小雪は隠していた身の上がある。
それは一体何のだろう。
信じられないことだった。
小雪は魔尊の一人娘だった。
勿論、最初は、
風一郎はそれを知らなかった。
小雪は療養中の彼に、
至れりつくせりの世話をした。
そして、思いつかない展開があった。
小雪と風一郎は恋に落ちてしまった。
誰が見ても、
二人は一番幸せだった。
恋は羨ましいことだが、
二人の恋は後の事の悪因になった。
快復した風一郎は、
再び魔軍の戦いに身を投じた。
その間に、
偶然なことから小雪の身の上を知って、
騙されると思った。
人間なので、
そのショックで心が死ぬように落ち込んでしまった。
しかし、
伏魔氏の教導のお陰で、
気持ちを奮い立たせて立ち直った。
その思いを忘れようと、
全力を尽くして、
魔尊および魔軍と戦闘した。
長い年月の戦いの後、
決戦を迎えた。
魔尊は五十九年間かけて、
“不死秘法”を修練したが、
“不死身”になるために、
第六十年の陰陽の中分となる秋分の日に、
崑崙山の光明頂に登って、
卯の刻の陰陽の精気を呼吸しなければならない。
その際、
彼の力は最も弱い。
それに対して、
伏魔氏と風一郎は作戦を練った。
伏魔氏は光明頂に行って、
魔尊を邪魔する。
風一郎は魔界に潜入して
祭壇を破壊する。
囚われている霊を解放して、
さらに、
魔尊のパワーを弱める。
それから、
光明頂に赴いて、
伏魔氏と合流して、
徹底的に魔尊を滅ぼす。
完璧な計画だ。
しかし・・・
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