挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
ブックマークする場合はログインしてください。

『光と風』

作者:詩織




学校が終わるとすぐビーチに飛び出して

観光客に木彫りやアクセサリーを売りにくる

子どもたち

「ヤスイヨ」

「ゴセンルピア」

丸覚えの日本語を口々に繰り返す


バリ人は 愛想笑いをしない

物を売る小さな子どもたちも

妙に威厳みたいなものがあって

胸を張って まっすぐに 

こちらを見つめる。









光 満ちて流れる水に

葉影が揺れる。

潮騒の音に重なり合う

ガムランの調べ。

見上げるほどの

ブーゲンビレアの大木に

宿る神々の声。

空 いっぱいに

びっしりと花を咲かせ

垂れ下がる無数の枝は

滝のように見える。

花びらの上で飛び散る

しぶきが光り

木陰にいくつもの

陽だまりをつくった。




時おり風に揺れて

散りゆく花に美しい

綿毛のような光の波が

ころころところがって

笑う子どもの額を濡らした。

こどもが笑う

ひかりと遊ぶ

こどもが笑う

ころころ♪ ころころ♪

挿絵(By みてみん)
ブーゲンビレア

「うーん、サンゼンルピア?」

「NO,ヨンセンルピア、、、」

「ん、OK!」


商談成立、

「ナンサイ?」

「9、nine。」


急に、はにかんだ様な顔をして

小さく微笑んだ。


評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ