第獣九話 ちえねつ
「捜し物ですか?」
案の定、風呂屋から帰ってくると、巨乳ネーちゃんがベッドの下からカタチのいい尻だけ出してジタバタもがいていた。
「ゆ、勇者様、お助けを…」
幼女は困った顔で立ちすくんでいる。
「なあ、幼女、メアリーさん何やってるの?」
わざとらしく訊いてみた。
「なにか、大切な物をなくしたとか言ってたよ…?」
そんなすぐに分かるような所に隠すわけ無いじゃねえか。羞恥心もプライドも無くしたか?
巨乳が挟まって出られないというベタな状況らしい。しかし、いい尻だ。
「ちょっと待ってくださいね。引っ張り出しますから」
ステキなウエストラインを両手でがっつり掴む。
俺のイキりだったモノをその豊満なピーチにピッタリとすりつける。
Oh、Peach!Oh、Peach!
「おにいちゃん」
あ、すんません。見てたんですね。このまま捲ってコトに及ぶとか、さすがに幼女の目の前では無理ですよね。ごめんなさい。
とりあえずニコラスケイジ顔でどさくさに紛れて腰と尻をまさぐりながら引っ張り出した。あー、乳もまさぐりてぇ。
「大丈夫ですか?」
「え、ええ。助かりました。ありがとうございます…」
「どういたしまして」
伏し目がちに礼を述べるネーちゃん。ああ、色っぺー!俺のテクニックにメロメロか?
そうしているうちに、床にちょこんと座った姿勢のまま、彼女は、いきなり俺に抱きついてきた。
「ちょ、メアリーさん?」
ちょいまち、幼女が見てるって。マズイって。おっぱいフカフカだって。
彼女は俺の背中をまさぐり、頭を撫でた。
「頭がまだ乾いてませんよ。レイチェルさん、そちらの手の物、いただけませんか?」
「あ、はい…えっと、私も手伝います」
幼女はネーちゃんの行為に少し驚いたみたいだったが、素直に言うことに従った。
ベッドの上で、二人がかりで頭をもみくちゃにされる。なんだか二人とも楽しそうだ。
あー、プチハーレム気分。悪くない。
しかし、この時点で、俺がケータイを身につけてないことはネーちゃんも気がついたろう。騙されんぞ。うっしっし。
…さて、困った。
このまま二人ともぐっちょんばっこんしたいところだが、どういう風に流れを持って行こうか。写真の件で脅してネーちゃんを襲ったら幼女がショックで寝込んじまいそうだし、かといって幼女を襲ったらネーちゃんに止められそう。つうか最悪通報される。
ハーレムって難しいなオイ。
ここは簡単にエロ魔法でも使うか。
…
だめだ。効果が切れた後がコワイ。
幼女はまだうっすらと効果が残ってるっぽいけど、いつ完全に切れるか分からん。
切れたらまた二人とも軽蔑の眼差しで俺を見るだろう。
ずっとエロ魔法をかけ続けるってのも、ロボット飼ってるんじゃないんだからな。それは控えたい。なんとかして、二人とも俺のモノにするにはどうしたらいいんだ。
ぷしゅー。
「勇者様?何か考えごとでもなされているのですか?」
俺は仰向けに倒れ込んだ。
「あらあら、勇者様。布団かぶらないと、風邪を引きますわよ」
「そうだよおにいちゃん」
あー、このまま向こうから襲ってくれねーかなー。
無理か。
「それでは、おやすみなさいませ」
ネーちゃんは優しく俺に布団をかぶせると、さっさと自分のベッドに向かっていった。
幼女も。
つめてえ。
しょうがない。寝込んだところを一人ずつ襲うか。グヒヒ。
改めて、俺ってワリと最低だな。自分でもそう思う。うん。
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