ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
  非日常見聞録 作者:和希
第19話 錬金
 ひとまずルイスがランクCになって(他の人は先送り。マスターがCのほうが格好が付く)食事をした後だ。
「ねえ、アンナ。錬金の呪文教えてくれないか?」
僕の一言で始まった。
「いいですわよ」
「「軽い!」」
2人がダブルつっこみ。
「ちょうどだから皆さんも教えてあげますわ。といってもコツですけど」
「そんな簡単でいいの?」
ルイスが小ばかにしたように言う。
「錬金は基礎よ。基礎」
「なるほどね。それとこれは皆に質問。世界の武器は剣・弓矢・槍ぐらい?」
「ええ、そうね。そのくらいかしらね。ただし密偵とかが鍵爪ロープとかクナイやら投擲ナイフとかよ。攻城戦や艦隊戦で大砲を使ったりするけど」
ルイスが答えてくれた。
「だけど何でそんなこと聞くんだい?」
ウェールズが聞く。
「いつか見せてあげるよ」
ということで近くの草原。町との距離は300mくらい。塀(というか城壁)があるから中は見えない。
「やり方は簡単です。これは呪文を唱えるほどのものではありません。言ったほうが威力は強くなりますが。まずどんなものにしたいかを頭の中で考えます。その後はイメージを一気に燃やすような感じでいいですよ。ただし変える量と変える物質が近いかどうかで魔力消費量が変わります。小さければ小さいほどいいですし、変える物質と変えたい物質が似てれば似てるほど魔力消費量は少なく、逆に物質が似てないほど多くなります。ただし食べ物や草木の錬金は出来ません。まあ草木を高速で成長させたりは出来ますが。ひとまず錬金で一番下の土台になってるのが普通の土です。一番上がダイヤや金などになります。ということで皆一度やってみてください。ただし同時にかなりの系統を使えないと出来ないような錬金もあるので注意してください。ではどうぞ!」
という事で皆で練習し始めた。1時ぐらいから5分たち1時5分。一番最初に僕。そして次々に出来て1時20分に全員終了。基礎といってもまだ習ってないようだった。土系統だから家か何かで習ってたのだろうか?そして終わった後は早く練成するための練習。鉄の錬成するのに最初30秒だったけど次にはイメージしやすくなり一気に減った。同じ大きさのを5秒くらいで練成できるまでになった(1m×1m位の大きさ)。時計を見たら2時だった。まだ聞きたいことがあったのでひとまず聞いた。
「それよりアンナさん、また質問です。魔力を使って物質を作り出すような呪文ありますか?」
「ええ、ありますよ。実現といいます」
「それを教えてください」
「いいですわ。基本錬金と同じです。ただ自分の魔力を使うような感じでやります。自分の魔力を外に出してそれにイメージを与えて変えるかんじです。言い忘れてましたけど変えるイメージはとくにいりませんがそのほうがやりやすかったりする気がする自分の独断です。これも錬金出来ればすぐ出来ますよ。ただしこの実現は自分の体に触れていて離れて10秒後に消えます。錬金はそんな心配ありませんが実現は触れていないと10秒後消えるので注意してください。そして出てくる範囲は自分の魔力があるところならどこでもOKです」
という事で練習。これも実現させるのに1m×1mのを約5秒で出せるようになった。また時計を見たら3時だった。皆が一生懸命練習したため疲れていたのでもう帰ることにした。もちろん町にあった美味しそうなお菓子とかを買ってから♪
「じゃあ帰りましょ」
ルイスがほがらかに言った。皆がうなずくのを見て帰ることとなった。着いた時間は3時30分だ。ルイスがやることが無く手詰まりのようなので
「解散」
と言った。まだ時間がたくさんあるのでちょうどいい木の下で借りている本を読むことにした。だけどこのPTじゃ本当にS○S団みたいだ。
ルイス=リーダーでハ○ヒ
僕=つっこみでキ○ン
チホ=口が少なくなって(というか喋る機会なくて)ユ○
ウェールズ=ずっと笑ってる感じでイ○キ
アンナ=丁寧な言葉遣いでミ○ル
男女比率もそろってるな〜。と感心しつつ自分の部屋・・・じゃなくルイスの部屋というべき場所においてある本をとりに行った。戻ってきたら大きな木の下で本を読み始める。隣に誰か女の子がいたらまさに小説の1ページ!ってかんじだけどこの状態ですやすや寝るのも1ページになりそうだ。だけど本を読むのが好きだから普通に読む。このごろはモンスター資料書を読んでる。そうしないと危ないと思うからだ。備えあれば憂いなしってね。それになぜか記憶能力が上がってる。これはルイスが頭いいおかげかな?元の世界に戻ったときに心置きなく使わせてもらおう。そんなことを考える平和な時間は30分で崩れた。まあ崩れたほうが楽しいんだけどね。
「そこの黒」
ガラの悪い3人。次の展開が見えすぎるんだけど…あいつらが喧嘩売ってきてそれを僕がボコスパアーンだね。と、自信過剰は禁物。出る杭は打たれる。そして
「な〜に♪」
ボコボコにできるという願望を持ちながら楽しく聞いた。すると
「「「おねげえです!弟子にしてください!!!」」」
土下座しながら言われた。僕が経験してるこの異世界なに?お約束が通じないよ。今までの展開から考えてバトルみたいになると思ってたんだけど。
「ごめんね。めんどくさい」
すると
「「「ならボコス!」」」
といって襲い掛かってきた。ひとまずそいつらに風魔法を拳のコンボで遠くまで飛ばしてやる。すると
「ククク…流石に強いな。しかし私は変わった!変身できるほどまで強くなったのだよ!」
「おお、それはおめでとうござい」
心もない拍手を送る。って言うか変身しようとする時期早すぎでしょと思いつつどんな風になるんだろうと思う。っていうかそんな魔法あるの?教えてほしいよ。っていうか変わる前知らないんだけど。
「ではやってやろう!」
中腰の姿勢になる。そしてそのまま10秒…20秒…30秒……
「あとどれだけかかるの?」
「2分30秒ぐらいだ!合計3分かかる!」
「そんなに待てるかボケェ!」
つっこみかまして殴って吹き飛ばす。付近にいた子分A子分Bとつけるにふさわしい2人も吹き飛ばす。
「ふぅ。本当にお約束が起こらないな。ひとまず読書の集中力も切れたし昼寝でもしようか」
寝ることにした。色々がんばったから眠いのだ。けどいつの間にか起きた。もう夕方になってる。日の位置からして6時ぐらいだろうか?そろそろ部屋に戻りますか。よっこいしょと立ち上がりルイスの部屋に戻る。そしたらルイスが勉強してた。
「相変わらず勉強熱心だね。あ、相変わらずじゃなくて勉強してるのを見るの初めてか」
自分でつっこみ。
「ええ、そうね。誰にも負けたくないからよ」
生徒会長か何かですか?あなたは?ひとまず何しようかと考える。ここに戻っても何もすること無かったな〜と思う。そしたらルイスが声をかけてきた。
「ねえ、あなた戦争が起ったらどうする?」
「人殺しは嫌だ。だから戦争に参加するつもりはない」
「そう…だけど私は参加するわ」
「ええ!なんで?」
「この国を守るためよ!相手のほうが軍事力は強い。他にもかなりの数の国があって同盟を結んでたりしてるけどどうしても旗色が悪いわ。といっても大国はこことアルビオン帝国しか参加してないけどね。前授業で教えてもらった属性を表すような国よ。そして私1人が行って戦況は変わらない可能性は99.99%よ。だけど残りの可能性があるならかけてみよう思うの。一応公爵家だから私が行くだけでの士気の高まり方も違うと思うわ。少ないけど少し違うだけで変わる。それが戦争よ」
「そうか…俺はもとの世界に俺たち5人で行きたいと思ってたんだけどな。だけどそれがお前の進む道なら止めはしない。個人の意思を尊重する」
「わかったわ。それとあなたがいるうちに戦争が起る可能性は75%近くあるわよ。どうするの?」
ぶっきらぼうに言う。
「なんとかするさ」
「あなたらしいわね」
笑顔で言う。やっぱりかなり可愛いなと思いつつ少し顔を赤める。ルイスもだ。
「ひとまずそんなこと話すより今からどうする?」
「あなたをサンドバックにパンチ力強化」
「ごめん。冗談やめて欲しいんだけど」
「わかったわよ。ひとまず簡単な魔法でも教えてあげるわ」
サンドバックに数回された。冗談じゃなかったの?

〜ルイス視点〜
 さっき解散した後私は友達とおしゃべりして過ごして、その後に読書。そして勉強よ。その後にリョウタが帰ってきた。何であんな話をしたんだろう。最後についつい赤面しちゃったわ。リョウタ顔は自覚無いようだけど上の上の中だし……。ひとまず今から教えてあげないと!

〜リョウタ視点〜
 という事で呪文を教えてくれた。といっても竜巻刃カッタートルネードだけだけどね。その後にチホがやってきて一緒に食堂に行った。その途中でウェールズやアンナに出会い明日の代休をどうするか考えながら行くことにした。食堂について食べながら話した結果やっぱり依頼をやろうということになった。その後に風呂に入り、ルイスの部屋へ。だけどいい加減床はやめて欲しいな。いつか布団ぐらいもらいたいよ。ひとまず寝ることにした。
「じゃあルイスお休み」
「リョウタお休み」
また魔法がある明日が来る。


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。