第6話 魔法学校およびハプニング!
「すっごいにぎやかね」「本当ににぎやかだ」
何処を見渡しても人ばかり。そして面白そうな食べ物もあるから気になるがそっちに気がまわる前に相手がこちらをじろじろ見ているほうが気になる。そんなに黒がすごいのか。
「ひとまずお前達には魔法学校に入ってもらおう」
「そんな一般的な場所で向こうの世界に戻る魔術が使えるようになるんですか?」
「まずは基礎からだ。いくら腕が良い魔術師だろうと出来るものとできないものがいる。出来ないものの方がかなり多い。だが習得するには何度も言うが基礎をしっかりしないといけないからな」
「分かったわ。だけど魔法学校っていいところなの?」
「ああ、充分いいところだ。お前達にはしっかり部屋も与えられるし豪華な飯も出る。安心していいぞ」
どこからその金が出るか気になったがまあいいかと思う。
「それは楽しそうだな。だけど3ヶ月は成績にかなり響くけど異世界にこられる代償にしちゃ安いかな。しかも往復も出来ることだし」
「まあそう思っておくんだな」
そうしている間に王宮に近づくが壁に周りを囲っているので壁沿いに右に進んで行き、城門まで来た。
「あれ?何で外行くのよ」
「決まってるだろ。外にあるからだ。草原にたっている魔法学校はかなりすばらしいぞ」
ならそのまま魔法学校行けよ、と突っ込みたかったが見せたかったのだろう。この王都を。親切かどうかは判断が難しいな。
「弁当もって行けば美味しそうだね」
苦笑しながらいう。表情はあくまでも笑顔で。
「ああ。とても美味しいぞ。景色もいいし味も良い」
そんな会話をしていると外に出た。そしてそのまま走ること1時間。町はとっくに見えない。
「よし、ついたぞ。アレクサンドリア王国魔法学校だ」
「きれいだね〜」「きれいね〜」
本当にすごかった。周りにそびえる5本の塔。おそらく正5角形で五亡星になっているだろう。そして中央にそびえる立派な塔に5本の廊下が繋がっている。それぞれの塔の頂点で火を灯しているからそれがさらによく、周りにそびえている数本の木とそれを揺らしている手ごろな風がさらによかった。近くに行くと使用人の人が馬をひいて行ってくれた。さらに近づくと怒声が聞こえてきた。
「まって!おちついてえ!」
何だろうと思っていると角から女の子が飛び出してきた。
「うわぁ!」「キャッ!」
そしてこの瞬間にスローモーション。
… … … …あ。
「むぎゅっ」
ファーストキスの相手が見知らぬ女の子になるとは夢にも思わなかった。そしてそのまま呆然として5秒ほど経つと
「馬鹿!なにすんのよ!」
顔を赤面しながら言い放つ。そして思いっきり蹴り上げられる。これはなかなかきつい。そしてすぐさま立つ。こちらも同じく立つ。
「そっちが角から出てくるのが悪いんだろうが!」
だけどよくよく見ているとすっごく可愛いことに気づく。背中の腰の近くまで伸びたさらりとしたピンクの髪。身長は150cmほどだろうか?すらりとした体で整った顔。うちの中学校には女子は150人ほどいたけどここまで可愛い子はいなかった。チホも150人中で自分から見て5番以内に入るほど可愛いがこの女の子のほうがわずかに可愛い(自分から見ると)。だけど残念なのは胸が貧乳だからだろう(今は、かな)。そんな考えをしてたらなんかすごいことに気づいた。
「俺の周りになんか魔方陣みたいなのが出てきてるんだが?」
おまけに動けない。
「ああ、やっちゃったわね。出てきたネズミを怖がって呪文唱えたまま出てきちゃったのがいけないかしら」
「どんな呪文だよ!」
「最初に両手を5秒間ほど合わせていた動物を使い魔にするのよ(小さい使い間にはだけど…)。人間を使い魔に出来るとは思ってなかったわ。大型の使い魔だとまあ適当な所に両手を触れてれば__」
「小さいのでもできるんじゃね!?」
よく考えてみると両手を5秒間あわせていたことに気づく。といってもただ触れてただけだけど。もし適当に両手を触れてればいいのなら納得できる。したくはないが。
「じゃあ俺に使い魔になれってことか!」
「そうよ!あんた背中に大剣しょっていても弱そうだけど!使い魔は主の護衛や身の回りの手伝いをするのよ。ということで私の身の回りの世話と護衛よろしくね(護衛は役に立ちそうにないけど)」
その言葉と同時に周りの円が一気に近づいてきて自分の体を上っていく。そして文字が両手の甲に現れる。文字がわからんから読めない。
「私が光・雷属性だからそうゆう文字になったのよ。それより自己紹介してなかったわね。私の名前はルイス・ヴィ・ブリテンよ。もっと続くけどめんどくさいから」
「俺の名前は中山涼太だ。中山が家名で涼太が名前だ」
外国人にはやっぱり丁寧に教えないと。
「しょうがない。もう取り消しできないからよろしく頼むわよ」
「しょうがないね。じゃあこちらもよろしく頼む」
奇妙な学校生活になりそうだった。でもなぜ深刻じゃないかって?別に死ぬわけでもなく、強くなるからだよ。多分だけど。
+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。