第5話 到着
「フワァアアアアアン」
大きなあくびと共に覚ました。寝たのは何時間だろうか。それとも何分だろうか。っていうかベッドとかの上じゃないから放置されてるのか。そのとき
「お〜い」
ウィリアムさんの声が聞こえてきた。
「大丈夫?」
チホが言う。そしてそのまま抱きついてきた。
「馬鹿!心配させて!」
「ごめん。だけどこの通り生きてるぞ!」
そしてハッ!とした顔つきになると僕から離れる。そして後ろを向くから何を考えているかわからない。
「それにしてもよく無事だったな!」
「大変でしたよ。もうすごく。というか大剣出すのを見たほど近い場所にいるのになんで3分以上かかってるんですか?」
「疲れて眠っているようにしか見えなかったからな。住民を村に戻して落ち着かせることを優先させた」
なるほど。それなら納得がいく。そしてウィリアムさんがいう。
「よし。じゃあ出発してまた目指すか!」
1日分ほど削ったから残り2日ぐらいでつくだろうと言った。出発した夜は野宿して次の日は(残り1日)ちょうど立ち寄った村で夜をすごした。次の日(残り0日)は買っておいた食べ物を美味しくいただいた。もうすぐつくころだろう。
「1年365日で1日24時間、1時間60分で1分60秒。そっちの世界と同じだな。500年以上前は違ったらしいが。おなかがすく時間が違うのは疲れているだけだろう」
なるほど。それなら誕生日の計算をしなくてもいいから便利だな、と思った。って言うか待て。
「何でそんなこと知ってるの?」
「これでも裏ではかなり重要な役職についているんだ」
なるほど。その説だったか。で、とうとう見えた。
「あれを見ろ。あれが王都だ!」
「すっげぇ〜」「すっご〜い」
石垣で周りを囲んでいるが高い場所なのでよく見える。石で出来ている家や木造の家。中央には一本通りがあり、その先に立派な宮殿がある。地球の建築物からするとかなり古臭いものだが石の家や木造の家が並んでるのは綺麗だった。城壁のまわりにある草原…じゃなく小さめの公園やとても澄んでる小川もそれを引き立たせる。綺麗な景色を見ながら城門をくぐった。
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