやってるの?」
 
 セバスちゃんの寿命って代償にくらべて、俺のなんとライトなこと。能力格差ありまくり。
小説家になろう 勝手にランキング


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。