第廿四話 してんのう
えっ?ちょ、痛いって。本気痛いって。早く本編で治療させろよ、ああ、いてええええええ!!、オイ、早くしてくれ、なんだよその面白そうな顔は?おまッ、早く本編いけって!頼むから、痛い痛い!本気、失血死する!お願いだから、お願いします!なんでも言うこと聞きますから、本編早く書いてください!、こんど女の子紹介するから、ねえ!真性ドSか?!勘弁してくださいよ!
「荒木…能力!クレイジー、だいやもん、ぬ」
能力が、発動されない。発音が、悪かったか?
「クレイジーダイヤモンぬ!」
力一杯叫んで、自分の足の付け根を、ブッ叩く。
激痛が走る。
「があああッ!!」
俺の足は、ようやく根本まで飛んできて、ぴたりと収まった。徐々に痛みが引いてくる。
「ううううううう!!」
ヤツのトドメが来る、早く立ち上がらなければ、あれ?
「えー、セバスちゃん?」
「…」
「おーい、セバスちゃん?」
彼は、顔を真っ赤にして、棒立ちしていた。黒人が顔を真っ赤にするってのも変な話だけど。どんな顔なんだろう。まあとりあえず、展開は読めた。
「おにいちゃんに酷いコトしないで!!」
「…ハイ」
うわー、すっげえ素直。助かった。エライぞ幼女。
「お兄様」
ブッ、
「彼女を俺にください」
ちょっと待て。お前、それでいいのか?
「とりあえず、あの後ろのを止めてからだな。話はそれからだ」
背後からは、未だに大音量5.1chサラウンドで突進してくる魔物の群れ。
「それは、出来ん…」
「なぜに?お前がけしかけたんじゃないのか?」
「俺は、お兄様の足止めを頼まれただけだ」
「誰に」
「我らが軍の四天王、チャンドラセカール様に」
ブッ
四天王だってよ四天王。いくらテキトーな話でもよ、それは無いんじゃないの?
「チャンドラセカール様があの軍を指揮しておられる。俺にはどうすることもできない」
つかえねーヤツだな。
しょうがねえ。これだけの軍勢だ。全員にかかってくれればいいが…
俺は呪文を唱えた。成功した。性交した。
「あー、幼女はあっち向いてな。刺激が強いから」
魔物達の進撃は止まった。というか進撃どころではなくなっていた。
だだっ広い荒野のど真ん中で、激しく腰を振っている。
まあ、そう言うことだ。お子様には見せられない。
「ということで、幼女は渡さん。欲しけりゃ、自分の力で奪い取ってみろ」
「そんな…」
いや、そんなマジ顔で困ってもらってもねえ。
「今日の所は、一旦引き上げる。今度会ったときは、覚悟しておいてください、お兄様」
セバスちゃんは、そのまま上司がいるという魔物の軍勢の方に戻っていった。徒歩で。
あ、果てた。うっわ、飛んだ。量もハンパねえな。こっちまでイカくさい臭いが、おぇッ。ちょ、ここまで飛ばすな。どんだけ元気なんだよ。あ、セバスちゃんが襲われそう。あ、やべ、羽交い締め。お、消えた、さすがに能力を使ったか。
あー、あのハーピーっぽいヤツ、もう眼がトンでるよ。何匹目だ。
ところでさ、コレって、このままどうすんの?
魔物の軍勢、増えたりしない?
一部産休?
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