第13話 参上
〜ルイス視点〜
「フム。気配がするな。こうなったら時間を早めるか」
「なんの時間よ。ゴリラ」
「おぬし自分の立場をわきまえてるのか?」
まわりがタバゴだからどうしようもなくて、どんどん蹴られる。しかも無駄に強いわ。
「そんなことよりあなたはこんなことしていいと思ってるの?」
「ほう、おぬしは貴族とでも言いたいのか?」
「ええ、そうよ」
「ハハハハハ。笑わせてくれるわ。そんな貴族でも」
「キャッ」
また蹴られた。口でハッタリをかましてるけどとても怖いわ。早く助けに来て欲しいわ。と思いたいところだけど無理ね。こんな中に来るとは思えないわ。というかつかまるぐらいならこないで欲しい。
「キャッ」
これはユウキの声ね。私達裸にされてないだけマシだけどやっぱりひどいわね。私たちどうなるのかしら・・・・・。
そして相手が小道具を出してきた。包丁みたいで30cmほどの長さ。
「これでどこをさしてやろうかな〜」
「冗談じゃないわよ!」
「まあ殺しはしないさ。散々痛がらせるだけだって。お楽しみは後から儀式の関係上もうちょい後にしないと変態という称号しかもらえなくなるからな」
怖い。本当に怖い。今私の目に涙が少し溜まってるだろう。
そうおもったとき、どこかが爆発した。水が大量に押し流したりする音が聞こえ、風が吹いたりしてすごい爆発音もおこる。つぶやいてしまう。
「まさか・・・・」
「その通りだよ。またせたな」
上から150cmはある鉄剣を指して降りて来た。私のとても大切な使い魔がいた。
〜リョウタ視点〜
「おぬし、名はなんという?」
「さきに尋ねるほうが名乗るもんだろ」
「すまんかったな。大学番長 五離羅伊座黒だが」
「そうか。俺はお前に名乗るとおもうな!ゴリラ顔め」
「まあさっきのを見たところ。おぬし魔術師そうだが残念だったな」
相手が風を放ってきた。いや、かぜを包んだ魔力。それをひとまず弾く。
「俺も魔術師だ」
「それより早く私をどうにかしてよ」
「ああ。ちょっと待って」
剣で縄を切った。大体煙草を消したけどアイツの服に染み付いてるからダメだろう。俺は今体から外に向かって風をずっと出し続けている。ルイスは立つとほこりをパンパン払って聞いてきた。
「何で助けに来たの?ここに来るなんて無謀よ」
「来た理由?そんなの簡単。俺のとても大切なダメでドジなご主人様を助けに来てやったんだよ。それと義務と義理だ」
「ドジで悪かったわね」
「ダメもだぞ」
「余計なお世話。ひとまずどうする気?私を背負ったんじゃあタバコの匂いがつくわよ」
「それならアンナに薬を作ってもらった。これを服にかけろ。1滴ずつ上の服・下の服・靴下・靴ってかんじでパーツそれぞれに1滴な」
ルイスがやったその後自分にもやる。
「効力は10分。さあ行くぞ」
「ちょっと待って」
「何?」
「ユウキは?」
「ユウキはマサが助けに行った」
「そうなの。ならさっさと脱出しましょ」
「だな。じゃあ行くか」
「ええ、そうね」
こうやって脱出劇が始まる。
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