1944年の暮れ、日米両海軍が大激突した戦いがあった――レイテ沖海戦。後年そう呼ばれるその戦いは壮絶を極め、日米両海軍共にほぼ全力を挙げて5日間にも及ぶ死闘を繰り広げた。そんな中、主力部隊突入の囮役になった機動部隊は見事任務を完遂させるが、参加した全空母沈没という結果に終わった。機動部隊は生存者の救出を駆逐艦に任せ、日本に向かって退避した。生存者救出を任された駆逐艦『初月』は生存者を救出を続ける。だがこの時、日本機動部隊追撃命令を受けた米巡洋艦部隊が『初月』に迫っていた。後世に伝えられる日本駆逐艦列伝の一隻――駆逐艦『初月』の壮絶な死闘が、今は始まる。
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N1563D
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8248文字(約17分)
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通常小説[短編作品]
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戦記
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艦魂 駆逐艦初月 秋月型駆逐艦 レイテ沖海戦 殿(しんがり)
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一九四四年十月の終わり、フィリピン沖を舞台に日米両海軍最後の決戦が行われた。世界海軍史上最大の海戦と呼ばれ、両軍がほぼ全力を挙げて戦いに挑んだ海戦――レイテ沖海戦。日本海軍は残存艦艇のほぼ全力を挙げてこれに挑み、戦艦『大和』『武蔵』以下残存全戦艦を投入。さらに日本最後の機動部隊をも投入し |